片流れ屋根は雨漏りが多い?特徴やメンテナンス方法を解説 l塗り達
2024年2月10日 公開
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この記事では、片流れ屋根について解説しています。
片流れ屋根(かたながれやね)とは、全面的に片方に傾斜している屋根の形で、屋根形状の1つです。
片流れ屋根のメリット
片流れ屋根のメリットは、接合部がないため雨漏りが起こりにくい点です。
いわゆる三角屋根の場合、一番高い部分(棟)で結合されているためどうしても隙間ができやすくなります。
片流れ屋根の場合は、片方に向かって傾斜しているため、棟板金はありません。
また、作りが簡単であるため施工費用も安くなります。雨樋の設置も片方のみでよくなります。
簡単な作りほど劣化したときにメンテナンスが簡単になるため、長い目で見てもコストを抑えることができる屋根の形状といえます。
片流れ屋根のデメリット
片流れ屋根のデメリットを上げるとすれば、下記の点です。
- 軒が短い、またはないため外壁の劣化が早く進行する
- 外壁の劣化によって、外壁からの雨漏りのリスクが増える
- 棟換気ができない
外壁の劣化の主な原因は紫外線です。片流れ屋根の場合、片方は軒がないまたはとても短いため、太陽光が直接外壁にあたります。そのため、屋根で影できる形状のお家よりも、外壁の劣化が進行しやすいことが知られています。
また外壁の劣化は雨漏りにつながります。屋根からの雨漏りリスクが少ない分、外壁からの雨漏りに注意が必要です。
屋根裏の湿気を逃がす棟換気ができない点もデメリットといえます。
雨漏りが起こる前にメンテナンスをしましょう
屋根や外壁の劣化を放置していると、雨漏りにつながります。このことは、片流れ屋根に限らずです。
雨漏りが起こってからメンテナンスを行うと大掛かりな工事になり費用も掛かるので、早め早めにメンテナンスの計画を立てましょう。
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