1年放置した雨漏りが危険な理由 お家の寿命を縮める雨漏りの怖さとは l塗り達
2023年11月1日 公開
「この前 雨漏りしていた気がする・・・」
と思ってから早1年。
放置している雨漏りありませんか?
それ、とっても危険です!
雨漏りは、室内環境を悪くするだけではなく、お家の寿命を縮めてしまう怖いものです。
今回は、雨漏りを放置すると危険な理由と対処法について解説していきます。
雨漏りは勝手に直らない
人間が風邪をひいても時間がたてば治るようには、雨漏りは勝手には直りません。
一度雨漏りしているということは、雨はずっと入り込んできているということ。
目に見えないだけで、日々雨漏りが進行しているといっても過言ではないのです。
「ちょっと前は雨漏りしてたけど、今は大丈夫」
「あれから雨漏りしてないよ」
修理したのならよいのですが、修理せず放置している場合は雨漏りは進行しています。
目に見えないだけで家の内部に雨が入り込み続けているのです。
雨漏りが起こりやす場所
雨漏りといえば、屋根・天井からぽたぽたというイメージがわく方が多いと思います。
しかし、実は雨漏りはいろんな場所で発生します。
①外壁
外壁にクラックがあったり、割れなどが生じている場合、壁から内部へ雨が侵入します。
外壁を隔ててすぐに室内に通じているわけではないので、家の中で直接水を見ることはほとんどありませんが、たとえば壁紙の一部だけカビが生えている、めくれやはがれが起こっているなどの場合、壁の内部で雨漏りが発生しているサインかもしれません。

②サッシ廻り
サッシ廻りは、外壁との間に隙間ができやすくシーリングなどで埋めてあることがほとんどです。
しかし、シーリングは経年劣化で痩せたりはがれたりしてくるため、雨の日だけ窓付近が濡れるといった症状がある場合、サッシ廻りからの雨漏りが考えられます。

③シーリング
サッシ廻りのシーリングと同じく、外壁とくにサイディングボードやALCなどのつなぎ目をシーリングで埋めている場合に外壁材の隙間から雨漏りが起こることがあります。

④ベランダなどの防水
ベランダやバルコニーは、床に水がしみこんでいかないように防水施工をしてある場合がほとんどでしょう。
防水層は紫外線に弱く、劣化すると水を防ぐ力が弱くなります。
一部でも防水層が破損するとその隙間からどんどんと水が入り込んでいき。床下にある部屋の天井などから雨漏りすることがあります。

⑤笠木や幕板など付帯部
ベランダの笠木や外壁についている幕板などの付帯部も隙間があるので雨漏りしやすい部分です。

笠木から雨漏りすると、腰壁の内側に水が入り込み内側から塗膜がはがれてきます。
雨漏りを放置すると危険な理由
目に見えないからといって雨漏りを放置していると怖い最大の理由は、家の強度が落ちることです。
屋根や外壁、防水層などが劣化し、雨漏りすると外壁の中や屋根裏などに水が回ります。
この水が出口を見つけてポタポタ落ちてきているようなら、まだましですが、入ったものの出られない・出口がないとなると、外壁と室内の壁の間でずっと水分がたまり続けていくことになります。
雨漏りを放置しているということは、入り口をふさがずに家の中にどんどん雨を入れているようなもの。
日本の家屋は木造建築がおおいので、内部に雨が入り込み続けると躯体である木材が腐ってしまうことは想像に難くないでしょう。

また水分を含んだ木材はシロアリの大好物です。
躯体の腐食によって家の強度が落ち、結果的に寿命が縮まってしまいます。
いくら外側をきれいにしても、内部がボロボロでは長く住むことはできなくなってしまうのです。
雨漏りに気づいたら早めに調査を!
一度は気づいた雨漏りを修理せず放置している場合は、早急に調査し修理が必要です。
雨漏りが目に見える状態で起こっていないだけで、見えないところで徐々に進行しています。
そういえば雨漏りしていたことがあったような・・・という方は、まずはお家の状態を確認して下さい。
ご相談は下記までお気軽にどうぞ









