セメント瓦とは?特徴とメンテナンス方法を解説
2026年3月13日 公開
この記事ではセメント瓦について解説しています。
目次
セメント瓦とは?陶器瓦との違い
セメント瓦は、セメントと砂を原料に成形・塗装された屋根材です。表面には塗装が施されており、デザイン性も高く、昭和から平成初期にかけて多くの住宅で採用されていました。現在はガルバリウム鋼板など高耐久な屋根材が普及し、セメント瓦は廃盤となっています。新築住宅で採用されていることはほぼありませんが、まだまだ現役で屋根として活躍しています。

陶器瓦との主な違いは以下のとおりです。
| 項目 | セメント瓦 | 陶器瓦 |
|---|---|---|
| 原料 | セメント+砂 | 粘土 |
| 表面 | 塗装仕上げ | 釉薬焼成(塗装不要) |
| メンテナンス | 定期的な塗装が必要 | 基本的に不要 |
| 耐久性 | 約30~40年(メンテナンス次第) | 50年以上 |
セメント瓦は表面の塗膜が劣化すると防水性が低下するため、10〜15年ごとの塗装メンテナンスが重要です。

▲陶器瓦の代表は日本瓦 お茶碗などの陶器と一緒で表面に釉薬がかけられており、塗膜はありません。
セメント瓦の劣化サインとは?
セメント瓦は表面が塗装されているため、塗膜が劣化すると以下のような症状が見られます。
色あせやツヤの消失
塗料が劣化してきた初期のサインです。チョーキング(白い粉が手につく)
塗膜が粉状に分解され、防水性能が落ちてきています。ひび割れ・欠け
瓦本体の劣化が進んだ状態。雨水が侵入しやすくなります。コケやカビの繁殖
表面の撥水性能が失われ、湿気が溜まりやすくなっています。
これらの劣化を放置すると、瓦の下にある防水シートや下地材まで傷み、雨漏りの原因となってしまうこともあります。
セメント瓦のメンテナンス方法
セメント瓦を長く使い続けるためには、塗装による定期メンテナンスが不可欠です。
1. 高圧洗浄で汚れや旧塗膜を除去
塗装前に、瓦表面のコケ・汚れをしっかり洗い流すことで、塗料の密着性を高めます。
2. ひび割れの補修や差し替え
割れている瓦は差し替えたり、コーキング補修を行ってから塗装に入ります。
3. 下塗り・中塗り・上塗りの3工程
セメント瓦には、専用の下塗り材(シーラー)を使うことが重要です。これにより、塗料の吸い込みを防ぎ、仕上がりも美しくなります。
4. 約10年に一度の塗り替えが目安
立地や瓦の状態にもよりますが、一般的には10年程度で再塗装を検討するのが理想的です。
セメント瓦は塗装で長持ちさせる屋根材
セメント瓦は耐久性が高く、落ち着いた和風の住宅にもよく合う屋根材ですが、塗膜が劣化すると防水性が失われやすいという特徴があります。
そのため、定期的な点検と塗装によるメンテナンスを欠かさず行うことが、雨漏りや屋根材の劣化を防ぐカギとなります。
「うちの瓦、セメント瓦かも…?」と思ったら、まずは無料点検をご依頼ください。









