塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 職人ブログ

屋根塗装の手順はこれ!質の高い工事にするためにポイントとは

2025年10月14日 公開

正しい屋根塗装の手順を知っていますか?

正しい施工手順を踏むことで質の高い、耐久性の高い工事になります!

今回は、高品質な屋根塗装にするための施工手順やそのポイントについて解説します。

屋根塗装の施工手順(スレート屋根)

スレート屋根の塗装工事での手順を順に見ていきましょう。

①足場組立

足場

屋根塗装には、足場の設置が欠かせません。

職人の安全と作業効率を確保することによって、質の高い塗装工事が実現します。

②養生

屋根の上から塗料などが飛散しないように、足場にを使って養生も行います。

急勾配の屋根の場合は、屋根の上にも足場を設置します。

 

③高圧洗浄

屋根 高圧洗浄

高い水圧を使って屋根の汚れや、古い塗膜、コケなどを洗い流します。

★この後の塗装工程に移る前に、しっかりと水を乾燥させることがポイントです。

 

④下塗り1回目

屋根 シーラー1回目

下塗り1回目で初めてスレートに塗料がのります。痛みが激しいとほとんど表面に残らず吸い込まれてしまうこともありますが、状態を見極めながら全体に下塗りを行います。

★下塗り1回目の後にもしっかり塗料を乾燥させます。生乾きの状態で次の塗装に移ると、早期はがれの原因になります!

⑤下塗り2回目

屋根 シーラー2回目

下塗り2回目も同じようにまんべんなく塗っていきます。

先ほどよりも吸い込みも少なくなりスレートを強固にできてきています。

屋根 板金錆止め

板金部分は金属なので、スレートに塗る下塗り剤とは別に、さび止め効果のある下塗り剤を使います。赤く塗られている部分が錆止め塗装を行ったところです。

★下塗り2回目の後もしっかり乾燥させます!

⑥タスペーサー 挿入

屋根 タスペーサー差しこみ

スレート屋根の塗装では、屋根材の隙間を確保するために縁切り材(タスペーサー)を使用します。

下塗りの後にスレートの下に差し込むことで、雨水の通り道を確保します。

★タスペーサーなどで縁切りしていないと、スレートの下を雨が抜けられず早期傷みの原因になります。

⑦上塗り1回目

屋根 中塗り

お客様に選んだいただいた色の上塗り材を塗っていきます。

下塗りをしっかりと入れているので、塗料の吸い込みも少なく、ムラなく均一な塗膜がつくように全体を見ながら塗っていきます。

★ここでもしつこく乾燥時間を設けます!塗装工事は乾燥する時間が大切です。

⑧上塗り2回目

屋根 上塗り

最後にもう一度同じ色で塗装して上塗り2回目完了。屋根塗装の全工程が終了です。

完了検査では、塗り残しやタスペーサーの挿入漏れがないかなどをチェックし、お客様へ引き渡します。

高耐久な屋根塗装のポイント

高品質で高耐久な屋根塗装のためには、上記の正しい手順をしっかり理解して1つ1つ丁寧に作業を行うことが大切です。

いくら仕上がりがきれいでも、下塗りを抜かしている、タスペーサーを入れ忘れている、板金部分もスレートの下塗り材で塗っているなどを行っていると、早期はがれやサビ発生など施工不良を引き起こします。

また手順でも出てきたように、乾燥させることがとても大切です。

大きな屋根であれば、半日~1日は乾燥時間にあて、塗装工程の1つ1つの間はしっかりと時間を取ります。

下塗りや乾燥時間など、仕上がった状態では確認がしにくいことも丁寧に正しく行ってこそ、塗料の性能が十分に発揮される高品質・高耐久な塗装工事になります。

屋根塗装の事なら塗り達!

屋根塗装の全工程について解説しました。

とはいっても、屋根の上の作業をずっと見はっているわけにもいかないので、品質の高い工事になるかどうかは、施工店のプロ意識にかかっているといっても過言ではありませんよね。

塗り達では、1級塗装技能士はじめ現場経験が豊富な熟練の職人が多数在籍しています。

新築の工事から公共工事の塗装も手掛けており、手順や施工方法には全員が高いプロ意識を持っています。

美しく仕上げることはもちろん、耐久性の高い屋根塗装をご希望なら、塗り達にお任せください!

