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外壁塗装について

現場ブログ 2019.05.23 (Thu) 更新

皆様こんにちは
 
突然ですが、
日本の歴史的建造物の多くが木造建築なのはご存知ですよね。
なぜ1000年を経過してもその多くが残っているのでしょうか?
 
 
先人たちの様々な工夫により、今にその姿を伝えているのですが、
「いかに木部に雨水等をあてないようにするか」ということが重要なポイントの1つにあげられます。
 
では、どのようにして建物に雨をあてないか?
 
答えは「軒の出」です。
建物の高さが高くなれば軒の出も長くし、柱や外壁に雨水等がかからないように、
三重塔や五重塔など、軒を迫り出す構造体を構成して、雨水から守ってきました。

 
 
 
 
 
 
←京都の八坂の塔です。美しい…
 
ですが、現在の住宅家屋で五重塔のような建物を作るのは、非常に難しいですね
では、どのように雨水などから建物を守っていけばよいのでしょうか?
 
現代の建物においては、雨水だけでなく、外部や内部からの結露についても考えなくてはいけません。
 
 
なぜ木は腐るのか
酸素、湿度、水の三要素が揃うことにより、木が腐ります。
 
一般的に、木材の含水率が30%を超えると、腐る危険度が高くなり、
シロアリの被害にもつながっていく可能性があります
 
しかし、この内の1要素が欠けるだけで、腐りの発生を制御する事ができます。
この3要素の中で、技術的に防ぐことができるのは、「水をかけないようにすること」です。
 
そこで、外壁塗装です。
 
外壁の仕上げ材の撥水を良くし、構造内へ雨水などが入り込まない様にコーキングを充填します。
(※コーキングとは・・・弾性に富んだ樹脂系の目地充填剤のこと。外壁の耐久性を実現するために不可欠です!)
 
万が一外壁から雨水等が侵入しても、防水紙や通気工法により外部に排出させます。
 
外壁塗装は単に美観だけではなく、お家を守るための重要な機能があるんですね
 
 
塗り達.comでは、パック料金の他、高品質の塗料やデザイン塗装の「多彩工法」での塗装などもご用意しております。
京都で外壁塗装をお考えの方は
お見積・ご相談などお気軽にご相談下さい。

2025年10月22日 更新!

寒い季節の外壁塗装はできる?施工の注意点を解説!

2025年10月22日 公開 そろそろ11月が近づき、朝晩にヒヤッとした空気を感じることも増えてきました。 寒い季節の外壁塗装について、「冬は工事しない方がいいって聞いた」「工事はできないんでしょ?」といったお問い合わせをいただくことがあります。 外壁塗装工事には工事ができる条件などが決まっています。今回は寒い季節の外壁塗装工事について解説します。 目次寒い季節の外壁塗装工事は気温5度以上が必要寒い季節にかぎらず、工期が天候に左右される 寒い季節の外壁塗装工事は気温5度以上が必要 外壁塗装工事の施工には、気温5度以上が必要です。 塗装工事では、液体状の塗料を使って塗装を行います。塗料は乾燥する過程で下地に密着し耐久性を発揮しますので、乾燥のためにはある程度の外気温が必要になるのです。 国土交通省の公共建築工事標準仕様書では、安全や品質確保のための施工の条件や基準を定めており、その中に塗装工事に関する記載もあります。 国土交通省 公共建築工事標準仕様書 より抜粋 18.1.6 施工管理 (1) 気温が5℃以下、湿度が 85%以上、結露等で塗料の乾燥に不適当な場合は、塗装を行わない。 ただし、採暖、換気等を適切に行う場合は、この限りでない。 (2) 外部の塗装は、降雨のおそれのある場合又は強風時は、原則として、行わない。 (出典 国土交通省 公共建築工事標準仕様書(建築工事編) 一般の戸建て住宅は公共建築には該当しませんが、塗装工事を行う場合は上記の施工条件を守って作業するのが基本となっています。 抜粋にあるように、 気温5度以下 湿度85%以上 結露 降雨 の場合は、塗料の乾燥に影響が出るため工事を行いません 冬の場合、気温のほかに湿度や結露などにも注意を払っておく必要がありますが、天気が良く気温も5度以上あれば寒い季節でも外壁塗装工事は可能です。 また冬でも夏でも、雨が降っているときや雨の直後で湿度が高いときなども、工事を行いません。 寒い季節にかぎらず、工期が天候に左右される 外壁塗装工事は屋外に工事のため、気温や天候に影響を受けやすい工事です。 そのため、天候によっては工期が大幅に伸びてしまうケースがあることを知っておきましょう。 京都や京都近郊でも寒い季節は氷点下を下回る日が続いたり、結露が発生する期間が長く続くことがあります。 施工品質を守るために、塗料の乾燥に影響がでる天候の場合は作業ができないため、寒い季節の工事は地域により工期が伸びることを考慮して工事の計画を入れましょう。  

