外壁塗装の無機塗料は高耐久?メリットデメリットを解説 l塗り達
2024年12月8日 公開
外壁塗装の塗料の中でも無機塗料はグレードの最も高い塗料です。
無機塗料は高耐久といわれますが、メリットだけではなくデメリットも知って選びたいですよね。
今回は、外壁塗装の無機塗料についてどのくらい耐久性が高いのか、のほかメリットデメリットについても解説します。
外壁塗装の無機塗料の特徴
外壁塗装で使われる無機塗料は、無機物が配合された塗料のことです。
無機物は炭素が含まれていない物質のことで、有機物(有機化合物)以外の物資の総称です。

自然界では水・空気・鉱物などが無機物にあたります。
外壁塗装の塗料として使われる、シリコン塗料やフッ素塗料は無機物が配合されていない有機塗料です。
シリコンやアクリルなどの樹脂成分が含まれた有機物は樹脂が紫外線によって分解され、劣化が進みます。
無機塗料には劣化の原因となる有機物がほとんど含まれておらず、劣化するスピードがとても遅いのが特徴です。
無機塗料は有機物が全く含まれていないわけではない
ここで注意したいのが、有機物の配合率です。
無機塗料は、確かに無機物が配合されている塗料ですが、有機物が全く配合されていないわけではないのです。
塗料は、樹脂・顔料(色を付ける)・添加物などから生成されていますが、無機物だけだど塗料として必要な粘度が足りないので、いくらかの有機物を配合しています。
「無機塗料」と書かれている塗料は、無機物と有機物の配合率に明確な基準はありません。
極端な話をすると、ほとんど有機物で少しだけ無機物が入っていても「無機塗料」といえるのです。
有機物が多いほど劣化しやすくなるため、同じ無機塗料でも配合率によって耐久性の高さに違いがあることを知っておきましょう。
▶▶塗り達の無機塗料
外壁塗装の無機塗料のメリット
無機塗料のメリットには次のようなものがあげられます。
- 耐久性が高い
 - 次のメンテナンス期間までが長くなる
 - かびにくい
 - 雨できれいになる
 - 燃えにくい
 
耐久性の高さは塗料の中でもピカイチです。さらにに汚れにくさや燃えにくさなど、外壁の塗料としてあったらうれしい性能がたくさんあります。
外壁塗装の無機塗料のデメリット
無機塗料のデメリットを上げるとすれば次のようなものがあります。
- 塗膜が硬い
 - 扱いが難しい
 - 高額
 - 次の塗装が密着しづらい場合がある
 - 艶消し仕上げには不向き
 
無機塗料は塗膜が硬くなる点が特徴でありデメリットともいえます。
モルタルなどクラックができやすい外壁材の場合、少し弾性のある塗料を使ってヒビに追従しそれ以上広がらないようにする施工方法があります。

無機塗料は塗膜が硬いので、下地にひび割れができると一緒に割れてしまい、どんどん広がってしまうことがあります。
また、高額で性能のより塗料ですが、扱いが難しく扱う職人によって仕上がりや耐久性にも差が出ます。

汚れが付きにくいメリットは、再塗装のしづらさにもつながります。また添加物がたくさんはいるつや消し塗料には向かないのでつや消しにしたい場合は、少し下のグレードから選ぶのがおすすめです。
無機塗料の外壁塗装は塗り達まで!
外壁塗装の無機塗料について解説しました。
よい性能がたくさんある塗料ですので、十分に活かせる質の高い工事ができる施工店に依頼するのがおすすめです。
塗り達では国家資格の一級塗装技能士をはじめとした熟練の職人が多数在籍しています。
扱いの難しい無機塗料での施工事例も豊富にございますので、無機塗料での外壁塗装をお考えの方はぜひ一度ご相談ください。
 








