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さび止め塗料はどう使う?金属の塗装の注意点l京都市、宇治市、八幡市の外壁塗装&屋根塗装&雨漏り専門店【塗り達】 

現場ブログ 2022.05.22 (Sun) 更新

 

住宅の中で、手すりや板金、雨戸や雨樋など、いろいろなところで使われている金属という素材。
金属は水と空気に触れることで錆が発生します。

住宅の塗装において、美観性を高めることはもちろんのこと、「さびの発生をおさえる」ことも大きな役割です。

実際にさびの発生を抑えるために、どうすればいいのでしょうか?
また、いままさに錆が発生している場合は、どうずればよいのでしょうか?

この記事では、さび止め塗装について詳しく解説しています。

 

そもそもサビとは?

お家の外で、中で、いろいろなところでサビを目にしたことがあると思います。

サビは、金属の劣化症状の1つで、空気と水に直接触れると酸化し発生します。

サビはほおっておくと、内部に浸透していき、表面がはがれてきたり、穴があいたりといった劣化に進行していきます。

屋外のさびは、主に金属を守っている塗膜の劣化によって、空気と水に触れる状態になり起こります。

 

金属部分の塗装工程①ケレン

金属部分を塗装するとき、必ずすることがあります。
下地処理です。

金属たわしやスクレイパーなどを使って、表面のサビを根こそぎ落とします。

下地処理(ケレン)は鉄部の塗装において最重要です。

なぜなら、サビの上から塗装をしても全く意味がないからです。

どんなに腕のいい職人がどんなにいい塗料をつかって塗装をしても、サビの上から塗装をすると、サビごとはがれてしまいます。

サビ部分の下地処理をしないで塗装する職人は、いい職人とは言えません。

この工程をしっかりとしておかないと、後で施工不良になります。

 

金属部分の塗装工程②さび止め塗装

下地処理をしつこく丁寧に行ったら、下塗りを開始します。

金属部分の塗装では、この下塗りのときに、さび止め塗料を使います。

さび止め塗料は、その名の通り、サビの発生を抑制する効果がる塗料です。

塗り達では、エスケーのマイルドボーセイを使用しています。

さび止め塗料の色は、赤・白・グレーなど何色かありますが、この上から上塗り塗料を塗り重ねるので、仕上がった後は分からなくなります。

現場では、上塗り塗料の色味に合わせるか、塗装後にわかりにくくなるような色を選んで使っています。

 

金属部分の塗装工程③上塗り

さび止めをしっかりと塗り終えたら、最後に上塗り塗料でフタをします。

下塗り塗料について

この上塗り塗料は、お客様がお決めになる、いわゆる塗料の色になります。
(さび止め塗料のお色はこちらにお任せください)

 

金属部分には必ずさび止めを使用する

今現在、さびの発生が見られなくても、金属部分の施工の際には、さび止めを使用します。

サビは一度発生してしまうと、勝手には修復されず、どんどん金属が劣化していきます。
サビが発生すると、見た目が悪くなるのはもちろん、金属部分ではないところにまでサビが飛んだり、もろくなって折れたり穴があいたりします。

特に、鉄製の手すりや外階段などの場合は、強度にかかわってくるので、サビは発生自体を抑えていく必要があります。

 

サビの発生が見られたら、早めにお手入れをして、長く使えるようにメンテナンスをしていきましょう。

 

<塗り達の施工事例はこちら>

 

 

 

 

 

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