 

 

 

2025年10月11日 更新!

屋根工事を行うべき劣化症状とは?お家の耐久性維持のためのポイント

2025年10月11日 公開 屋根のメンテナンスを行うための方法にはいくつかの種類がありますが、その中でも大規模改修と呼ぶ屋根リフォームが屋根工事です。 屋根工事ほどの大きなリフォーム工事を行うべき劣化症状について知って、上手にメンテナンス計画を立てましょう。 目次屋根工事とは屋根工事を行うべき屋根の劣化症状割れや欠けが多いさびによる穴あきが発生している雨漏りしている下地が痛んでいる板金がなくなっている屋根のメンテナンスのご相談は塗り達! 屋根工事とは 屋根工事とは、屋根を葺くことに関する工事です。 リフォームやメンテナンスに関する屋根工事では、例えば、 屋根を取り替える(葺き替え) 今ある屋根の上からあたしい屋根を葺く(カバー工法) 板金などの破損を補修する工事 等の工事があります。 屋根工事には分類されないことが多いメンテナンス方法としては、屋根塗装工事があります。 こちらは屋根材の塗膜を新しくする工事であり、屋根を葺く作業は含まれません(屋根の一部差し換えなどを行うことはあります) 屋根工事を行うべき屋根の劣化症状 屋根のメンテナンスを考えたとき、塗装工事ではなく屋根工事を行うべき時があります。 下記に様な劣化症状が見られたら塗装工事ではなく、屋根工事を検討します。 割れや欠けが多い スレートなど薄い屋根材の場合、あまりに劣化すると内側からもろくなり割れたり欠けたりすることがあります。 多少の割れや欠けは、差し替えやシーリングの補修で直せることもありますが、あまりの損傷が激しい場合は、塗装工事を行っても意味がないことがあります。屋根材にも耐久年数がありますので、劣化状態によっては屋根材を新しくすることを検討する必要が出てきます。 さびによる穴あきが発生している 金属屋根の劣化症状で最も警戒するべきなのがサビです。 サビは金属の腐食といわれ、塗膜が正常に機能していれば金属と空気や水が触れ合うことなくサビの発生を抑制できます。 しかしサビた状態で長期間放置していると、浸食がどんどん広がり穴あきなど深刻なダメージにつながります。 このような状態まで劣化していれば、次項の雨漏りもしている可能性があるため、葺き替え等の検討します。 雨漏りしている 屋根材がどんなにきれいに見えても、その下で雨漏りが起こっていることがあります。 実は屋根材自体に防水性能はなく、屋根材の下のルーフィングシートと呼ばれる防水性のあるシートが雨を防いでいます。 ルーフィングシートの劣化によって雨漏りが起こっている場合は、いくら屋根材をメンテナンスしても雨漏りは止まりません。屋根材をめくってその下にあるルーフィングシートの敷きなおしを行います。 下地が痛んでいる 雨漏りが進行していると、ルーフィングシートのさらに下の野地板や梁まで傷んでいることがあります。 このような場合も屋根材だけきれいにしてもそのうち重みに耐えきれなくなってしまい、崩落のリスクもあるため、屋根をめくって下地の補修を行います。 板金がなくなっている 台風などの強風の影響を受けやすい袖板金や棟板金は、屋根の隙間をカバーするために取り付けられている部材です。 板金が飛んで行ってしまうと、たちまち隙間が現れ雨漏りを起こします。 なくなってしまった板金は新しいものを取り付ける必要があるため、早期補修が必要です。 屋根のメンテナンスのご相談は塗り達! 屋根工事が必要になる劣化症状についてご紹介しました。 葺き替えやカバー工法などは、塗装工事に比べると費用も高額な大規模修繕になります。 雨漏りや使えなくなるほど屋根材が痛む前であれば、塗装工事でメンテナンスできることも多いので、定期的に点検し計画的なメンテナンスを心掛けましょう。 まずは屋根の状態を知ることから始めてみてください。 屋根点検・メンテナンスのご相談は塗り達までお気軽にご連絡ください!  

MORE

2025年10月7日 更新!

