塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 職人ブログ

室内のカビは雨漏りが原因? 発生場所や対処法を解説 l塗り達

雨漏り修理現場ブログ 2023.08.03 (Thu) 更新

2023年8月3日 公開

お家の中のカビ。いやですよね。

カビが発生すると、においがあったり汚れたり、最悪健康被害がある場合も。

かび

普通に生活しているだけなのに、室内にカビ・・・

その原因は雨漏りかもしれません!

 

カビが生えやすい条件

カビはある条件がそろうと発生しやすくなります。

カビの発生条件

カビが発生する条件とは、

  • 酸素
  • 栄養(植物や動物などの有機物)
  • 温度 20℃~30℃
  • 湿度 80%

です。

 

この中で、注意が必要なものが湿度です。

湿度80%ともなると、不快感が出てきたり、気温によっては洗濯物が乾かないことも。

植物園の温室の湿った空気の感じがおよそ80%ということなので、家の中が植物園の温室のようになっていたらかなり湿度が高そうです。
※ちなみに空気が乾燥していますと気象予報で言われるのは50%くらいの湿度の時だそうです。

天候に関係なく、晴れ間でも室内が湿度80%ということは、屋根裏や壁の内側などどこかで雨漏りしている可能性があります!

カビが発生する場所

雨漏りが原因でカビが発生する場所には、下記のようなものがあります。

天井

外壁・屋根に生じるカビと人体への関係性 l  京都府 宇治市 外壁塗装 屋根塗装 雨漏り 専門店 塗り達

天井にカビがある場合は、屋根裏で雨漏りしている可能性があります。水分を吸収し湿度がかなり高い状態で、音素や栄養などの条件がそろうと、カビが発生します。

壁紙

壁のカビ

クロスなど壁紙や壁にカビが発生することもあります。タンスの裏など隠れて湿気が逃げにくい場所ほど発生しますが、壁の内側に雨漏りがある場合、内側からカビが発生やすくなっています。

サッシ廻り

サッシ かび

サッシ廻りも雨漏りが多い場所の1つです。結露でもカビが生えることがありますが、雨漏りの場合気温に関係なく横殴りの雨など強い雨がサッシに吹き込んでいる場合にサッシの内側が濡れます。

 

床のカビ

床もカビが発生することがあります。特にカーペットの下など湿気がたまりやすい場所で発生します。

雨漏りが原因で床材がたわんでしまうこともあります。

 

カビが発生した時の対処法

気を付けていてもカビが生えてしまうこともあります。

もしカビが発生してしまったら、増殖させないように早めの対処が○です。
次のような対処法を試してみましょう。

エタノールでふき取る

雑巾などに消毒用のエタノールを含ませて、カビの部分をふき取りましょう。
木部などにも使える方法です。

漂白剤でふき取る

家庭用の漂白剤を100倍に薄めて液をスプレーボトルに入れて吹きかけ、しばらく放置します。キッチンぺーパーなどで覆うとなおよいです。

10分ほど放置したら固く絞った雑巾でたたきます。

漂白剤を使うと、カビが落ちるのはもちろん、白以外のものが色落ちしてしまいます。また木部には使えない方法なので、エタノールと使い分けてみてください。

カビの発生は雨漏りのサイン 専門業者に調査を依頼しましょう

室内のカビは、単に湿度が高いというだけではなく、その原因に雨漏りが隠れていることがあります。

湿度が高いからと放置しないで、一度雨漏りの専門業者に調査を依頼しましょう。

カビの対処法は一時的な応急処置です。何もしないよりは早めに手を打った方がカビが広がらずに済みますが、雨漏りを修繕しない限り、カビは発生し続けてしまいます。

原因をしっかりと調査し、必要な補修を行いましょう。

雨漏り調査のご依頼は塗り達まで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年12月23日 更新!

