スレート屋根の塗装で失敗しないために 施工前に知っておきたい注意点
2026年3月3日 公開
スレート屋根は、軽量でコストパフォーマンスに優れていることから、戸建て住宅で広く使われている人気の屋根材です。
しかし、その美しさや防水性を保つには定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
今回は、スレート屋根の塗装において注意すべきポイントや、スレート特有の工事上の注意点について詳しく解説します。
目次
スレート屋根とは?基本をおさらい
スレート屋根とは、セメントと繊維材料を主成分にした薄く平らな屋根材で、「カラーベスト」や「コロニアル」という名前でも知られていますよね。
軽くて耐震性に優れ、デザイン性も高いため多くの住宅に採用されています。
ただし、表面の塗膜が劣化すると水を吸いやすくなり、ひび割れや苔・カビの発生、雨漏りなどのリスクが高まるため、10年を目安に塗装のメンテナンスが必要とされています。
スレート屋根の塗装で注意すべき点
スレート屋根の塗装には、他の屋根材と異なる「注意点」がいくつか存在します。しっかり把握しておくことで、施工ミスや劣化トラブルを未然に防げます。
通気・排水の確保「縁切り」が必須
スレート屋根塗装で最も重要なのが「縁切り(えんぎり)」処理です。
塗装によって屋根材の重なり部分が塗料で密閉されてしまうと、内部に溜まった雨水の排水経路が塞がれてしまうため、逆に雨漏りの原因になります。
これを防ぐために、
手作業で重なりを切る
タスペーサーと呼ばれる器具を差し込む
といった処理を必ず行います。

劣化の度合いで補修が必要な場合も
スレートは薄いため、劣化が進むと割れ・欠け・反りなどが発生します。
この状態でそのまま塗装をしても、密着不良や剥がれの原因になるため、部分補修や差し替えが必要です。

また、劣化が激しい場合には塗装ではなく葺き替えやカバー工法を提案されるケースもあります。
高圧洗浄は念入りに
スレート屋根は表面に苔・カビ・チョーキング(白い粉)が起こりやすい屋根材です。
この汚れを残したまま塗装すると早期の剥離や色ムラが起きるため、高圧洗浄を丁寧に行うことが非常に重要です。

とくに北面や湿気の多い環境では、時間をかけて洗浄してくれる業者を選ぶと安心です。
塗料選びも重要|耐久性・通気性のあるものを
スレート屋根はもともと吸水性が高いため、塗膜の防水性と通気性のバランスが求められます。
おすすめの塗料は以下のようなタイプです。
| 塗料の種類 | 特徴とメリット |
|---|---|
| シリコン塗料 | コストと耐久性のバランスが良く人気 |
| フッ素塗料 | 高耐久で紫外線に強い(価格はやや高め) |
| 無機塗料 | 超耐候性でメンテナンス頻度が減る |
屋根は日射や雨の影響を強く受ける場所なので、外壁よりワンランク上の塗料を選ぶのも選択肢です。
スレート屋根の塗装は「工程と技術」が肝心!
スレート屋根は扱いやすく見える一方で、塗装には独自の注意点や正確な処理が求められる屋根材です。
縁切り処理(またはタスペーサー)
劣化状況に応じた補修の判断
念入りな高圧洗浄
適切な塗料選び
といった点をきちんと押さえることで、美しさと機能を長く保つことができます。
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