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屋根塗装のトラブル3選 外壁塗装とは違う屋根特有の注意点とは l塗り達

2025年1月2日 公開

屋根塗装は、外壁塗装と同じく塗膜の劣化を塗装によって新しくし、屋根材の劣化を抑える効果のあるリフォーム工事の1つです。

お家の工事では普段と違う人の出入りや音、においなどがあり、工事期間中なるべく安心して過ごしたいですよね。

今回は屋根塗装で起こりやすいトラブル事例3選をご紹介します。

外壁とはまた違ったトラブル、屋根の特有のトラブルがありますので、これから屋根塗装を控えている方はぜひお読みください。

屋根塗装のトラブル①塗装後に雨漏り発生!

スレート屋根の塗装では、塗料で屋根同士がくっついてしまうため、雨水の隙間を確保する必要があります。

隙間を確保する方法は、縁切りと呼ばれる塗装後に塗膜をカッターできる方法か、タスペーサーとよばれる縁切り材を挿入するかのどちらかになります。

スレート屋根の塗装でこれらの作業を忘れてしまう、または抜いてしまうと、隙間から雨が抜けられず雨漏りリスクが高まります。

外壁塗装ではタスペーサーを使ったり縁切りを行ったりすることはないので、屋根特有の工程です。

見積にタスペーサーが含まれているか、もし可能であればタスペーサーを挿入している写真を見せてもらえるとよいでしょう。

 

屋根塗装のトラブル②塗装直後から塗料がはがれてきている!

塗装前には屋根全体をよく洗い、古い塗膜や汚れを落とすことが必要です。高圧洗浄の工程は、すべての屋根材の塗装工事で必要ですが、モニエル瓦は特に気を付けて作業を行う必要があります。

塗り達 施工事例

モニエル瓦は、スラリー層と呼ばれる塗料とセメントが合わさった強力な塗膜でおおわれています。

このスラリー層は、普通の高圧洗浄ではきれいにすることができず、完全にはがれた状態で塗装をしないと、新しい塗膜と一緒にはがれたり全然密着しないということがあるのです。

モニエル瓦の高圧洗浄では、トルネードと呼ばれる渦状に水が出る特殊なノズルを使って行う必要があります。施工の説明であらかじめ確認しておきましょう。

外壁塗装の場合はトルネードを使うことはほとんどありません。

屋根塗装のトラブル③塗装中に屋根がバキバキ割れだした!

屋根材の中には、塗装ができない屋根材が存在します。

アスベストの使用が禁止されたころに発売されたノンアスベスト屋根材は、耐久性が著しく低く、塗料を塗ると負けてしまい塗ったそばからバキバキに割れていくということが発生してしまいます。

せっかくメンテナンスしようとしたのに塗装ができないため、葺き替えやカバー工法などに切り替える必要があります。

アスベストを使っていない屋根材がまだ現役で葺かれている場合は注意が必要です。

屋根塗装のご相談は塗り達まで!

屋根塗装のトラブル事例をご紹介しました。

今回ご紹介した事例は、施工店の知識や経験でカバーできるトラブルです。

ノンアスベスト屋根材の塗装については、屋根工事を行うしかありませんが、現地調査時にある程度判明するため、塗装が始まってからやっぱりできない!ということは少ないといえるでしょう。

屋根材や塗料の性質・特徴をしっかり把握しているプロの専門店なら見積調査時に劣化症状だけではなく補修箇所や注意する屋根材も見逃しません!

屋根塗装の事なら塗り達にご相談ください!

屋根 上塗り
2025年10月14日 更新!

