屋根塗装の乾燥時間は耐久性を左右する!塗膜が密着する仕組みとは
2024年8月15日 公開
屋根塗装では、下塗り2回+上塗り2回の合計4回塗膜を塗り重ねます。
サーサーっと4回塗って終わりではなく、塗装の間には必ず乾燥時間を十分に設け、塗膜をしっかりと乾かす必要があります!
なぜなら、塗料は乾燥によって密着するからです。
小さい屋根だと1日で終われそうですが、乾燥時間はたっぷりととる必要があります。
今回は屋根塗装で大切な乾燥時間と、塗料が密着して強靭な塗膜がを作る工程について解説します。
塗膜がしっかり密着するかどうかは乾燥時間にかかっている
屋根塗装では粘度のある液体の塗料をローラーなどに含ませて屋根材に塗っていきます。
油性ペンやボールペンで字を書くときのことを想像してください。
書いてすぐに手がこすれるとよれたりインクがにじんでしまうことがありますよね。
しかしある程度放置してインクが乾燥し紙にしっかりと付着したら手でこすっても落ちることはありません。
塗料も同じように、塗った直後は手で触れるとよれますし、ボコボコになってしまいます。
塗装を行ってから十分な時間乾燥させて初めて屋根にしっかりと密着した塗膜になります。
屋根塗装で乾燥にかかる時間
屋根塗装で乾燥にかかる時間は、季節や温度・天候によっても異なります。
5~10℃(冬) | 約1日 |
---|---|
23℃(春・秋) | 約半日~1日 |
30℃以上(夏) | 4時間以上~約半日 |
1回塗るごとにこれだけの乾燥期間を置き、次の工程に移ります。
そのため、4回重ねるとなると、最低でも4日以上は塗装に時間がかかります。
面積の小さい下屋根や庇などでも乾燥期間は同じです。小さい屋根だからと1日で終わるようなことはありません。
乾燥が不十分な場合のリスク
塗装した後の乾燥時間が不十分な場合、塗膜のはがれ・ヨレ・膨れなど施工不良の原因となります。
乾燥時間については標準的な時間の長さがありますが、ただ時間をおけばいいというものではなく、湿度や天気によって完全に乾いているのかどうか見き分けて次の作業に移る必要があります。
塗料が密着する仕組み
塗料が乾燥して塗膜になる際には、液体の状態から硬い塗膜になります。これを硬化と呼んでいます。
塗料は硬化することで初めて屋根に密着し、はがれない強靭な塗膜になります。
塗料は、希釈するものが水か溶剤かによって水性か油性に大きく分かれますが、乾燥期間では水または溶剤が揮発して塗料から抜けていきます。
その過程で顔料や合成樹脂などが屋根に残り塗膜になります。
屋根塗装のご相談は塗り達まで
屋根塗装における乾燥時間の重要性についてお話ししました。
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