外壁塗装で部屋が臭い?!原因や対処方法を解説

2025年10月7日 公開 「外壁塗装工事をすると部屋の中が臭くなった!」 「このにおいはなんのにおい??」 「工事のにおいはいつまでつ続くの?」 外壁塗装工事を行うと、お部屋の中にいてもいつもと違うにおいに戸惑ってしまうかもしれません。 外壁塗装工事のにおいは、致し方のないケースもありますが、工事前ににおいについて知っておくと、対策も取りやすくなります。 これから工事を控えている方、外壁塗装工事を考えている方はぜひ最後までお読みください。 目次外壁塗装で部屋が臭くなる原因外壁塗装工事中のにおい対策においの少ない塗料を選ぶ一時的に外出する洗濯物は部屋干しする部屋の内側から隙間の養生をする外壁塗装工事のご不安はどんなことでもご相談ください 外壁塗装で部屋が臭くなる原因 外壁塗装工事で部屋が臭くなる原因は、ずばり塗料です。 塗料は無臭のものはまれで、外壁塗装など高い耐久性が求められる塗料ではにおいがきついことが多くあります。 塗料のにおいの正体は「溶剤」で、塗料を希釈(薄める)際に使うシンナーのにおいが臭く感じる原因です。 シンナーのにおいは、身近なところでいうと油性マジックのにおいです。油性マジックと同様に油性塗料を使う工事ではシンナーのにおいがいつもり違う部屋のにおいとして臭く感じるケースが多いでしょう。 外壁塗装工事中のにおい対策 外壁塗装工事で発生するにおいは塗料が原因のため、工事を行うなら必ず発生してしまいます。塗料を使わない塗装工事はできないですので、完全ににおいをなくしてしまうことは難しいでしょう。 そのことを踏まえた上で、におい対策としては次のような方法があります。 においの少ない塗料を選ぶ 工事前にできる対策としては、においの少ない塗料を選ぶことです。 強烈に感じる塗料のにおいは、前述のように溶剤(シンナー)のにおいです。 溶剤を使って希釈する塗料は油性塗料と呼ばれますが、希釈に水を使う水性塗料もあります。 水性塗料のほうが油性塗料よりもにおいは少ないため、においに敏感な方や心配な方は水性塗料の使用を施工店に相談してみましょう。 ▶水性塗料と油性塗料についてはこちらの記事もご覧ください。 京都・滋賀の外壁塗装・屋根塗装・雨漏りなら塗り達へ外壁塗装は油性塗料と水性塗料どちらがおすすめ?それぞれのメリットデメリットhttps://nuritatsu.com/blog/52248 2025年2月17日 公開外壁塗装工事で使う塗料には、水性塗料と油性塗料がありますが、「外壁塗装を行うならどちらがいいの?」「なんとなく油性塗料のほうがもちがよさそうだけど水性塗料をすすめられた」等のお声が多くあり、水性か油性かどう選べばいいのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、外壁塗装を行うなら油性塗料と水性塗料のどちらがおすすめなのか、またそれぞれのメリットデメリットについて解説します。これから外壁塗装を検討される方は、参考になさってください。水性塗... 一時的に外出する 外壁塗装工事期間はおよそ2週間ほどありますが、その間ずっと塗料をいる扱っているわけではありません。 塗装中と乾燥時間中が最もにおいが強くなります。工事中は基本的に在宅できますが、工程表を確認して塗装を行う期間だけ一時的に自宅から離れることも1つの手です。 洗濯物は部屋干しする 塗装工事中は高圧洗浄時など洗濯物は室内に入れなければいけませんが、においが気になる方はしばらくの間部屋干しを続けましょう。室内がにおう場合、屋外のほうがにおいが強烈に残っています。 部屋の内側から隙間の養生をする 窓を閉めていても少しの隙間からにおいが入ってきている可能性があります。 工事中は窓の開け閉めができないので、思い切って内側からも隙間を養生してしまう方法を試してみましょう。 外壁塗装工事のご不安はどんなことでもご相談ください 外壁塗装工事中のお部屋のにおいは、塗料を扱う工事である以上避けては通れない問題です。 しかし軽減する方法や対策はありますので、においのほかにも工事でご不安なことがあればどんなことでもご相談ください。 外壁塗装の事なら塗り達まで!お気軽にご連絡ください            

MORE

2025年10月6日 更新!

