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BESSのメンテナンス ログハウスなど木部の塗装はどこに頼めばいい? l塗り達

塗装業者選び現場ブログ 2024.01.14 (Sun) 更新

2024年1月14日 公開

個性豊かでおしゃれなデザインが人気の「BESS」の家。

ログハウスを基本として、木材と金属サイディングなどを組み合わせたシリーズなどが発売されています。

(出典:BESS 公式サイト

この記事では、BESSの家をはじめとした、木部のメンテナンスについて解説していきます。

木部にメンテナンスが必要な理由

サイディングや瓦などと違って、木材は天然の素材です。

木は、腐食が始まるとシロアリが発生したり、強度が落ちて建物自体がもろくなったりします。

そのため、表面を塗膜で覆ったり、浸透性の塗料を使って木材を保護する必要があるのです。

木部が腐る理由

木部が腐る原因は、「腐朽菌(ふきゅうきん)」が繁殖するためです。

腐朽菌は栄養となる木材と、温度(20~30℃)、(高湿)、空気の条件がそろうと生育し木材を腐らせます。

腐朽菌のほかにも、シロアリやバクテリア、菌などの作用によって腐食します。

 

木部のメンテナンス方法

木部のメンテナンスには専用の塗料が使われます。

(出典:キシラデコール 大阪ガスケミカル 公式サイト

サイディングなどの塗装では、表面に塗膜を付けて塗膜の下の素材を保護します。

一方木材の場合、一般的に表面に塗膜を作るタイプではなく、浸透性の塗料を使うことが多いです。

浸透性の塗料の場合、内部の腐食などを抑える成分が働き腐食を防いでくれるほか、木部特有の木目を生かした仕上がりにすることができ、人気があります。

木部であっても表面に塗膜を作るタイプの塗料で塗装することはできます。軒天などに木部が使われている場合は塗膜を作るタイプの塗料で仕上げることもあります。

 

サイディングなど人工的に作られた素材のメンテナンス以上に、一つ一つ違う劣化状態を見極めて、補修や塗装を行う必要があります。

 

BESSの家のメンテナンス

BESSの家はログハウスを基本として、外壁や柱などの木部がたくさん使われています。

金属サイディングなどの異素材が組み合わされていたり、屋根はスレートや薄い鋼材などが使われていたりするため、それぞれの素材に合ったメンテナンスが必要です。

BESSの家は、メンテナンスも含めてご自身でお手入れをしながら暮らすことをコンセプトにしており、専用の塗料も発売されています。ウッドデッキや手が届く外壁など木部のお手入れは、住んでいる人が行うことが多いようです。

しかし、高所作業の場合はご自身で行うことは危険なため、屋根や2階部分などは専門業者に依頼するほうがよいでしょう。

 

木部のメンテナンスはサイクルが短い

木部のメンテナンスは通常の塗装よりサイクルが短くなっています。

天然素材のため人工的な外壁材などに比べると、劣化の進行が早く周りの環境にも左右されやすいためです。

一般的に、3~5年のサイクルでメンテナンスが必要といわれており、こまめにお手入れをすることで木が強くなり、長く使うことができます。

 

木部のメンテナンスも塗装専門店にお任せください

BESSなどログハウスで使われる木部のメンテナンスについて解説しました。

木部のメンテナンスサイクルは早く、こまめなお手入れが必要です。

屋根やその他の部分のメンテナンスとサイクルを合わせて、DIYする部分と業者にお願いする部分をうまく相談してくださいね。

塗り達では、木部のメンテナンスも実績豊富です。

素材に合わせた補修方法や塗装方法も熟知していますので、お気軽にご相談ください。

 

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