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外壁塗装 塗らない箇所と塗れない箇所はどこ? l塗り達

2024年6月30日 公開

外壁塗装工事をする際に、

「2階のサッシも一緒にきれいにしたい」

「ベランダの手すりも一緒に塗ってほしいな」

などのご希望を伺うことがあります。

外壁塗装は足場を組むため高所の作業も可能になり、いつもは手の届かない部分まできれいにできる点もメリットです。

しかし、どんなものでも塗装できるかといえばそうではありません。

本記事では外壁塗装でぬれる箇所と塗れない箇所を解説します。

外壁塗装で塗れる箇所と塗れない箇所とは

外壁塗装で塗れない箇所と塗れる箇所は、実際は「どんな素材のものであるか」が大きく関係しています。

例えば・・・

木製の門:塗れる箇所

×アルミの門扉:塗れない箇所

といった具合です。

木部 キシラデコール

 

そのため、「門や門扉が塗れない」ということはなく、素材によっては塗装可能ということが言えます。

アルミなどの塗装できない箇所についての詳しい説明は下記の記事もご覧ください。

 

塗れない箇所の特徴

塗れない箇所の特徴として、

  • 塗膜が密着しない
  • 塗料との相性が悪い

点があげられます。

塗料は液状ですが、塗装して乾燥させることで素材に密着します。

外壁 上塗り1回目

この時、塗料が乾燥しても下地に密着しない素材、密着しにくい素材があり、そのような場合は塗装ができません。

さらに言うならば、

「塗装はできるけど密着する保証がなく、塗装として意味がない工事になる」

ため、施工店は塗れないというような表現を使います。

住宅周りで塗装できない主な素材

  • アルミ
  • ガラス
  • コンクリート

ガラスに塗装しない、できないというのはイメージしやすいかもしれません。

またサッシなどによく使われるアルミも塗料と相性の悪い建材の代表です。コンクリートはその独特の風合いを生かすために外壁塗装で使う塗料では塗装しないことが多く、コンクリート専用の塗料や撥水加工を施すことが多い箇所です。

その他、塗装はできるけどしないほうがよい、塗装しない方がより美しいといわれる「白木」なども住宅塗装では施工しないことが多いでしょう。

 

塗れない箇所を塗装するリスク

塗れない箇所の塗装はデメリットが多く、施工店としておすすめできません。

例えば、アルミの手摺を塗装しても、わずか数年ではがれてくることが予想できます。

せっかくお金をかけて塗装をするなら、意味のある工事にしたいですよね。

また施工不良になることがわかっていて工事を行うことは、施工店の質にも関わります。

塗料と相性が悪いことがわかっている場合、お客様にとっても施工店にとってもメリットは全くないため、塗れない理由をご説明したうえで施工はしないことが一般的でしょう。

外壁のほかお家回りの塗装もご相談ください!

外壁塗装で一緒に塗装できない箇所について解説しました。

今回出てきていない箇所や素材でも「これは塗れる?」というようなものがありましたら、お気軽に塗り達までご相談ください。

 

 

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