塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 職人ブログ

外壁塗装工事中は換気扇は使えない?養生する場所と使用制限について

2025年4月6日 公開

 

外壁塗装工事の際には、塗らない場所や塗料が飛散してはいけない場所に養生を行います。

養生の画像

窓の開閉やエアコンの使用可否と並んでよくご質問いただくのが、換気扇の使用について です。

換気扇は工事中は使用できないのか、工事中に使用制限がある場所はあるのかについてまとめました。

換気扇は工事中でも使用可能

結論から言うと、外壁塗装工事中でも換気扇の使用は可能です。

換気扇には換気フードというものが取り付けられており、通常空気の通る口は下向きに設置されています。

塗装しない場合は養生を行いますが、換気口は開けて養生することができるので使用することが可能です。

また、外壁塗装と一緒に塗装を行うことも可能です。

付帯部も一緒に塗装することで、より美観性が高まりますのでお勧めです。

外壁塗装工事中に使用できない場所

換気フードのほか、養生や工事のために使用が制限される場所には次のようなものがあります。

室外機

エアコン室外機の養生

屋外に設置している室外機については、周りの部分は養生を行いますが、排気部分は養生を避けることで使用も可能です。

もしすべてを養生でくるまれてしまっていたら、そのまま使用すると故障の原因になります。

エアコンを使用したい場合はあらかじめ打合せで伝えておくと安心です。

ベランダ

外壁 高圧洗浄

外壁や屋根の塗装前には高圧洗浄機で洗い流す作業があります。

洗浄時にはベランダやバルコニーに洗濯物を干すことができません。また窓も完全に締め切って行うため開閉ができなくなります。

 

窓・雨戸

窓や雨戸も基本的に養生を行って工事しますので、自由に開閉ができない期間があります。

どうしてもこの窓だけは開閉できるようにしてほしいなどの場合、開閉ができるように養生することも可能なので、担当者に伝えておきましょう。

玄関は、養生はしますが、開閉できるようになっています。

外壁塗装工事なら塗り達まで!

外壁塗装工事中の換気扇の使用やその他の使用制限について解説しました。

外壁塗装工事中は、いつもと勝手が違うことが増えるためご不便お掛けしますが、できる限りお客様のご要望にもお応えするのがプロの施工店です。

疑問や不安な点があれば、ぜひご遠慮なくご相談ください。

外壁塗装工事なら塗り達にお任せください!

アイキャッチ
2025年10月29日 更新!

