軒天 役割 l塗り達
外壁塗装・屋根塗装のいろは現場ブログ用語集 2023.05.26 (Fri) 更新
2023年5月26日 公開
この記事では、軒天について解説しています。
軒天は、屋根の外壁よりも外側に出ている部分(=軒先)の天井部分のこと。
軒天井、軒裏天井、 などともいう。
役割
軒天は、野地板や垂木を外から見えないように見栄えよくするほか、下記のような役割がある。
①防火、延焼防止のため
火災時、窓から火が出た場合に、軒から天井裏へ火が回ることを防ぐ。
②雨から外壁を守る
軒天がない場合、雨は直接外壁にかかり、塗膜の劣化やシーリングの劣化を引き起こす。軒天が傘の役割を果たし、外壁を雨風から守っている。
③屋根裏の湿気を逃がす
屋根裏にたまった湿気を逃がし、躯体の腐食を防ぐ。
素材
木材のほか、壁から一体になっている仕上げや、有孔ボードなど軒天ボードが貼られている場合が多い。
現在では耐火性の非常に高いケイカル板や金属板が主流となっている。
メンテナンス
外壁と同様に、劣化症状が見られたら塗装によるメンテナンスが有効。
雨戸や幕板など、他の付帯部と一緒に塗装することが一般的である。
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