屋根塗装の手順はこれ!質の高い工事にするためにポイントとは

2025年10月14日 公開 正しい屋根塗装の手順を知っていますか? 正しい施工手順を踏むことで質の高い、耐久性の高い工事になります! 今回は、高品質な屋根塗装にするための施工手順やそのポイントについて解説します。 目次屋根塗装の施工手順(スレート屋根)①足場組立②養生③高圧洗浄④下塗り1回目⑤下塗り2回目⑥タスペーサー 挿入⑦上塗り1回目⑧上塗り2回目高耐久な屋根塗装のポイント屋根塗装の事なら塗り達! 屋根塗装の施工手順(スレート屋根) スレート屋根の塗装工事での手順を順に見ていきましょう。 ①足場組立 屋根塗装には、足場の設置が欠かせません。 職人の安全と作業効率を確保することによって、質の高い塗装工事が実現します。 ②養生 屋根の上から塗料などが飛散しないように、足場にを使って養生も行います。 急勾配の屋根の場合は、屋根の上にも足場を設置します。   ③高圧洗浄 高い水圧を使って屋根の汚れや、古い塗膜、コケなどを洗い流します。 ★この後の塗装工程に移る前に、しっかりと水を乾燥させることがポイントです。   ④下塗り1回目 下塗り1回目で初めてスレートに塗料がのります。痛みが激しいとほとんど表面に残らず吸い込まれてしまうこともありますが、状態を見極めながら全体に下塗りを行います。 ★下塗り1回目の後にもしっかり塗料を乾燥させます。生乾きの状態で次の塗装に移ると、早期はがれの原因になります! ⑤下塗り2回目 下塗り2回目も同じようにまんべんなく塗っていきます。 先ほどよりも吸い込みも少なくなりスレートを強固にできてきています。 板金部分は金属なので、スレートに塗る下塗り剤とは別に、さび止め効果のある下塗り剤を使います。赤く塗られている部分が錆止め塗装を行ったところです。 ★下塗り2回目の後もしっかり乾燥させます! ⑥タスペーサー 挿入 スレート屋根の塗装では、屋根材の隙間を確保するために縁切り材(タスペーサー)を使用します。 下塗りの後にスレートの下に差し込むことで、雨水の通り道を確保します。 ★タスペーサーなどで縁切りしていないと、スレートの下を雨が抜けられず早期傷みの原因になります。 ⑦上塗り1回目 お客様に選んだいただいた色の上塗り材を塗っていきます。 下塗りをしっかりと入れているので、塗料の吸い込みも少なく、ムラなく均一な塗膜がつくように全体を見ながら塗っていきます。 ★ここでもしつこく乾燥時間を設けます!塗装工事は乾燥する時間が大切です。 ⑧上塗り2回目 最後にもう一度同じ色で塗装して上塗り2回目完了。屋根塗装の全工程が終了です。 完了検査では、塗り残しやタスペーサーの挿入漏れがないかなどをチェックし、お客様へ引き渡します。 高耐久な屋根塗装のポイント 高品質で高耐久な屋根塗装のためには、上記の正しい手順をしっかり理解して1つ1つ丁寧に作業を行うことが大切です。 いくら仕上がりがきれいでも、下塗りを抜かしている、タスペーサーを入れ忘れている、板金部分もスレートの下塗り材で塗っているなどを行っていると、早期はがれやサビ発生など施工不良を引き起こします。 また手順でも出てきたように、乾燥させることがとても大切です。 大きな屋根であれば、半日~1日は乾燥時間にあて、塗装工程の1つ1つの間はしっかりと時間を取ります。 下塗りや乾燥時間など、仕上がった状態では確認がしにくいことも丁寧に正しく行ってこそ、塗料の性能が十分に発揮される高品質・高耐久な塗装工事になります。 屋根塗装の事なら塗り達! 屋根塗装の全工程について解説しました。 とはいっても、屋根の上の作業をずっと見はっているわけにもいかないので、品質の高い工事になるかどうかは、施工店のプロ意識にかかっているといっても過言ではありませんよね。 塗り達では、1級塗装技能士はじめ現場経験が豊富な熟練の職人が多数在籍しています。 新築の工事から公共工事の塗装も手掛けており、手順や施工方法には全員が高いプロ意識を持っています。 美しく仕上げることはもちろん、耐久性の高い屋根塗装をご希望なら、塗り達にお任せください!      

