屋根塗装前に洗浄しないとダメ?その理由と起こりうるデメリットとは
2025年2月11日 公開
屋根塗装前に行う高圧洗浄は、塗装工事の大切な工程の1つです。
但し、
- 洗濯物が干せない
- 水が飛び散る
- 時間がかかる
等のデメリットや不便さもあり、洗浄しなくても塗装工事は行えないのか?というお声も。
今回は、屋根塗装前の高圧洗浄の重要性と、洗浄しないと起こるデメリットやその理由について解説します。
屋根塗装の高圧洗浄を行う理由と目的
屋根塗装で高圧洗浄行う理由とその目的は次の通りです。
古い塗膜を洗い流す
塗装が必要な屋根材にはもともと塗膜がありますが、経年劣化によって塗料の密着力がなくなり、塗膜が薄くなっていたり粉状になって屋根にのっかっているだけの状態になっていたりします。
新しい塗膜を付ける前に古いと塗膜をきれいに洗い流して、下地を素の状態にすることが目的です。
屋根についた汚れやコケをきれいにする
屋根には、コケや砂、鳥糞などの汚れが付着しています。外壁以上に掃除を行うことが少ない部位ですので、思ったより汚れています。
高圧洗浄でこれらの汚れを洗い流し、きれいな下地の状態から塗装を始めます。
汚れが残っていると、新しい塗膜の邪魔をしてしまうためです。
屋根塗装で高圧洗浄を行わないと起こるデメリット
屋根塗装の工程で洗浄を行わないと起こるデメリットはずばり、施工不良が起こることです。
施工不良とは、本来の手順を守らなかったために起こる不具合のことで、この場合は高圧洗浄を省くことで施工不良の原因になります。
屋根塗装で高圧洗浄をしなかった場合の施工不良の症状は、塗膜の早期はがれです。
古い塗膜や汚れがない状態の屋根材に塗装をしないと、汚れや古い塗膜が新しい塗膜の邪魔になり、屋根に密着することができなくなります。
全体もしくは一部分でも古い塗膜が残っていれば、その部分から塗膜のはがれが起こります。
経年劣化でも塗膜のはがれは起こりますが、耐久年数を大幅に下回る年数ではがれてきてしまうのが施工不良の特徴です。
例えば10年持つといわれていた塗料をつかったのに施工後1、2年ではがれが起こることがあります。
塗膜の早期はがれは、高圧洗浄を行っていなかったり、そのほかの正しい手順を踏んでいない工事で起こる施工不良の代表例です。
屋根塗装のご相談は塗り達まで!
屋根塗装で高圧洗浄を行わないデメリットについて解説しました。
確かに洗濯物を干せない等の不便さはありますが、せっかく足場を組んで費用をかけて工事を行うのですから、耐久性の高い工事を行いたいですよね。
塗り達では、塗装工事の工程を写真に収めて記録しています。
屋根がどんどんきれいになっていく様子がよくわかるとご好評いただいています。
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