外壁塗装と一緒に!付帯部塗装の基礎知識

外壁塗装を検討している方の中には、「付帯部(ふたいぶ)って何?」「どこを塗るの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。 付帯部は建物の見た目を整えるだけでなく、家を長持ちさせるためにも重要な部分です。 今回のブログでは、外壁塗装と一緒に行う「付帯部塗装」について、ご紹介いたします。 目次付帯部とは?どんな場所を指すの?雨樋(あまどい)破風板(はふいた)・鼻隠し軒天(のきてん)シャッターボックス・雨戸・戸袋水切り庇(ひさし)幕板(まくいた)スリムダクト(配管カバー)換気フード(通気口カバー)まとめなぜ外壁塗装と一緒に付帯部塗装を行うの? ① 見た目がきれいに仕上がる ② 足場代の節約になる ③ 建物をまるごと保護できる ④ メンテナンスサイクルを合わせられる ⑤ トータルでの満足度が高いポイント  付帯部塗装の施工内容と工程 1. 高圧洗浄で汚れを落とす 2. ケレン・下地処理 3. 下塗り(プライマー塗布) 4. 中塗り・上塗り(仕上げ塗装)5. 乾燥・仕上げ確認施工期間の目安 ポイント:部位ごとの塗装の注意点まとめ付帯部塗装の費用相場💡 費用を左右するポイントメンテナンス時期とチェックポイント🔍 こんな症状が見えたら塗り替えサイン⏰ メンテナンスの目安時期💡 早めの点検・補修がコスト削減につながる まとめ まとめ|外壁塗装と一緒に、家全体を美しく守る「付帯部塗装」 付帯部とは?どんな場所を指すの? 「付帯部(ふたいぶ)」とは、外壁そのもの以外の細かな部分を指します。 一見すると外壁塗装とは関係がないように思えますが、これらの付帯部も外壁と同じように紫外線や雨風の影響を強く受ける場所です。 劣化を放置すると、美観が損なわれるだけでなく、家の耐久性にも影響を及ぼすことがあります。 建物の外まわりには、実は多くの“塗るべき場所”があり、主に以下のような箇所が付帯部にあたります。 雨樋(あまどい) 屋根から流れる雨水を集め、地面へ排水するためのパイプです。 塩化ビニール製のものが多く、紫外線による色あせや変形、ひび割れが起こりやすい箇所です。 塗装で保護することで、耐候性が高まり見た目も美しく保てます。 破風板(はふいた)・鼻隠し 屋根の端に取り付けられている板で、風雨から屋根の内部を守る役割があります。 木製の場合は特に劣化が早く、塗膜が剥がれると雨水の浸入による腐食が進むことも。 塗装でしっかりと防水保護することが大切です。 軒天(のきてん) 屋根の裏側にあたる部分で、湿気や熱気がこもりやすい場所です。 カビや汚れの発生、防火性の低下などが起こることがあり、専用の通気性塗料で塗装を行います。 軒天は外観の印象にも影響するため、外壁との色バランスも重要です。 シャッターボックス・雨戸・戸袋   これらは金属製のものが多く、錆びやすい部位です。 塗装前には「ケレン」と呼ばれる下地処理で古い塗膜や錆を除去し、錆止め塗料を塗布した上で仕上げます。 光沢感を残したい場合はシリコン塗料、より耐久性を求めるならフッ素塗料を使用することが多いです。 水切り 外壁と基礎の間にある金属の部材で、雨水の侵入を防ぐ大切な部分です。 地面に近く、泥はねや湿気の影響で劣化が早いため、細部まで丁寧に塗装を行う必要があります。 庇(ひさし) 玄関や窓の上に取り付けられている小さな屋根です。 常に雨や日光を受けるため、塗膜の剥がれやサビ、雨染みが発生しやすい箇所です。 塗装によって防水性を維持し、外観の印象も引き締まります。 幕板(まくいた) 1階と2階の間などに取り付けられている板状の部材で、外観のアクセントにもなっています。 素材は木製や窯業系などがあり、塗膜の割れや浮きを放置すると、内部への水の侵入リスクがあります。 外壁と一緒に塗装することでデザイン性と防水性を両立できます。 スリムダクト(配管カバー) エアコンの配管を覆っているカバーです。 プラスチック製のため、日焼けによる色あせや割れが目立ちやすい部分。 外壁と同じタイミングで塗装することで、見た目をすっきり整えられます。 換気フード(通気口カバー) キッチンや浴室、トイレなどの換気口部分に取り付けられている部材です。 金属製が多く、サビや汚れが付きやすい場所。 