屋根塗装で起こる毛細管現象とは?原因や対策も解説

2025年12月23日 公開 「毛細管現象」という言葉を知っていますか? 毛細管現象とは、上下左右関係なく、非常にせまいすきまに液体が吸い込まれて浸透していく現象です。 グラスに入ったコーヒーにストローを指すと、コーヒーの表面よりもストローの中のコーヒーのほうが高くなっていることを見たことがある方も多いのではないでしょうか。 実は屋根塗装でも毛細管現象が起こることが知られています。毛細管現象が起きると雨漏りの原因となりますが、きちんと対策することで防げます。 今回は屋根塗装で起こる毛細管現象について解説します。 目次毛細管現象が起こる屋根塗装毛細管現象への対策屋根塗装の事なら塗り達! 毛細管現象が起こる屋根塗装 毛細管現象は、わずかな隙間があるところへ水分が吸い上げられる現象です。 屋根塗装においては、スレート屋根の塗装において、屋根材同士の隙間が非常に狭くなり毛細管現象が起きてしまうことがわかっています。 スレートは薄い板状の屋根材で少しずつ重ねながら葺かれており、上から入った雨水はスレートとスレートの隙間を通って流れて落ちる様になっています。 この状態で塗装を行うと、塗膜が隙間を埋めてしまい水が通れなくなります。一様に塗られた塗料でも、塗膜が途切れたわずかな隙間が発生すると毛細管現象が生じ、スレートの間に水が吸い込まれてしまうのです。 毛細管現象への対策 毛細管現象はわずかな隙間があることで起こります。スレートの場合は、本来なら勾配に向かって流れていくはずの雨水が逆にスレートの高い方へ上るように吸い込まれてしまいます。 毛細管現象はある程度の隙間がある場合には起こりません。そのため、元々あいていたくらいの隙間を確保しておけば毛細管現象は起きないと考えられます。 そこで使うのが、タスペーサーです。タスペーサーは、塗膜でスレートがくっつかないように入れることが知られていますが、使うことによってわずかな隙間をなくし、毛細管現象も防いでくれます。 カッターで切る縁切り工法の場合、切り方が甘いとわずかな隙間が生じることになり、毛細管現象が起きるリスクが高くなります。 タスペーサーの使用はスレート屋根では必須ともいえるでしょう。   屋根塗装の事なら塗り達! 屋根塗装は外壁塗装とはまた違った施工の注意点があります。塗装工事の事なら塗装専門店の塗り達にお任せください! 屋根材の違いによる施工の注意点やポイントをしっかり押さえた工事で、大切なご自宅を美しく仕上げます。

MORE

2025年12月21日 更新!

パラペットは雨漏りしやすい?原因や対策を解説

2025年12月21日 公開 屋上や陸屋根があるお家では、雨漏り防止のため防水工事をしているでしょう。 床面の防水工事の劣化に加えて、気を付けておきたいのがパラペットからの雨漏りです。 実はパラペットは雨漏りが起こりやすい場所の1つで、定期的なメンテナンスや補修が必要です。 今回は雨漏りしやすいパラペットについて原因や対策について解説します。 目次パラペットとはパラペットからの雨漏りの原因パラペットからの雨漏りへの対策パラペット・防水工事のご相談は塗り達! パラペットとは パラペットとは、屋上などの外周部に設置されている低い立ち上がりの事です。 転落防止と、屋上などから雨が下へ落ちるのを防ぐ目的で設置します。 立ち上がりがあることで降った雨がそのまま下へ落ちることを防ぎ、外壁などを汚すことなく排水口から排水できるようになっています。 またパラペットの上には、バルコニーの腰壁などにも取り付けられる笠木がつけられていることが一般的です。   パラペットからの雨漏りの原因 パラペットは床面から少し立ち上がっており床面と同じように防水工事が必要です。 こちらはルーフバルコニーの立ち上がり部分の防水工事の様子ですが、パラペットも同じように、立ち上がっている部分への施工が必要になります。 水はどんな隙間からでも侵入できてしまいます。そのため、防水工事はつなぎ目が多いほど雨漏りのリスクが高くなるともいえます。 パラペットや笠木などがあるために単なる床面だけの施工ではなく、隙間ができやすい形状になっているため、雨漏りのリスクが高い場所なのです。 また水が溜まりやすいため、排水溝の劣化も雨漏りの原因の1つとなります。 水がうまく排水されず、長期間たまり続けることで、防水層の劣化も進行し、隙間からの雨漏りにつながります。   パラペットからの雨漏りへの対策 パラペットからの雨漏りを防ぐためには、正しい防水工事の施工が必要です。 また床面をメンテナンスする際に、パラペットのメンテナンスも必ず行う必要があります。 四角い形の住宅では、見た目通りで陸屋根+パラペットというケースもあれば、片流れ屋根でパラペットがついているというデザインの場合もあります。 この場合は、屋根塗装にプラスしてパラペットや笠木などのメンテナンスも不可欠です。 付帯しているものが増えると、隙間や取り合いが増え、雨漏りのリスクが高くなります。   パラペット・防水工事のご相談は塗り達! パラペットの雨漏りについてご紹介しました。 床面に劣化が見られなくても、雨漏りしている場合はパラペットや笠木からの守りを疑いましょう。 メンテナンスのご相談は塗り達までお気軽にご連絡ください!    

