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外壁塗装は、なぜ3回塗りなのか

現場ブログ 2022.10.27 (Thu) 更新

2022年10月27日 公開

 

あなたは家の壁の塗り替えをされたことはありますか?

一度も外壁塗装工事を経験したことがない方の中には

壁を塗ると聞くと、1回塗って終わりと

イメージされることもあるかもしれませんが、

外壁や屋根の塗装工事は3回塗りが基本なんです。

なぜ3回塗る必要があるのか、簡単にご説明していきます。

 

上塗りの画像

 

外壁や屋根の塗装工事は3回塗りが基本

下塗り

下塗りは、上塗り塗料との密着度を高める目的が一番にあります。

また劣化した壁や屋根に塗料がスポンジのように吸い込むのを防ぎ、

塗装面を整えたり、以前塗られていた既存塗膜の効果を消したりして、

塗り塗料を綺麗に塗りやすくするためでもあります。

手抜き工事で、下塗りを省略して塗り塗料をそのまま塗った場合、

工事から数年ですぐに剥がれてしまったりすることがあるようで、

とても重要な作業といえます。

 

中塗り(上塗り1回目)

下塗りを終えたら、次は上塗り塗料(1回目)です。

上塗り塗料は1回目も2回目も基本的に同じ塗料を使うことが多いです。

中塗りは、着色と塗料の性能を発揮させたり、

上塗り塗料の密着性を高める目的があります。

 

上塗り(上塗り2回目)

最後は上塗りです。

同じ塗料を2回塗ることにより、艶を出したり、塗膜に厚みをだして、

より耐久性や防水性、遮熱性などの保護機能を高める効果があります。

上塗りは見栄えに直接かかわる大切な工程ですので、こちらも重要です。

 

 

まとめ

壁や屋根の保護には、塗膜の厚みが必要になるため、3回塗りになる

と、ご理解いただけましたでしょうか。

しかし、中には錆止め効果があったり、下塗り効果の含まれた塗料であったり

2回塗りでも可能な塗料もあります。

逆に4回と5回と厚く重ねれば重ねるほど良いという訳ではありません。

塗膜には適正膜厚というものがあり、厚過ぎると硬くなり割れたりします。

適度な塗布量で適度な塗膜にするには、3回が適しているということになります。

またもう一つ重要なことがあります!

それは乾燥させる」です。

いくら3回丁寧に塗っても、下塗り塗料がしっかり乾かないまま、上塗り塗料を

塗ってしまうと、剥がれの原因になってしまったり、後から不具合が生じます。

塗る度に適度な時間をかけ、しっかり乾燥させてから塗布することで、

大切な家をしっかり守れる壁になります