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2025年10月21日 更新!

屋根塗装でできる水ぶくれの原因とは?

2025年10月21日 公開 塗装工事では、施工の手順やルールに気を付けて行うことが大切です。 知識不足や手抜き工事のため、施工不良になることもあるからです。 今回は屋根塗装後にできる水ぶくれについて、原因や対処法を解説します。 目次屋根塗装で水ぶくれができる原因下地に水分蒸発によるもの乾燥時間の不足塗料の取り扱いに不備があった水ぶくれができてしまったら 屋根塗装で水ぶくれができる原因 塗装工事後に水ぶくれのようなものができることがあります。 実は施工不良のケースも多く、施工方法やルールを順守することで回避できます。 施工不良を含め、水ぶくれができる原因には次のようなことが考えられます。 下地に水分蒸発によるもの 屋根材が水分を含んでいる状態で塗装をすると、密閉した状態となり、下地の水分が蒸発する際に塗膜を押しあげて水ぶくれのようになることがあります。 乾燥時間の不足 下地の含まれる水分のほか、下塗りや中塗りなど塗装工程の途中で十分に乾燥できていない場合、塗料の水分が抜けられず水ぶくれを起こすことがあります。 塗料の取り扱いに不備があった 塗料は使う前に希釈(薄めて)します。 希釈率を誤ってしまった場合、施工不良となり水ぶくれの原因となることがあります。 また雨の日や湿気の多い日に塗装してしまった場合、塗料に余分な水分が混ざり水ぶくれとなってしまうケースがあります。 水ぶくれができてしまったら もし水ぶくれを発見したら、どうすればよいでしょうか? 塗装直後(1、2年)で水ぶくれが発生してしまったら、施工不良が考えられます。 塗膜に閉じ込められた水分や空気を抜いて、補修を行う必要があるためまずは施工店に連絡しましょう。    

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2025年10月20日 更新!

すがもりとは?特徴や原因、雨漏りとの違いも解説

2025年10月20日 公開 「すがもり」という言葉を聞いたことがありますか? 関西の都心部ではあまりなじみがないかもしれませんが、雪が深い地域では冬になると起こりやすいお家の症状の1つです。 今回は雨漏りと混同されやすい「すがもり」について解説します。 目次すがもりとはすがもりと雨漏りの違い屋根や外壁の定期的な点検を! すがもりとは すがもりとは、屋根に降った雪が一度溶けて、凍ったために排水がうまくされず、接合部分から水が侵入してくる症状です。 「すが」とは東北の言葉で「氷」のこと。すが漏りとは雪解け水が原因の氷で漏水することを指します。 すがもりと雨漏りの違い 雨漏りとは、屋根や外壁・防水層などの劣化が原因で、雨が侵入する症状です。冬でなくても雨が降れば1年中起こり得ます。 すがもりも同じく水が浸入する症状ですが、劣化していなくても長期間水が溜まり続けることによって隙間から水が侵入してしまう点が雨漏りとは異なります。また冬に特有という点でも雨漏りとは違うといえるでしょう。 雨漏りしているのに屋根に異常がない、冬のみ起こるという場合はすがもりを疑いましょう。   屋根や外壁の定期的な点検を! すがもりについて解説しました。 雪が降らない地域や、雪どけ水がまた凍ってしまうような寒い地域でない限り、屋根からの水の侵入は雨漏りと考えられるでしょう。定期的な点検やメンテナンスで雨漏りは防ぐことができます!雨漏りの症状を見つけたらまずは早期点検をご依頼ください。  

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