屋根塗装前のトルネード洗浄とは?特徴や使用するケースを解説
2025年9月15日 公開
屋根塗装工事の前には、汚れや古い塗膜を落とすために高圧洗浄を行います。

高圧洗浄は高い水圧で屋根材を洗い流す作業ですが、ノズルを変えることでさらに強力な力で洗い流すことができます。
それが「トルネード」と呼ばれる洗浄方法です。
今回は屋根塗装で使われるトルネード洗浄について解説します。
トルネード洗浄とは
トルネード洗浄とは、水を台風の渦のように噴射させて洗う洗浄方法です。
高圧洗浄機のノズルを変えることで回転しながら水を噴射し、トルネード洗浄を行うことができます。

▲こちらは普通の高圧洗浄をしている様子です。
▼トルネードで洗浄をしている様子です。水が渦を巻いているのが見えますでしょうか?

トルネード洗浄は、普通の高圧洗浄よりも洗う力がおよそ1.3倍強い方法です。
かなり強力な洗浄力があるので、古い塗膜やぬめりなども落とすことができます。
トルネードを使うケース
トルネードを使うのは、汚れがひどい屋根材や、モニエル瓦です。
モニエル瓦は、スラリー層と呼ばれる着色層があり、塗り替えの場合はスラリー層をしっかりと落としてから塗装することが重要です。スラリー層がきちんと落ちていないと、塗り替えの耐久性が大きく低下します。

【動画】トルネードの洗浄の様子
トルネードの洗浄の様子です。水がぐるぐると回転しながら噴射されているのがわかります。
トルネード洗浄の注意点
トルネード洗浄は、水の飛散が多く屋根養生などをしっかり行ってから作業する必要があります。
また水の力が大変強いので、劣化の激しい屋根に使用すると水の力で破損の恐れがあります。
人の当たるとケガの恐れもあるため、取り扱いには十分な注意が必要です。









