庇とは?屋根との違いや、屋根工事での施工事例を紹介 l塗り達
2023年12月16日 公開
庇は、窓や玄関サッシなど開口部にある小型の屋根の事です。
日よけ、雨よけなどの目的でつけられ、様々な素材が採用されます。
本記事では、庇と屋根の違いや、庇の工事・メンテナンスについて解説します。
庇の特徴
庇は、日よけや雨よけの目的で、開口部に付けられる小型の屋根です。
外壁から張り出すように作られているもの、付帯部として外壁とは違う素材でつくられているものなどさまざまです。
素材
庇の素材には次のようなものがあります。
アルミ
ポリカ
木材と金属
ガラス
アルミやポリカは軽量でいろいろな開口部に取り付け可能です。
木材と金属を使う場合は、大工さんが木材で庇の形を作り、その周りを金属板などで覆う造作の工事が必要になります。
また外観がおしゃれになり採光もできるガラスも、庇に用いられる素材の1つです。
庇と屋根・軒の違い
庇と最もよく似ている屋根との違いは、構造物か否かです。
庇は付帯部と呼ばれるのに対し、屋根は構造物です。
構造物は
目的とする機能を持ち、作用に対して抵抗することを意図として人為的に構築されるもの
(国土交通省 「土木・建築にかかる設計の基本」)
と定義されており、地震や風、雨などが建物に作用しても形状を維持する機能および目的をもって作られるものです。
住宅で言うと、屋根をはじめ、柱、外壁なども構造物にあたります。
雨などをしのぐという意味では、軒天も屋根や庇に近いものがあります。軒天は屋根が外壁から外側に出た部分の裏側で、垂木などを隠すためにベニヤ板などが貼られます。
庇の劣化症状
庇は、素材によって劣化症状が異なります。
鉄部
鉄部の場合は、劣化によってサビが発生します。
木材+板金
板金もさびの発生が一番注意したいれかっか症状です。
板金の劣化でめくれる+下地の木材が腐ると、表面の張替だけではメンテナンスができないケースがあります。
庇のメンテナンス方法
庇のメンテナンス方法は、劣化の状態により異なります。
塗装
さびが出ている状態で、まだ庇自体の損傷がなければ塗装によるメンテナンスが可能です。
ケレン+錆止め塗装の下地処理を行った上で塗膜を付けて保護します。
工事
下地が腐食しているなどの場合や、鉄部がさびで穴が開いている等の場合、葺き替えなどの工事を行います。
塗装より費用と時間はかかりますが、新しくなるのでその後長く使用できます。
庇のほか付帯部のメンテナンスも塗り達にお任せ!
塗り達では、庇はもちろん、雨戸や樋などほかの付帯部のメンテナンスも行っています。
外壁や屋根の塗装と一緒に行うことで、美観性アップはもちろん、足場組みが一度で済みコスト面でもお得です。
庇や付帯部のメンテナンスなら、塗り達にご相談ください!