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瓦屋根の屋根工事とは?種類や工程を解説 l塗り達

2023年10月30日 公開

日本瓦をはじめとした釉薬瓦は、塗装の必要はない屋根材です。

瓦

しかし、瓦の劣化や瓦のずれ、漆喰の劣化などのメンテナンスは必要です。

また、葺き替えや葺きなおしといった大規模な改修が必要になるケースも。

本記事では、瓦屋根の屋根工事を解説します。

瓦屋根の改修方法

瓦屋根の改修方法には次のようなものがあります。

葺き替え(ふきかえ)

葺き替えとは、瓦とその下の下地(野地板)などをすべて新しくする工事です。

京都 屋根葺き替え(青緑瓦→ルーガ)施工の様子① l  京都府 宇治市 外壁塗装 屋根塗装 雨漏り 専門店 塗り達

 

雨漏り等がなければ瓦だけ交換しても問題なさそうですが、瓦はそれ自体に重量があります。

葺き替えるほどの劣化をしているとなると、かなり長い時間下地に重さがかかっており、野地板がたわんだり痛んだりしていることが多いためです。

葺き替えの場合、新しい瓦はガルバリウムなど軽量で耐久性のある瓦を採用するケースが多いです。

屋根葺き替え

葺きなおし

葺きなおしとは、既存の瓦を再利用しする方法です。

瓦は素材自体の耐久性は高いですが、地震や強風でずれやすくなっています。

そのため、葺きなおしの場合は、瓦を留めている漆喰や銅線、釘などを新しくします。

割れや欠けがある瓦は部分的に差し替えます。

葺き替えよりはコストを抑えることができますが、あまりに割れや欠けが多い場合は、葺き替えを検討した方がよいケースもあります。

漆喰補修

瓦に比べると漆喰のほうが早く劣化します。

瓦がずれる原因にもなるので、漆喰が劣化していたら補修します。

 

瓦の耐用年数

瓦には耐用年数があります。耐用年数が近づいたら葺き替えを検討しましょう。

また日本瓦など釉薬瓦のほか、セメント瓦などもあります。こちらは塗装できる瓦です。

 

瓦の種類耐用年数
日本瓦(釉薬あり)60年
日本瓦(釉薬なし)40年
セメント瓦20年

 

セメント瓦は、セメント製の瓦で、釉薬瓦より安価だったため1970年代に広く普及しました。

釉薬瓦に比べると表面がざらざらしているのが特徴です。

セメント瓦は塗装によるメンテナンスも可能です。

耐用年数内で劣化がそこまでひどくない場合は塗装することでさらに使用することができます。

瓦屋根のメンテナンスも塗り達まで

塗り達では、塗装工事のほか屋根工事も承っています。

屋根工事で足場を組むため、同時に外壁塗装工事をされるとコスト面でお得です。

お家まるごとメンテナンスなら塗り達までご相談ください!

 

 

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