MORE

2025年12月15日 更新!

火災保険が適用できる屋根工事とは?チェックポイントや注意点も解説

2025年12月15日 公開 屋根工事は屋根材を取り替えたり、新しいものでカバーするように葺いたりする工事のことです。 屋根のリフォームの中では大規模な工事になりますが、屋根の損害の内容によっては火災保険が適用できることをご存知ですか? 今回は、火災保険が適用できる屋根工事について、ポイントや注意点を解説します。 目次そもそも火災保険とは火災保険が適用できる屋根工事の例経年劣化による屋根工事は補償対象外火災保険で屋根工事を行いたい場合に注意したいこと火災保険が適用できるか決めるのは保険会社地震による被害は地震保険の適用となり、火災保険とは別 そもそも火災保険とは 火災保険とは、火災等によって被った損害を補償するための保険です。補償の対象は住宅や家財で、火災のほか落雷・風災・水災・雪災・雹災・盗難・爆発などが原因と損害を補償します。 火災保険の補償範囲は、各契約内容によって異なりますので、ご自身の契約内容をよくご確認ください。 火災保険が適用できる屋根工事の例 火災保険が適用できる工事とは、工事費用の一部または全部について、火災保険から保険金が支払われることを言います。 屋根工事で火災保険が適用できる例として、 台風で屋根の一部が飛んで行ってしまい、その補修を行った 強風で屋根材・瓦が落ち破損した 雹災で屋根に穴が開いた 等があります。 いずれの場合も、屋根の損傷が自然災害によるものであることが条件です。 また被害から3年を経過していないこと、免責金額より被害額が上回っていることが条件となります。 経年劣化による屋根工事は補償対象外 繰り返しになりますが、火災や台風など自然災害が原因の損傷につき補償対象となります。 メンテナンスをしていなかったために屋根が破損した等「経年劣化」による屋根の損傷は補償対象外となります。どんな屋根工事でも火災保険が適用できます!とうたっている施工店には注意しましょう。 火災保険で屋根工事を行いたい場合に注意したいこと 最後に、火災保険で屋根工事を行いたい場合に注意したいことをご紹介します。 火災保険が適用できるか決めるのは保険会社 いくら台風で屋根が損傷を被ったと主張しても、適用できるかどうか決めるのは保険会社です。 例えば、経年劣化がひどく進行しているところへ大きな台風が来た場合、メンテナンスをしていれば台風による被害はなかったとされると直接の原因が台風であっても火災保険が適用できない場合があります。 保険は万が一に備えるものです。壊れたら保険で直せばいいと思っていても、補償対象外となってしまうことがあるので注意しましょう。 地震による被害は地震保険の適用となり、火災保険とは別 屋根の瓦が落ちるケースを想定してみると、地震による被害が思い浮かびますよね。 しかし火災保険では地震による被害は補償されません。火災保険とは別に地震保険を契約している必要があります。 地震保険は、大きな地震であればあるほど、広範囲に損害が生じます。そのため住宅や家財を完全に元通りに補償するための保険というよりは、被災者の生活の安定を目的とした公共性のたかい保険に位置付けられています。

MORE