塗装工事と左官工事の違いについて l塗り達
2022年12月26日 公開
クリスマスが過ぎると一気に年末ムードが漂ってきますね。
大掃除やお正月の準備などで慌ただしく過ごされている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
さて、今回の記事では、
「塗装工事」と「左官工事」についてお話したいと思います。
この2つの工事は、壁を塗るということでは同じ括りになるのですが、
実は、全く違うものってご存知でしたか??
ではどのような違いがあるのか、さっそく見ていきましょう👀
左官工事について
左官工事は、
塗料を使って外壁や屋根を塗っていく塗装工事に対し、
モルタル、プラスタ、漆喰、珪藻土といった自然由来の材料を用いて壁面を塗ります。
そのため、左官の職人さんが仕上げた壁は“塗り壁”とも呼ばれています。
作業工程は、下地処理から始まり
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下塗りによって下地を整え
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漆喰などを上塗りしていく流れです。
主に“コテ”という道具を使用しますが、コテにも多くの種類があります。
左官職人のコテの使い方次第で、独特な風合いや質感を表現したり、
オリジナリティのある様々なデザインを施工することが可能です。
和食店の内装で、波のような模様やストライプ長の凹凸した壁などが、まさに”それ”です。
左官工事で使用される壁材は自然由来のものが多く、
環境に優しいといわれています。
そのほかにも吸湿性や放湿性、消臭効果なども期待できます。
塗装工事について
塗装工事については、ブログの中で何度も申し上げておりますが、
主に屋根や外壁などを塗料で塗り上げる工事のことをいいます。
外壁を塗装することで、
紫外線や雨風、温度変化、サビ・傷などから家を守り、
劣化している部分を修復・劣化防止といった効果があります。
作業工程は、こちらも下地処理から始まり
↓
下塗りを施します
↓
そして様々な塗料で上塗りをし、壁や屋根を綺麗に仕上げます。
ローラーを使用し、手塗りで塗っていく工法と、
スプレーガンを使って塗料を吹き付けていく工法を主流としています。
まとめ
使用する材料や道具には大きな違いがありますが、
工程については共通して、
「下塗り・中塗り・上塗り」が存在します。
みなさまのお住まいを守る生業をする者同士、
お互いのリスペクトを忘れずに付き合っていきたいですね