屋根塗装はフッ素とシリコンどちらがおすすめ?特徴や違いを解説

2025年10月6日 公開 屋根塗装を検討される際に、よく比較されるのが「フッ素」と「シリコン」。 だいたいどこの施工店でも取り扱っており、見積も2種類の比較がよく出されます。 「フッ素とシリコン、どっちらいいの?」 「どんな違いがあるの?」 「特徴を知って自分で選びたい」 そんな方のために、屋根塗装のフッ素とシリコンの違いや特徴についてご紹介します。 これから屋根塗装の方、すでに見積済のかたも是非参考になさってください。 目次屋根塗装のフッ素とシリコンフッ素とシリコン それぞれの特徴とメリットデメリットフッ素塗料シリコン塗料フッ素とシリコン どちらがおすすめ?屋根塗装の事なら塗り達! 屋根塗装のフッ素とシリコン 屋根塗装で使うフッ素とシリコンとは、上塗り材の塗料の種類のことを指しています。 上塗り材とは、屋根塗装で一番外側に見える塗料で、色をお客様が選ぶトップコートとよばれる塗料です。 塗料は樹脂・顔料・溶剤から構成されていて、フッ素やシリコンは樹脂の種類です。 塗料の分類方法は様々ありますが、樹脂の部分がフッ素のものをフッ素塗料、シリコンのものをシリコン塗料と呼んでいます。 フッ素やシリコンという分け方は、塗料のグレードと呼ばれることもあり、このほかにウレタン塗料や無機塗料などがあります。 フッ素とシリコン それぞれの特徴とメリットデメリット 屋根塗装におけるフッ素塗料とシリコン塗料の特徴や、メリットデメリットを確認しておきましょう。 フッ素塗料 フッ素塗料は歯磨き粉やフライパンの表面加工などに用いられる耐久性の高いフッ化物を含む塗料です。 対候性 耐熱性 撥水性 に優れており、屋根塗装で使った場合の耐久年数は10~15年となっています。 一方で、 塗膜が硬い 価格が高い などの特徴がありデメリットととらえられる面もあります。 費用相場は3,000~5,000円/㎡ シリコン塗料 シリコン塗料は屋根塗装ではよく使われる塗料で、コスパの良い塗料です。 耐用年数は7~10年ほどで、フッ素塗料よりは価格も安くワンランク下のグレードの位置付けられます。 種類・色が豊富 高対水性 高撥水性 高防藻性 等のメリットがあります。 フッ素塗料に比べると対候年数は下がり、外壁とセットでシリコン塗装すると屋根だけ早く傷んでしまうケースもあります。 相場は1,800~3,500円/㎡くらいで、遮熱効果などプラス性能がある塗料もあります。 フッ素とシリコン どちらがおすすめ? フッ素塗料もシリコン塗料も屋根塗装の塗料としては、十分に耐久年数のある塗料といえます。 もちろんフッ素塗料のほうが耐久年数が高いので、長期間メンテナンスしたくないという方はフッ素塗料もおすすめです。 こまめにお手入れしたい、建て替えの予定があるなど長い耐久年数は必要ないという方はシリコン塗料でも十分といえますので、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶのがおすすめでしょう。 屋根塗装は、同じ屋根材では最大3回くらいまでといわれます。 それ以上は塗膜ではメンテナンスができないほど傷みが進んでしまうため、葺き替え工事やカバー工法などを検討することになるでしょう。 あと何年くらい現在の屋根を使いたいのか、何度目のお手入れなのかなども、見積を依頼する際に施工店に相談しておくと、よりご希望に沿った提案を聞くことができるでしょう。 屋根塗装の事なら塗り達! 屋根塗装のフッ素とシリコンについて解説しました。 フッ素よりもグレードの高い無機塗料もありますが、何が何でもグレードが高くて耐久年数が長い塗料がよいかといえばそういうことでもありません。 お客様やご家族様のライフプランやご希望に合わせて選ぶことが最善の選択だといえます。 塗り達では屋根塗装の見積や施工提案のご依頼を承っています。どんなことでもお気軽にご相談ください。    

MORE