塗装によって防錆性を高めるとともに、外壁全体の統一感もアップします。 まとめ これらの付帯部を丁寧に塗装しておくことで、 外観の美しさを長く保つだけでなく、家全体の防水性・耐久性を高める効果があります。 特に、破風板や雨樋、幕板などは外壁と密接に関わる部材のため、外壁塗装と同時にメンテナンスするのが理想的です。 なぜ外壁塗装と一緒に付帯部塗装を行うの? 外壁塗装の際に、付帯部を一緒に塗装することには多くのメリットがあります。 見た目の美しさを整えるだけでなく、建物全体の寿命を延ばすためにも非常に重要です。 ここでは、その主な理由を詳しく見ていきましょう。  ① 見た目がきれいに仕上がる 外壁だけを新しく塗装しても、付帯部(雨樋・破風板・軒天など)が古いままだと、全体の印象がアンバランスになります。 特に、外壁と付帯部は色のコントラストがはっきりする部分が多く、艶や色あせの違いが目立ちやすいです。 外壁と付帯部を同時に塗装することで、 ・建物全体の色調や質感を統一できる ・細部まで整った美しい仕上がりになる ・新築のような見た目を取り戻せる といった効果が得られます。 また、外壁の色に合わせて付帯部の色をコーディネートすることで、デザイン性の高い外観にすることも可能です。 最近では「外壁:マットなグレー × 雨樋・破風板:ブラック」など、付帯部の配色でおしゃれに仕上げるケースも増えています。  ② 足場代の節約になる 外壁塗装を行う際は、安全に作業を行うために必ず足場の設置が必要です。 実はこの足場代が、塗装工事全体の費用の中でも15〜25%ほどを占める大きなコストになります。 外壁だけを塗装し、後から付帯部を別のタイミングで行うと、再び足場を組む必要があり、 そのたびに 10〜20万円前後の足場費用がかかってしまうケースもあります。 つまり、外壁と付帯部を同時に塗装すれば、 ・足場を一度で済ませられる ・職人の移動や準備の手間も削減できる ・全体的な工事期間を短縮できる といったメリットがあり、費用と時間の両方を節約できます。  ③ 建物をまるごと保護できる 付帯部は「目立たない部分」と思われがちですが、実は家の防水性や耐久性に大きく関わる部材が多く含まれています。 たとえば、破風板や鼻隠しが劣化すると、そこから雨水が侵入し、屋根裏や外壁内部の腐食や雨漏れの原因になることも。 また、雨樋の塗膜が劣化すると紫外線で硬化して割れやすくなり、正常に雨水を排水できなくなる恐れもあります。 軒天や幕板も、放置すればカビの発生や木材の腐食が進行してしまいます。 外壁塗装と同時に付帯部も塗装することで、 ・防水・防錆性能を全体的に向上できる ・劣化の早い部分をまとめてメンテナンスできる ・雨漏れなどのトラブルを未然に防げる といった効果があり、建物を「部分的」ではなく「まるごと」守ることができます。  ④ メンテナンスサイクルを合わせられる 外壁と付帯部を別々の時期に塗装してしまうと、メンテナンス時期がずれてしまい、 「外壁はまだ大丈夫だけど付帯部だけ剥がれてきた」というような不便が生じます。 一緒に塗装しておけば、次のメンテナンス時期もそろうため、 定期的な点検や塗り替えを計画的に行いやすいという利点もあります。 結果的に、建物の劣化を最小限に抑えながら、長期的にコストを削減することができます。  ⑤ トータルでの満足度が高い 外壁と付帯部を同時に塗装すると、見た目・耐久性・コストのバランスがとれた“総合的なメンテナンス”が可能です。 職人も同じ現場でまとめて作業できるため、仕上がりの一体感や品質の安定にもつながります。 外壁塗装は家をリフレッシュさせる大きな工事です。 せっかく足場を組むなら、家全体を整えることで「やってよかった!」と思える満足度の高い仕上がりになります。 ポイント   外壁塗装と付帯部塗装は“セットで行う”のが一番効率的。 美観・耐久性・コストの3つをバランスよく整えることができます。 付帯部塗装の施工内容と工程 付帯部塗装は、外壁塗装と同じように「下地処理 → 下塗り → 中塗り → 上塗り」の工程で進められます。 ただし、付帯部は素材の種類(金属・木・樹脂など)が多様なため、それぞれに合った下地処理や塗料選びがとても重要です。 ここでは、一般的な付帯部の施工工程を具体的にご紹介します。  1. 