下塗りについて
外壁塗装・屋根塗装のいろは現場ブログ用語集 2023.01.23 (Mon) 更新
2023年1月23日 公開
この記事では、下塗りについて解説しています。
外壁塗装における下塗りとは、外壁や屋根に一番最初に塗る塗料のこと。
色を選べる上塗り塗料とは違い、透明もしくは白色のものが多い。
役割
①下地と上塗り材との密着力を高める
下塗りをぬることで、密着力が高まり、塗料の耐久性が向上する。
②下地を強くする
下塗りは、傷んだ下地に浸透し、内側から固めて下地を強固にする働きもある。下塗りが上塗りの吸い込みを抑える働きもある。
種類
下塗りには種類があり、下地の材質、劣化の状態などにより、最適な下塗り材がある。
①シーラー
塗料が下地に密着する糊の働きと、上塗り材の吸い込みを防ぎ塗料の性能を維持する働きがある。
水性タイプと溶剤タイプがある。痛みが激しい場合は溶剤タイプを使用することが多い。
②プライマー
シーラーと同じく糊の働きをする。
金属にも使用することができ、シール工事の際にシーリングを充填する前にも使われる。
③フィラー
シーラーやプライマーに比べると粘度があり、割れやヒビなど劣化が激しいときに使用する。
モルタルなど凹凸のある外壁をならしたり、クラックを補修した跡が表面に見えにくくするように使ったりする。
微弾性フィラーは、フィラーの1つで、ヒビ割れに追従し新たにヒビが発生するのを防ぐ。