屋根塗装でケレンは必要? 重要性やその理由を解説 l塗り達
2023年6月27日 公開
塗装における大事な工程の1つにケレンがあります。
ケレンとは下地調整の一種で、研磨や目荒らしなどを指します。
屋根塗装においても、ケレンを行うか行わないかで仕上がりや耐久性に差が出てくることをご存知でしょうか?
本記事では、屋根塗装におけるケレンの重要性や行う理由について解説していきます。
目次
ケレンとは
ケレンは、金属や木部などの下地の表面を研磨したり、目荒らし(細かい傷をつけること)したりする下地調整の1つです。
ケレンを行う理由
ケレンは下地調整を行うことですが、行う理由は下記のとおりです。
①古い塗膜やさび、汚れを取り除き、塗料を密着しやすくするため

塗装には、色を塗り替えることのほかに、塗膜を付けて素材を守る目的があります。
劣化が進んだ外壁や鉄部などは古い塗膜がめくれていたり、錆が発生していたりするので、そのまま新しい塗料を塗ってもそこからはがれてきたり、サビが止まらず耐久性が落ちることが考えられます。
お化粧をする前に洗顔をするように、まずは下地を整えて塗料がしっかりと密着する素地を作ります。
②つるつる過ぎる表面に微細な傷をつけて塗料がのりやすくする
鉄部の場合、表面がつるつるできれいすぎるため、逆に塗料の密着性がよくない場合があります。
そのため、サンドペーパーなどで表面に微細な傷をつけて塗料が密着するようにすることがあります。
これを目荒らしといい、鉄部や木部でよく行われます。
屋根塗装の際のケレン
屋根塗装でケレンを行うパターンは、
・金属屋根である
・棟板金など、金属でできた板金部分の塗装を行う
などがあります。
金属屋根

トタンなどの金属屋根の場合は、塗膜がはがれていたり、はがれた部分からサビが発生していることがよくあります。
そのため、まずはサビを落とし、はがれている部分を取り除きます。
板金部分
屋根材が金属でなくても、棟板金や袖板金など金属でできた板金部分はケレンを行います。

ケレンを行った後、下塗りに錆止めを使い、上塗り塗料を重ねていきますので、金属屋根の塗装と同じ工程を行います。
ケレンに使う道具
ケレンには様々な道具が用いられます。
例えば
・サンドペーパー
・金属たわし
・サンダー
・スクレイパー
などがあり、施工場所や下地の状態に合わせて使い分けています。




ケレンが不十分だと施工不良になります
上記のような場合にケレンを行いますが、万が一この作業をさぼったり、十分にケレンを行っていないと、塗装直後から塗膜がはがれたり、サビが出てきたりと施工不良を起こします。
完成後はケレンを行っていたかどうかわからない隠れた工程ではありますが、大変重要度の高い工程です。
塗り達では、塗装の工程を写真に収め、完了後に工事写真帳としてお客様にお渡ししています。
必要な工程を省いていないか、職人や現場担当はもちろん、お客様にも確認いただけます。

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