モニエル瓦に塗装は必要?メンテナンスの注意点を解説 l塗り達
2023年9月10日 公開
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「家を建ててそろそろ10年、屋根のメンテナンスについて必要と聞くけれど、うちはモニエル瓦・・・」
「瓦は塗装要らないっていうのも聞くし、本当はどうなんだろう?」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
モニエル瓦は、瓦と名前が付きますが、日本瓦のように塗装が要らない瓦ではありません。
今回は、モニエル瓦のメンテナンス方法や注意点について解説しています。
モニエル瓦とは
モニエル瓦とは、ヨーロッパが発祥のセメント瓦の一種です。おしゃれな形状とカラーバリエーションが豊富で人気があります。
瓦の種類としては「乾式コンクリート瓦」「乾式洋瓦」などと呼ばれているセメントが主成分の瓦です。
モニエル瓦という名前は、日本モニエル会社が発売した乾式コンクリート瓦の商品名だったのですが、高いシェアをほこっていたため一般的な呼び名として「モニエル瓦」という名前が定着しました。
モニエル瓦の特徴
モニエル瓦は、主成分がセメントのため、防水性はありません。そのため表面に塗装して保護しています。
瓦自体の耐久性は20年~30年ほどといわれますが、表面の塗膜が劣化するためおよそ10年に一度塗装が必要です。
カラーバリエーションが豊富、ヨーロッパ発祥のおしゃれな形状、耐久性が高いなどメリットがたくさんあります。
一方で、塗装やメンテナンスがスレートなどに比べて難しいという点がデメリットといえるかもしれません。
きちんとメンテナンスすれば長く使うことができる屋根材なので、次項からの劣化症状を参考に、メンテナンスを検討してみてください。
モニエル瓦の劣化症状
モニエル瓦は約10年ほどで経年劣化の症状が見られます。主な症状は次の通りです。
色褪せ
表面の塗膜が薄くなり、下のセメントの素地が露出しています。水をはじく力がないのでメンテナンスが必要になります。
ひび割れ
ひび割れが物理的な衝撃のほか、表面の塗膜が劣化したことによっても起こります。水を吸い込み、それが太陽光で乾き、また吸い込みを繰り返しているうちに、瓦自体が弱くなりパキとひびが入ってしまうことがあるのです。
カビが生えている
カビの発生も塗膜が劣化し、水を吸い込みやすくなっているために起こる症状です。水を貯めこみやすくなっているため、防水のため塗装する必要があります。
瓦が欠けたりなくなってしまっていなければ、これらの劣化症状は塗装することでメンテナンスが可能です。
モニエル瓦の塗装方法
モニエル瓦は、瓦と名前がついていますが、日本瓦のように表面の仕上げが釉薬ではないので塗膜が劣化します。
そのため、塗装によるメンテナンスが有効です。
スレート屋根と同じような工程ですが、気を付けておくべき点もあるので、モニエル瓦の塗装方法について解説していきます。
①高圧洗浄
モニエル瓦の塗装工程において、もっとも重要ともいえるのが高圧洗浄です。
スレート屋根の高圧洗浄とは違い、トルネードと呼ばれる水が回転しながら出てくるタイプの高圧洗浄機を使って洗い流していきます。
こちらは、モニエル瓦の洗浄ではありませんが、トルネードを使った高圧洗浄の様子です。
水が回転しながら勢いよく噴射されているのがわかりますでしょうか。
トルネード専用のノズルを付けるとこのような噴射の仕方をし、通常の高圧洗浄よりも洗浄力が強い洗い方になります。
モニエル瓦でなぜトルネードを使用するかというと、塗膜が関係しています。
モニエル瓦の表面は、スラリー層と呼ばれるコンクリートを保護する膜でおおわれています。
劣化症状がみられるモニエル瓦では、このスラリー層が劣化しており、しっかりと古いスラリー層をはがしておかないと、上から塗装してもすぐにはがれてしまいます。
そのためトルネードを使ってスラリー層を完全に落とし、塗装の下準備をする必要があるのです。
上塗り1回目
モニエル瓦には、専用の塗料「マイティーシリコン」を使用します。
マイティーシリコンは、オリエンタル塗料工業の乾式コンクリート瓦用塗料で、シーラーやプライマーが不要なタイプです。
そのため、下塗りは行わず、高圧洗浄後は上塗りから開始します(瓦の劣化が激しい場合は下塗りを使うこともあります)。
上塗り2回目・3回目
上塗り材は2回、あるいは3回重ねていきます。今回は、3回塗りを行いました。
マイティーシリコンの耐久性は7~10年ほどなので、この年数を目安に今後の塗装計画を立てましょう。
また、さらに耐久性を高めるために、上塗り材の上から「タフグロスコート」を塗装することもあります。
タフグロスコートは、透明のトップコートで、紫外線による劣化を抑え屋根塗装の耐久性をさらに高めてくれます。
詳しくは、こちらの記事も参照ください。
塗装以外のメンテナンス方法
もし塗装できないほど劣化している場合は、葺き替えを検討することになります。
2010年にモニエル瓦の生産が中止されており、現在は新品や中古品を含め入手するのが困難な状況だからです。
モニエル瓦は凸凹しており重量もあるため、カバー工法は施工ができません。
葺き替える場合には、軽量で耐久性の高いガルバリウム鋼板などがよく使われます。
適切な時期に塗装を行えば、30年ほどは持つ屋根材なので、モニエル瓦が気に入っている!という方はぜひ大切にメンテナンスを行ってくださいね。
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