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アスベストは防水工事でも使用されていた?現在の施工と注意事項 l塗り達

2024年7月13日 公開

健康被害が社会問題となり、全面使用禁止されているアスベスト(石綿)は、建材としては大変性能がよく、建築物のいろいろな場面で使われていました。

戸建て住宅では、屋根材にアスベスト含有の商品が広くつかわれていたほか、防水工事でも一部使用されていた事例があります。

防水工事でのアスベスト使用

防水工事で用いられていたアスベストについて確認しておきましょう

アスファルト防水

防水工事でアスベストが使われていたのは、主にアスファルト防水に用いる不織布ですアスファルト防水 劣化

アスファルトを含侵し、防水層として敷いていく不織布に使うことで、耐久性がアップし接着性もよくなったといいます。

アスファルト防水は主にマンションの屋上など躯体が頑丈な建物で用いられ、戸建て住宅ではほとんど施工されません。

また、アスベストは飛散して人体に入り込むことで健康被害が起きますが、アスファルト防水で使用されている事例では飛散の心配がないため、現状使われているマンションがあったとしても大きな問題はないとされています。

ウレタン防水

戸建て住宅でよく見かけるウレタン塗膜防水とは違い、ウレタンフォームを断熱材として使用する防水施工方法です。

ウレタンフォームを下地に密着させる性能が上がるため、表面と裏面にアスベストを混ぜた面材を張り付けて使用されていました。

こちらも飛散の心配がほぼない使用方法であり、現在は施工自体まったくされていない方法です。

アスベストは現在全面使用禁止 

アスベストは1990年代を最後に製造および使用が禁止されて入り、新たに使われることはなくなりました。

そのため 防水工事はすべての施工方法でアスベストは全く使用されていません。

 

現状使用されているものに関して撤去の義務がない

しかし、なにぶん性能が良いため、劣化のスピードも遅く現在も現役で使用され続けている箇所は複数あります。

飛散の心配がなければ、アスベストを撤去しなければならないという義務は現在ありません。

そのため、本当に使えなくなるまでは使用を続けるという建物はたくさんあるとみられています。

撤去の際には飛散しないよう特殊な方法で撤去することが義務付けられています。

アスベストの除去に関しては、自治体で情報を提供していたり、除去のための補助金を出しているところもあります。

京都市吹付けアスベスト除去等助成事業

詳しくはお住まいの自治体でご確認ください。

 

 

 

 

 

2025年11月3日 更新!

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