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ケレンって何? l京都市、宇治市、八幡市の外壁塗装&屋根塗装&雨漏り専門店【塗り達】 

現場ブログ 2022.11.10 (Thu) 更新

2022年11月10日 公開

ケレンと言う言葉をご存知ですか?

あまり聞きなれない言葉ですが、建築用語では塗装を行う前の下地処理(素地調整)をいいます。

建築、塗装業界の他には、歌舞伎の世界では演出の意味で使われているそうです。

ケレンにはどんな意味や作業があるのか、簡単にご説明していきます。

 

ケレンの目的

ケレンは主に外壁、屋根やベランダの鉄部分や木部の汚れや錆びを落とす作業になります。

錆びを落とし、研磨することにより、新たに塗る塗料を密着させる働きがあります。

ケレンせずに塗料を塗ると、錆びが浮いてきて仕上がりが悪くなったり、

後に塗料が剥げてきたりすることがあります。

 

ケレンの種類

ケレンには、劣化の状態によって種類があります。

 

1種ケレン 

一番劣化が酷く、腐食が激しい状態で、ブラスト工法という方法で作業を行います。

機械で研磨剤を高圧ホースから吹き付け、汚れと古い塗膜を剥がします。

騒音や粉塵が発生し、かなり大掛かりな作業になるため、

公共道路や橋梁など大きな構造物に対してのみ行われます。

 

2種ケレン 

全体的に錆びや腐食がみられ、塗膜が劣化している状態です。

こちらも住宅ではあまりなく、ビルやマンションなど鉄骨鉄筋構造の建造物で行われます。

ディスクサンダーやワイヤーホール、パワーブラシなどの電動工具を主に使って、

サビや腐食箇所を除去していきます。

 

3種ケレン

一般住宅で主流なのが、3種ケレンです。

部分的に発生した錆びを、電動工具と手作業で除去していきます。

ディスクサンダーなどの電動工具も使いますが、ワイヤーブラシなどの手工具も使用します。

 

4種ケレン

4種ケレンは下地に問題がなく、汚れや付着物をワイヤーブラシやサンドペーパーなどで

落とす手作業になります。外壁表面のデコボコした部分を紙ヤスリなどで磨き、整えます。

金属の素地を手で触ってみると分かるのですが、表面にザラつきが生じます。

これを目粗しといい、塗料を密着させるために重要な作業となります。

 

まとめ

ケレンは地味で労力のかかる作業ですが、かなり重要な工程といえます。

化粧でもいえることですが、崩れないように下地をしっかり作ることはやはり大事ですね。

塗装の見積もりをされた際は、必ずケレン(素地調整、下地処理)の記載があるか

チェックしてみて下さいね

 

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