縁切りとは? l京都市、宇治市、八幡市の外壁塗装&屋根塗装&雨漏り専門店【塗り達】
2022年12月2日 公開
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今回はストレート屋根の塗装作業のひとつ「縁切り」についてです。
「縁切り」という言葉だけ聞くと、何やらあまり穏やかでない響きですが、
「えんぎり」や、他に「ふちぎり」とも呼ばれていて、
屋根の瓦と瓦の間に溜まる塗料を切って、隙間をあけるという作業になります。
縁切りは何故必要か?
屋根の瓦は1枚1枚重なっていますが、その隙間に塗料が入り埋まったままになっていると、
雨水が流れなくなりなす。雨水が上手く排水できず、屋根に水が溜まり続けると、
雨漏りの原因になってしまいます。
そこで、隙間が塞がないようにすることが必要になります。
縁切りの方法
方法は2つあります。
切り込みを入れる
塗装が完了して、しっかり乾燥させてから、専用のカッターやヘラ等で
職人さんが手作業で切り込みを入れていきます。
1枚1枚この作業を行うので、職人2名でしても約1日ほど時間がかかります。
タスペーサーを取り付ける
手のひらサイズのタスペーサーを、瓦と瓦の間に差し込んでいくと、
適度な隙間が確保されます。こちらは下塗り・上塗りとの間で挿入していきます。
タスペーサーの挿入は、職人が1人で行って、約2時間ほどの作業時間になります。
1つめの方法は、塗装後に行うので、せっかく綺麗に塗装した部分や屋根材を
傷つける恐れもありますし、作業時間やコスト面で考えても、
近頃は、事前にタスペーサーを入れて隙間を作る方法が主流になっています。
縁切りが不要なケースもある
素材がストレート屋根でない
セメント瓦やモニエル瓦などは、隙間が十分にあるため不要です。
勾配が急な屋根
屋根の角度がきつく傾斜が大きいと、水はけがよいので
雨が溜まることがないため不要です。
瓦が反っている
ストレート屋根は経年劣化で瓦が反りあがることがあります。
3~5mm隙間が出来ている場合は不要となります。
まとめ
縁切りは細かな作業ですが、雨水が溜まるのを防ぐための重要な工程となります。
もし見積もりに「縁切り」「タスペーサー」などの記載があれば、
こういった作業なんだな、とお分かりいただけると思います。
屋根の状態により不要な場合もありますので、気になる時は業者に確認してみて下さいね。
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