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2025年10月12日 更新!

外壁塗装どれがいいのかわからない!選び方のポイントを解説します!

2025年10月12日 公開 外壁塗装工事で決めなければいけないことはたくさんあります。 いつする? どこに頼む? 塗料の種類? 色? ・・・等 中でも外壁塗装工事でよく悩まれるポイントととして、「塗料の種類」があげられます。 「種類がたくさんありすぎる」「ちがいがわからない」「選び方の検討がつかない」 このようなお悩みを持つ方に、外壁塗装における塗料の選び方のポイントをお伝えします。 ぜひ最後までお読みください。 目次外壁塗装工事の塗料 分け方や種類遮熱?水性油性?塗料の分類方法のあれこれ外壁塗装の塗料を選ぶポイント①グレードを選ぶ②プラスの機能を選ぶ③色を選ぶ外壁塗装のご相談は塗りまで! 外壁塗装工事の塗料 分け方や種類 外壁塗装で使う塗料は、下塗り剤と上塗り材があります。 このうち、下塗り材は下地や状態に合わせて施工店が選定するので、お客様が決めていただくことはまれだと思います。 上塗り材は、塗装工事が終わったときに見えている色の塗料で、種類によって耐久性などを左右します。 上塗り材の種類は、塗料の成分のうち、「樹脂」にあたる部分が何なのかで種類分けされることが多く、塗料のグレードと呼ばれたりします。 シリコン塗料・フッ素塗料・無機塗料などが外壁塗装でよく使われる塗料ですね。 シリコン塗料やフッ素塗料は耐久性が異なり、基本的に耐久年数が長くなるほど価格も高くなります。 塗料 耐久年数 特徴 費用(1缶あたり) アクリル 5~7年 安価 DIY向き 5,000~15,000円 ウレタン 7~10年 安価 ひび割れしにくい 5,000~20,000円 シリコン 8~10年 コスパの良い塗料 カラーバリエーション豊富 15,000~40,000円 フッ素 10~15年 耐久性が高い 汚れに強い 40,000~100,000円 無機 20年 耐久性が非常に高い 塗膜が固い 50,000~120,000円 アクリルやウレタンなどは、扱いやすい塗料ですが耐久年数がそこまで長くないためDIY向けの塗料だと考えておきましょう。現在施工店で工事をする場合はほとんど使われない塗料なので、おそらく見積を依頼してもアクリルやウレタンで提案してくるところは少ないと思います。 そのため、まずは「シリコン」「フッ素」「無機」の中から予算やご希望の耐久年数に合わせて選んでいきましょう。 遮熱?水性油性?塗料の分類方法のあれこれ 上記表にあるように、塗料の樹脂の部分が何であるかによって耐久年数や特徴が変わります。 「3種類から選ぶならそんなに多くないな」と感じますが、ここに「遮熱塗料」などの塗料の性能をアップさせる機能が付いた塗料が登場したり、「油性塗料」「水性塗料」が登場するとよくわからなくなってしまう方が多いのではないでしょうか? シリコン塗料やフッ素塗料は、「塗料の樹脂の種類による分類」ですが、遮熱塗料は「遮熱効果のある塗料ですよ」という意味の、塗料の性能を表した名前です。 そのため、シリコン塗料の中にも汎用のシリコン塗料と遮熱シリコン塗料が存在しますし、遮熱フッ素塗料もあります。 水性塗料・油性塗料とは、希釈剤が「水」なのか「溶剤(シンナー)」なのかによる分類です。 水性シリコン塗料、油性シリコン塗料とこちらも各グレードにありますが、油性塗料はにおいがきつく引火性が高いため、外壁塗装の塗料は現在は水性塗料が主流です。 外壁塗装の塗料を選ぶポイント 外壁塗装の塗料の分け方や種類がわかったところで、選び方のポイントをお伝えします。 ①グレードを選ぶ まずは、シリコンやフッ素などグレードを選びましょう。 耐久年数と費用でご希望に合ったものを選ぶとよいでしょう。 外壁材によって、無機塗料が適さないといった場合もあります。施工店に提案を聞いてみましょう。 ②プラスの機能を選ぶ 遮熱効果など基本的な耐久性に加えてプラスの効果を求めるかどうかを決めます。 遮熱効果がなくてもよいなら、汎用の塗料で決めましょう。 ③色を選ぶ 最後に塗料の色です。ほぼどのグレードでもお好きな色がチョイスできます。 「この色はこのグレードにしかない!」ということはほとんどないので、色決めは最後で大丈夫です。 但し遮熱塗料にする際は、色によって効果が高いもの低くなってしまうものがあります。 (白より黒のほうが太陽光を吸収しやすい性質があるため) 基本的にお好きな色が選べますが、自治体によって使える色が制限されていることもあるため確認しましょう。 外壁塗装のご相談は塗りまで! 外壁塗装の塗料の選び方について解説しました。 たくさん種類があって戸惑ってしまいますが、基本的にグレードによる耐久性や費用の違いから見比べていくのがわかりやすいと思います。 一人では決められないという方は、外壁塗装専門店の塗り達までご相談ください! 現場経験豊富な担当者が、お客様のご希望に沿ったご提案をさせていただきます。塗料についての知識も豊富なのでどんなことでもお気軽にご相談ください。              

