コーキングの増し打ちとは?打ち替えとの違い l塗り達
2023年6月28日 公開
この記事では、コーキングの増し打ちについて解説しています。
コーキングの増し打ちとは
コーキングの増し打ちとは、古いコーキング材を撤去せずその上から新しいコーキングを打つことを意味します。
コーキングの役割
コーキングとは、目地やボードのジョイント部分など、隙間を埋め雨漏り等を防ぐ目的でつけるものです。
シーリングなどとも呼ばれます。
コーキング(シーリング)はゴムのような性質を持っていて、弾力があり隙間をぴったり埋めるとともに、地震などの振動から隣り合っている外壁材同士を守る緩衝材の役割も果たしています。
コーキングの劣化
ゴムの性質と申し上げたように、紫外線による劣化でちぎれたりはがれたりします。
劣化すると、隙間が空いてそこから雨漏りしたり、緩衝材としての役割を果たせなくなってしまいますので、メンテナンスを行います。
打ち替え
コーキング材のメンテナンスは、基本的に「打ち替え」と呼ばれる方法で行われます。
打ち替えとは、既存の古くなったコーキング材をはがして、再度下塗り→コーキング材充填と行う方法です。
コーキング自体が新しくなります。
増し打ちを行う場合
増し打ちは、主にサッシ廻りなどのコーキングのメンテナンスで行われる方法です。
サッシ廻りには防水紙などが入っており、既存のコーキング材を撤去するためにカッターを当てるとその防水紙を傷つけてしまう恐れがあります。
万が一傷が入った場合そこから雨漏りする原因にもなるため、サッシ廻りでは打ち替えせず、増し打ちを行うことが多いのです。
また新築の際には、サッシ廻りにコーキングが施されていない場合もあります。この場合、外壁塗装の時に一緒にメンテナンスを行い、増し打ちとしてコーキングを施工します。