銅板屋根とは?特徴やメリットを紹介 l塗り達
2023年8月4日 公開
この記事では、銅板(屋根材)について解説しています。
銅板屋根は、その名の通り、銅の板でできた屋根材です。
寺社仏閣の屋根に使われていることが多く、緑青色の重厚感のあるたたずまいが特徴です。


銅板屋根の特徴・メリット
銅板屋根の特徴は、なんといっても高い耐久性です。
年月とともに、表面には「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる青さびが発生し、さらに耐久性が高まります。

さらに表面は塗装の必要がなく、メンテナンスフリーで60年以上は持つといわれています。
そのほか、
・加工しやすい
・非常に軽量
・自然な重厚感
など、いいとこ尽くしの屋根材なのです。
銅板屋根を採用するデメリット
大変優れた面が多い銅板屋根ですが、メリット・デメリットも確認しておきましょう。
価格が高い
日本の主流の屋根材スレートやガルバリウム鋼板のおよそ3倍ともいわれる高額な屋根材です。
一般住宅に普及していないのは、メリット以上に価格がネックになっているのでしょう。
施工できる業者が少ない
銅板屋根の施工の需要が少ないため、一部の特殊な職人意外は施工技術を持っていない場合が多いようです。
寺社仏閣の建築には専門の業者が存在するため、一般住宅を請け負う職人には、施工の必要も機会もなく、実際に施工できる業者は限られていると考えてよいでしょう。
材料が高額+施工費用も高額になりやすい ということがデメリットといえます。









