切妻屋根とは?特徴やメンテナンス方法を解説 l塗り達
2023年11月21日 公開
この記事では、切妻屋根について解説しています。
切妻(きりづま)屋根とは、本を開いて逆さにしたような形の屋根です。
いわゆるお家の絵をかくとき書かれるような一般的な屋根です。
三角屋根とも呼ばれます。

理にかなっている点がたくさんあるため、日本の家屋だけではなく世界的にみてもスタンダードな屋根になっています。
切妻屋根のメリット
切妻屋根のメリットには次のようなものがあります。
①シンプルで安い
構造がシンプルなので、施工費が安く済み、工期も短く済みます。
②雨漏りのリスクが少ない
実は切妻屋根は雨漏りのリスクが少ない屋根の形です。
屋根で雨漏りが起こりやすいのは、屋根と屋根のつなぎ目です。
切妻屋根の場合は、棟の1か所のみなので雨漏りしやすい箇所自体が少ないということになります。
③風通しが良い
屋根裏は湿気がたまりやすい場所です。切妻屋根は風通しがよいので、室内の湿気や熱気を逃がしやすく、室内環境を快適に保つことができます。
切妻屋根のデメリット
切妻屋根のデメリットを挙げるとすれば次の2点です。
①個性を出しにくい

メリットが多い切妻屋根ゆえに、多くの住宅で採用されています。
そのためどうしても同じような形の家が多くなり、個性が出しにくいともいえます。
②急こう配の場合、メンテナンス時の屋根足場を組む必要がある

勾配が急な切妻屋根の場合は。塗装などのメンテナンスを行い際に屋根足場も組む必要があります。
屋根足場は勾配が6寸以上(約30度)を超える場合は、設置が推奨されています。
屋根勾配
勾配が強いと、雨などが流れやすく汚れがたまりにくいというメリットがあります。また積雪量の多い、いわゆる豪雪地帯では屋根に雪が積もりすぎないよう、急こう配の屋根が多く採用されています。
切妻屋根で使われる屋根材
切妻屋根は屋根の形の種類であるため、
日本瓦
スレート
アスファルトシングル
金属屋根
そこに使われる屋根材にはいろいろなものがあります。













