屋根工事の種類を知ろう☆
今回は、屋根工事の種類についてお話ししたいと思います。
屋根工事の種類
ひとくちに“屋根工事”と言っても、
いくつか種類があり工事の内容も大きく異なるのですが、
今回は、主な3つの工事に照準を合わせ、ご紹介していきたいと思います
費用は工事内容によって変わります。
せっかく費用をかけて工事をされるのでしたら、適した時期に適した工事を行うことが大切です。
中にはお金儲けのために、わざと高い料金で工事をすすめる悪徳業者もいますのでお気を付け下さい!!
それでは早速、みていきましょう!
■屋根葺き替え工事
“葺き替え”とは・・・??
屋根の材料を全て新しく設置し直す内容の屋根工事です。
屋根の部分には、皆様が良く目にする屋根材だけではなく、
その下に「ルーフィングシート」や「野地板」などの部材が設置してあります。
葺き替え工事は、それらの部材も全て新しく取り替える工事です。
屋根材や屋根の下地にも寿命はありますので、
20~30年ほど経過した屋根には、この葺き替え工事が必要となります。
雨が降った際に、屋根からの雨漏りを防いでいるのは、
屋根材ではなく下地の「ルーフィングシート」という部材です。
いくら上に設置している屋根材を新調したり塗装を施したりしても、
このルーフィングシートに寿命がきてしまっては、簡単に雨漏りが発生してしまいます。
すべての部材を取り換えるので、葺き替え工事は屋根工事の種類の中では、高価な工事となっています。
■屋根重ね葺き工事(カバー工法)
“重ね葺き”とは・・・?
既存の屋根材を撤去せずにその上から新しく屋根材を被せる工法です。
“重ね葺き”や、“カバー工法”とも呼ばれています。
屋根材の他に、ルーフィングシートも新設されますが、
既存の屋根材の上から設置しますので、葺き替え工事に比べると少し費用を抑えられます。
カバー工法は、屋根材を2種類のせることになるので、重量も2倍になります。
あまりに重いと建物に負担がかかり、地震による被害も大きくなってしまうので、軽い屋根材を重ねることになります。
葺き替え工事に続き、カバー工法も高額な工事になります。
葺き替え工事も、重ね葺き工事も、雨漏りの心配は無くなりますが、
高価な工事ですので、劣化が著しく進んでいない限り、その他の工事で費用を抑えることをおススメいたします
■屋根塗装(塗り替え)
築10数年の建物であれば、
塗装工事で、屋根のメンテナンスを十分に行うことができます。
経年劣化により色褪せなどはつきものですから、
美観を回復させると共に、ちょっとしたひび割れなどの劣化も、
コーキングなどを施すことで対応することが可能です!
残念ながら、塗装で補えないほど劣化が進んでいる場合や、塗装ができない屋根材の場合は、上記でご紹介した“重ね葺き”や“葺き替え”工事をご提案することになります。
塗装工事は、葺き替えよりも比較的安い金額で工事ができますが、
足場を設置して屋根塗装を行うのがマストであれば、
将来的なコストも考え、外壁塗装と同時に工事を行う方が良いでしょう!!
いかがでしたか。
屋根は経年劣化を受けやすい場所ですので、定期的なメンテナンスが必要となります。
出来れば劣化が著しく進んでしまう前に!!
塗装による美観の回復と劣化の修復をしてあげるといいですね