透明の外壁塗装はできる?クリア塗料を使ったメンテナンスについて l塗り達
2024年10月19日 公開
「今の外壁の柄がすごく気に入っているから、何とかこのまま残せないかな・・・」
そんなお悩みを解決するクリア塗装をご存知ですか?
クリア塗装は、透明な塗料を使って塗装するので下地を塗りつぶしてしまうことなくメンテナンスが可能です。
今回はクリア塗装のメリットやデメリットについて解説します。
クリア塗装のメリット
クリア塗装のメリットは、
- 今ある柄や色をそのまま残せる
- 美しい光沢がある
ことです。
特にサイディングは柄や模様が豊富なものが多く、塗装するとのっぺりした外壁になってしまう可能性もあります。
クリア塗装なら、柄や模様を塗りつぶすことなく、そのままの状態をキープできます。
クリア塗装のデメリット
反対にクリア塗装のデメリットは、
- 現在の劣化状態(ひび割れやはがれ)などが見えたままの状態になる
ことでしょう。
例えば、クラックがたくさん入った壁でも、補修して塗装を行うと見違えるほどきれいになります。
- 施工前
- 施工後
深いクラックであれば、左官などで埋めたうえで平らにし、さらに塗膜を重ねることで傷がなかったかのような仕上がりになります。
このような補修は普通の塗装ならではで、クリア塗装を行うと傷やはがれ等はそのままになってしまいます。
元々の美しさを残せるのもクリア塗装ですが、現状の劣化がそのまま出てしまうのもクリア塗装の特徴といえるでしょう。
クリア塗装を行う際の注意点
クリア塗装を希望される方への注意点は次の通りです。
- チョーキングが起こっている外壁は白く濁った仕上がりになってしまう
- シーリングの上からは塗装できない
- 光触媒などでコーティングされている外壁の上からは使えない
一般的な塗装工事に使う塗料に比べると少々制限が多いクリア塗装ですが、こまめなメンテナンスを行っている外壁であれば、美しい模様や色を残すことができる塗料です。
外壁の状態によって適さないことがあるので、ご希望される場合は施工店に相談してくださいね。