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2025年10月9日 更新!

雨の日の屋根塗装はできる?施工不良にならないための注意点を解説

2025年10月9日 公開 屋根塗装工事を行っているときに雨が降ってしまうと、大丈夫なの?工事はどうなるの?と心配になってしまいますよね。 実は塗装工事は、雨や水分には十分に気を付ける必要があります。 屋根塗装の工事中に雨が降ったら工事はできるのでしょうか? 今回は雨の日の屋根塗装について、施工不良を避けるための注意点について解説します。 目次雨の日の屋根塗装はできない雨の日の塗装工事に注意が必要な理由雨の日にできる塗装以外の作業屋根塗装のご相談は塗り達! 雨の日の屋根塗装はできない 結論から言うと雨の日は屋根塗装はできません。 塗装工事は、施工できる条件が決まっておりルールを守って工事することで初めて耐久性が保証されます。 施工できる条件とは 気温5度以上 湿度85%以下 晴れている となっているため、雨が降っている日、雨が降りそうな天気の日、雨の翌日で湿度が高い日などは工事を行いません。 雨の日の塗装工事に注意が必要な理由 もし塗装中に雨が降ってきたら、塗装した屋根の塗料に雨水が混ざり施工不良の原因となってしまいます。 早期はがれ 膨れ 等が見られたら、雨水が混ざってしまっている可能性があります。 雨の日のに施工を行うと、せっかく耐久年数の長い塗料を使っても期待するほど長く持ちません。 そのため、工事の完成を急いでいたとしても雨の日は塗装を行わないようにする必要があるのです。 雨の日にできる塗装以外の作業 塗装工事中、雨がふってしまうと何もできないというわけではありません。 雨の日でも行える作業としては、 足場の組み立て 高圧洗浄作業 等があります。 塗装の前には完全に屋根が乾いた状態になっていることが必要ですので、高圧洗浄後や雨の後はしっかりと乾燥時間を設けます。 乾いた下地に塗装し、塗料が乾くことで密着する、質の高い高耐久な塗装工事になります。 屋根塗装のご相談は塗り達! 雨の日の屋根塗装について解説しました。 工事を急いでしまうと少しくらいの雨ならと、作業を行ってしまう施工店も残念ながら存在します。 しかし、どんなに良い塗料を使っても施工ルールを守らなければ、質の高い工事は実現しません。 高品質・高耐久の屋根塗装なら塗り達にご相談ください!      

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