屋根勾配と屋根塗装の関係とは? l塗り達
2023年9月25日 公開
屋根勾配とは、屋根の傾きや角度の程度を表すもので、単位は「寸(すん)」を使います。
一般的に屋根の勾配は4.5寸~6寸くらいのものが多く、数字が大きくなるほど傾斜がきつくなります。
6寸くらいまでの屋根であれば、職人は足場から屋根に上がって作業を行うことができます。
6寸以上になると傾斜がきつくなり、普通には歩くのも難しくなります。
しかし、どんな勾配の屋根であってもメンテナンスは必要です。
本日は屋根勾配と屋根塗装において知っておきたいことをまとめました。
屋根の塗装をお考えの方は最後までご覧ください。
屋根勾配によって変わる屋根塗装のいろいろ
屋根塗装は、屋根勾配によって必要なことや必要でないものが変わります。
屋根足場
屋根勾配が6寸以上になると、屋根の上を普通に歩くのが困難になり、塗装を行うことも難しくなります。
そのため、「屋根足場」という特別な足場を設置します。
足場は通常、地上に対して平行と垂直になるように単管を組みます。
屋根足場は、屋根と平行に組み立てて、職人が足をかけたり持ったりして安全を確保しながら作業を行うためにたてます。
通常の足場組みにプラスして屋根足場の料金がかかることがあります。
タスペーサー
タスペーサーは、スレート屋根の塗装で、塗膜で雨の通り道をふさがないように使う縁切り材です。
タスペーサーは、屋根材と屋根材の間に挿入して使います。
タスペーサー自体は、固定しているわけではなく、ただ挿入しているだけなので、屋根勾配が急な場合は抜けてしまうことがあります。
6寸以上の勾配がある場合は、タスペーサーが抜けてしまうので使わないことが一般的です。
防水工事
逆に勾配が全くない陸屋根のような場合は、水が自然に流れていかないので「防水施工」が必要になるでしょう。
防水は、雨水が躯体にしみこんでいかないように、防水層を作る工事のことです。
いかがでしたか?
屋根勾配によって必要なことや必要でないことが変わります。
また施工内容によって費用も異なります。まずは見積をとって施工内容を比べてみましょう。