ピンホール(気泡)の原因は? l京都市、宇治市、八幡市の外壁塗装&屋根塗装&雨漏り専門店【塗り達】
2022年12月3日 公開
外壁塗装の工事後に「ピンホール(気泡)」というものが発生することがあります。
この気泡は、施工不良が原因であることが多いのですが、
何が原因であったか、見つかった場合の対処法など、ご紹介していきます。
ピンホールとは
ピンホールとは、針で刺したような小さな穴のことを言います。
ピンホールとも気泡とも呼ばれています。
数個見かける程度なら問題ありませんが、沢山の穴が出来ているのが見つかったら、
それは施工不良かもしれません。

ピンホールを放置すると
ピンホールをの深さにもよりますが、そのまま放置してしまうと、
穴の中に雨水が侵入し、外壁下地に水が入り込む可能性があります。
また塗料が持つ本来の耐用年数より早く、塗膜が劣化してしまう恐れがあります。
考えられるピンホールの原因
洗浄、下地調整の問題
塗装する前に高圧洗浄機でゴミや汚れを落としますが、それが不十分であったり、
下地処理でひび割れや凹凸が残っていたりすると、空気が溜まりやすい場所ができて、
そこからピンホールが発生することがあります。
乾燥時間の不足
基本的に塗料は下塗り、中塗り、上塗りと3回塗りですが、
1回目の塗料をしっかり乾燥させず、乾ききる前に2回目を塗ってしまった等
乾燥が足りていなければ、内側の気泡が遅れて抜け、ピンホールが発生しやすくなります。
塗料の厚塗り
塗料を厚く塗った場合にもピンホールの原因になります。
職人の技術によるところですが、塗料は厚過ぎても薄過ぎても品質に問題がでてきます。
気温の影響
気温が5℃以下だった場合、乾燥しにくくなるので、ピンホールが発生しやすくなる
と言われています。
塗料の希釈ミス
通常、塗料は水やシンナーで薄めて使用するのですが、その際に規定量より多過ぎたり、
少な過ぎたりすると、適正な粘度でなくなり、ピンホールが発生する原因になります。
希釈率は気温や湿度により変わってくるため、職人の経験が必要です。
ローラーによる空気混入
ローラーや刷毛を使って塗装する時、粘度が高い塗料の場合、
ローラーや刷毛の毛や糸が引っ張られ、空気が入ってしまい、
巣穴ができてピンホールになる事があります。
ピンホールの対処法
もしピンホールを発見した場合、そのままにはせず、まずは施工業者に連絡し、
現状を見てもらいます。
施工に落ち度があったと判断されれば、無償で補修工事をしてくれるでしょう。
念のため、保証書を確認して、保証期間や保証範囲など把握しておきましょう。
万が一、施工業者が適切に対応してくれない場合は、消費生活センターなど
第三者機関に相談するという選択肢もあります。
ピンホールの写真を撮り、証拠を残しておくことも一つです。
最後に
ピンホールは施工不良であることが殆どです。
正しく作業された塗装でしたら、目視ですぐ分かるようなピンホールが
多く発生したりする事は通常ありません。作業内容の意味を分かった上で、
ひとつひとつ丁寧に作業する信頼できる業者に依頼しましょう。
信頼できる良心的な業者であれば、何か気になることがあった時や
補修作業が必要になった場合も安心ですね。
 








