外壁塗装の艶(ツヤ)について 艶の有り無しで何が違う? l塗り達
2024年3月26日 公開
外壁塗装をする際に、仕上げの色を選ぶとともに「艶」も選ぶことができます。
塗料の艶とは、光沢のことでツヤ加減によって同じ色でも印象が違ったものになります。
今回は、外壁塗装の艶についての基礎知識と、艶があるのとないのでは何が違うのか解説していきます。
外壁塗装の艶とは
外壁塗装でいう艶や艶加減とは、塗料の光沢のことを言います。
塗料はもともとつやがある状態です。

公園の遊具や、ポストなど、塗装したての場合は表面がつやつやとしていて光をたくさん反射しています。イメージがわきますでしょうか?
艶有で塗装していても、年数がたつにつれ光沢は失われていきますが、ツヤありの状態で塗装を行った場合塗装工事完了直後はテカテカとした印象になります。

ツヤあり・半艶・3分艶・つや消し
元々つやがある状態の塗料ですが、つや消し剤を混ぜることでツヤ加減を調整できます。

つや消し剤をたくさん入れればつやがどんどんなくなります。
あまり細かく、例えば10段階で何分艶と指定しても、見た目でそこまで大きく変わらないので、
ツヤあり→半艶→三分艶→ツヤ消し くらいから選びます。
ツヤありとツヤなしの違い
ツヤありとツヤなしは、光沢以外にも次のような違いがあります。
色の見え方
艶がある塗料は、たくさん光を反射するため反射している部分が白っぽく見えます。
外壁塗装の場合、面積もおおきいので思っていたより明るく感じたり、まぶしく思えたりすることがあります。

耐久性
ツヤ加減を調整するときに入れるつや消し剤は、添加物です。
そのため、まったくつや消し剤が入っていない塗料と、たくさん入っている(ツヤが落とされている)塗料では若干性能に差が生まれます。
せっかくいい塗料を選択しても、つや消ししてしまうと性能が落ちることが考えられるのです。
そのため、好みの仕上がりを取るか耐久性を取るか、バランスを考えてツヤ加減を選びましょう。
艶が全くない状態までつや消し剤を入れるともったいないので、調整しても3分艶までと案内する施工店もあります。
ツヤあり・ツヤなしの特徴を知って納得の塗料選びを
塗装における艶について解説しました。
艶加減が調整できることや、つや消し剤が添加物であること、性能が若干落ちること、選んだ色より白っぽく見えること。
「艶も自由に選べますよ」といわれても、これらの事前知識がないとこんなはずじゃかなったと後悔することになるかもしれません。
艶加減は選べるが、性能とのバランスを考えて、上手に塗料選びをしてくださいね。
塗料の性能や艶加減のお悩みは塗り達でもご相談を承れます。
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