防水工事での目地の処理 重要性や施工方法とは
2025年3月22日 公開
住宅には、部材と部材のつなぎ目や、伸縮を考慮して設けられた目地があります。
この目地は部材同士が干渉して壊れるのを防ぐ役割がありますが、いわゆる隙間なので雨漏りが起こりやすい場所の1つです。そこで目地にはシーリングなどで防水機能を持たせることが重要になってきます。
今回は防水工事で大事な目地の処理について、施工方法や重要性を解説します。
防水工事で行う目地の施工
目地はいわゆる隙間です。外壁や屋上などいろいろな場所にあります。
外壁の目地はシーリングで埋めていますが、劣化によってちぎれやはがれ等が起き隙間が生じます。
この場合は古いシーリング材を取り除き、新しいシーリングで目地をしっかりと埋めます。
いわゆるシーリングの打ち直しです。
屋上などには伸縮目地といって、暑さ寒さで伸縮する部材が干渉しないように少し隙間を作っています。
屋上やルーフバルコニーある住宅では、屋根がないので防水工事が必須です。伸縮目地がある場合はこの隙間もきちんとシーリングなど打っておく必要があります。
伸縮目地は駐車スペースなどを土間打ちする際にも作られますので目にしたことがある方も多いかもしれません。
雨漏りしている場合の防水工事
すでに目地や劣化箇所から雨漏りしている場合は、通気緩衝工法など下地の湿気を逃がすことができる施工方法で防水工事を行う必要があります。
目地のメンテナンスを行うだけでも雨漏りはかなり防ぐことができます。また外壁の目地も外壁塗装工事と一緒にメンテナンスを行うことで、塗装の耐久性がアップします。
目地のメンテナンスもシーリングが劣化する10年に一度が基本です。
その前にはがれやちぎれが見られたら補修を行いましょう。