屋根工事でよく聞くルーフィングシートとは?役割や特徴を解説 l塗り達
2024年6月3日 公開
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ルーフィングシートをご存知ですか?
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、お家の屋根を守る大切なものの一つです。
この記事ではルーフィングシートの役割や特徴を解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
目次
ルーフィングシートとは
ルーフィングシートとは、防水機能があるシートのことで、下地と屋根材の間に敷かれます。
屋根材とは、瓦やスレートなど、一番外側に見えている部分です。
この写真では、赤い部分がルーフィングシートです。
ルーフィングシートの役割
ルーフィングシートは、屋根材の下で雨が入ってこないように止水する役割を持っています。
屋根材は全く隙間がないわけではないので、雨が降れば当然屋根材の下にも雨が入り込みます。
そこでルーフィングシートが野地板に水がかからないように守っているのです。
そのため、きちんとルーフィングシートが機能していれば、少しくらい屋根がずれたり、割れたりしたくらいでは雨漏りは起こりません。
雨漏りがおこるということはは、一番上の屋根材だけではなくルーフィングシートも傷んでいる可能性を疑わなくてはいけないのです。
ルーフィングシートの特徴と種類
ルーフィングシートは、材質によりいろいろな種類があります。
アスファルトルーフィング
分厚い段ボールにアスファルトをしみ込ませてシート状にしたもので、日本で最も普及率が高いルーフィングシートです。
止水性が高く、安価なため一般家庭で広く採用されています。
耐久年数は8~10年と比較的短く、こまめなメンテナンスが必要です。
改質アスファルトルーフィング
改質アスファルトルーフィングは、アスファルトルーフィングを改良し、より耐久性の高いシートにしたものです。
約2倍の耐用年数を誇り、およそ20年ほどは持ちます。
止水性が高い一方で、湿気がこもりやすく寒い地域では凍結の恐れがあるため、注意が必要です。
透湿防水ルーフィング
透湿防水ルーフィングは、その名の通り湿気を逃がすことができるシートです。
お家の中に湿気がこもらないため、木造の場合は躯体を守ることにつながります。
また耐用年数も約50年と長く、一度貼ってしまえばかなり長い期間使えます。その分高価で施工期間も長くなる点はデメリットといえるかもしれません。
不織布ルーフィング
最近注目されているのが不織布ルーフィングです。耐久性が高く破れにくい性質を持ち、およそ30年ほど持つといわれています。柔軟性があるためどんな形の屋根形状にも対応できる点も特徴です。
アスファルトルーフィングに比べるとまだまだ高価なルーフィングシートですが、これから需要が高まればさらに改良され普及するかもしれません。
ルーフィングシートのメンテナンス方法
ルーフィングシートは、屋根を葺き替えるときなどに一緒に敷きなおすことが一般的です。
雨漏りしているなど、損傷がある場合はその下の野地板からやり直すこともあります。
まとめ
ルーフィングシートが破れてしまうと、雨漏りが加速します。
定期的な点検で躯体が痛む前にメンテナンスを心掛けましょう。
塗り達では屋根の無料点検からメンテナンスまで一括でお引き受けしています。
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