外壁のリシン仕上げはメリットがいっぱい!特徴やメンテナンス方法とは? l塗り達
2023年9月4日 公開
外壁塗装では、色を変えるだけではなく、さまざまな「仕上げ」の方法によって独自の雰囲気や表情を作ることができます。
なかでもリシン仕上げはいろいろなメリットもあり、一度は目にしたことがある!という方も多い仕上げ方法ではないでしょうか?
今回は、リシン仕上について、特徴やメンテナンス方法を含めた基礎知識を解説していきます。
目次
リシン仕上とは
リシン仕上は、外壁塗装の仕上げ方法の1つで、塗料に骨材を混ぜて吹きつけ、外壁の表面がザラザラした仕上がりになります。
リシンは、外壁の表面化粧材の1つで、細かく砕いた石や砂などの骨材と呼ばれるものに樹脂やセメントと着色剤を混ぜて吹きつけます。
骨材の粒の大きさやも様々なものが発売されており、表情豊かな外壁を作ることができます。
また吹き付けた後に、ブラシのような道具で職人が手作業で仕上げる「搔き落とし」とよばれる方法も根強い人気があります。
仕上りが職人の技量に左右される方法なので、希望する場合は搔き落としの仕上げができる職人がいるかどうか、事前に確認しましょう。
リシン仕上のメリット
リシン仕上のメリットには次のようなものがあります。
通気性がよい
リシン仕上にすると、外壁の通気性がとてもよくなります。
そのため、木造住宅の躯体からくる湿気を逃がす力にたけており、モルタル外壁と相性が良い仕上げ方法です。
安価である
骨材自体も安価で、スプレーガンで吹き付ける方法なので、安価で施工できます。
ツヤを抑えられる
日本家屋に多く採用されてきたリシン仕上ですが、仕上がりが上品で高級感があることも理由の1つでしょう。
同じツヤ加減の塗料を使っても、ベタ塗りに比べて太陽光の反射率が低くなるためつやつやしすぎず落ち着いた雰囲気の仕上がりになります。
リシン仕上のデメリット
リシン仕上のデメリットは下記のとおりです。
汚れが付きやすい
表面がざらざらしているので、凹凸部分に砂やほこりなどの汚れがたまりやすく、つるつるの外壁に比べると黒っぽくなりやすくなっています。
雨もたまりやすいので、周りの環境によっては湿気が多くなりカビやコケも生えやすくなります。
ひび割れしやすい
リシン仕上にすると、表面が凸凹するため、塗膜が薄い部分もできてしまいます。そのため土台であるモルタルにひび割れが生じると一緒にひび割れてしまいやすくなっています。
塗膜がひび割れると、雨が侵入し雨漏りの原因となるため、メンテナンスは定期的に必要です。
リシン仕上のメンテナンス
リシン仕上でも普通のベタ塗りであっても、定期的な塗り替えによるメンテナンスは必要です。
ここでリシン仕上のメンテナンス方法と注意点を確認しておきましょう。
塗り替えの方法
リシン仕上は、上塗りの工程で骨材入りの塗料を吹き付けます。そこに至るまでの
・足場組み
・高圧洗浄
・下地処理
・下塗り
は普通の塗装工事とおなじです。
リシン仕上のメンテナンスの注意点
リシン仕上のデメリットでもお伝えしたように、下地がひび割れると一緒にひび割れを起こしやすくなっています。
そのため塗りの工程を始める前に、クラックなどの下地をしっかりと補修することが大切です。
また表面の汚れをしっかりと落としてから塗り替えをしないと、耐久性に影響します。
高圧洗浄で汚れを確実に落とすことも大切です。
ひび割れが気になるときは、下塗り材にひび割れに追従する微弾性の下塗り材を使用する方法が有効です。
上塗りの工程前に、どれだけ下地をきれいにするかが、リシン仕上の品質を大きく左右します。
丁寧な作業を行うことが、耐久性を高めるために不可欠です。
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