高圧洗浄で汚れを落とす まずは外壁と一緒に、高圧洗浄機を使って建物全体の汚れ・カビ・古い塗膜・ホコリをしっかりと洗い流します。 この下準備を丁寧に行うことで、新しい塗料の密着性が高まり、仕上がりの持ちが良くなります。 特に、軒天や雨樋などは見えにくい場所に汚れが溜まりやすいため、隅々まで洗浄することがポイントです。  2. ケレン・下地処理 塗装前に行う重要な工程です。 サビや古い塗膜を除去したり、表面を研磨して塗料が密着しやすい状態を作ります。 ・金属部(シャッターボックス・水切りなど)  サビ落とし専用のケレン作業を行い、錆止め塗料を下塗りします。  サビを残したまま塗装すると、再発や塗膜の剥がれにつながるため丁寧な処理が欠かせません。 ・木部(破風板・庇など)  傷みやすいため、ヤスリで古い塗膜を落とした後、木部用下地材で吸い込みを防ぎます。  腐食部分があれば補修を行い、塗料がしっかり定着するよう調整します。 ・樹脂部(雨樋・スリムダクトなど)  ツルツルした表面のままだと塗料が剥がれやすいため、細かい紙やすりで軽く研磨して密着を高めます。  この下地処理をきちんと行うことで、仕上がりの耐久性が大きく変わります。  3. 下塗り(プライマー塗布) 下地と上塗り塗料の密着を高めるために、「プライマー(下塗り材)」を塗布します。 素材に合わせて適切なプライマーを選ぶことが大切です。 ・金属部:エポキシ系の錆止め塗料 ・木部:木材保護用プライマー ・樹脂部:密着性の高い樹脂用プライマー 下塗りを省略してしまうと、数年で塗膜が剥がれる原因になるため、職人が特に丁寧に行う工程です。 ※下塗りを行わないケースも… 一部の付帯部では、素材や塗料の密着性が良好な場合、または既存塗膜は健全に保たれている場合などに、下塗りを省略することもあります。 たとえば次のようなケースです。 ・雨どい(樹脂製):劣化が少なく、塗料の食いつきが良い場合 ・既存塗装がしっかり残っている鉄部:密着性を確認したうえで、上塗り2回で仕上げることもあります ただし、劣化が進んでいる場合や素材によっては下塗りが必須です。 現地の状態を確認し、プロが適切に判断して施工を行います。  4. 中塗り・上塗り(仕上げ塗装) 下塗り(または既存塗膜の上)に、上塗り塗料を2回に分けて塗布します。 2回塗りにすることで塗膜に厚みが出て、ツヤ・発色・耐久性が向上します。 使用される塗料には以下のような種類があります。 ・ウレタン塗料:コストを抑えたい方向け。柔軟性があり扱いやすい。 ・シリコン塗料:最も一般的。耐候性とコストのバランスが良い。 ・フッ素塗料:高耐久・高光沢で長持ち。メンテナンス回数を減らしたい方におすすめ。 特に付帯部は細かい形状が多いため、職人が刷毛や小型ローラーを使い分け、細部まで丁寧に塗り上げます。 5. 乾燥・仕上げ確認 すべての塗装が終わったら、しっかりと乾燥させます。 膜に触れたり水がかからないよう注意します。 最後に、塗りムラや塗り残しがないかをチェックし、必要に応じて補修を行って仕上げます。 この最終確認まで丁寧に行うことで、見た目も機能性も高品質な塗装が完成します。 施工期間の目安 付帯部の塗装自体は外壁塗装と並行して進むため、全体の工期に大きな影響はありません。 一般的な住宅では、外壁塗装と合わせておよそ10〜14日程度が目安です。 ただし、天候や建物の劣化状況によっては前後する場合があります。  ポイント:部位ごとの塗装の注意点 ・雨樋:日当たりの強い南側は特に劣化が早い。紫外線対策に耐候性の高い塗料を。 ・軒天:通気性を保つため、防カビ性・透湿性のある塗料を使用。 ・シャッターボックス・水切り:金属製の場合は錆止め塗料を忘れずに。 ・幕板:隙間から雨水が入りやすいため、コーキング補修を行ってから塗装。 外壁塗装の仕上がりは、付帯部の丁寧な施工によって大きく左右されます。 一見小さな部分でも、細部までしっかりと塗装することで、家全体の防水性・美観・耐久性を長く維持することができます。 まとめ 付帯部塗装は「目立たないけれど重要な作業」 下地処理から仕上げまで手を抜かず、素材に合った施工を行うことで長持ちする塗膜に仕上がります。 外壁と一緒に行うことで見た目も統一され、住まい全体の美しさと耐久性を高めることができます。 付帯部塗装の費用相場 付帯部塗装の費用は、部位の面積・劣化の状態・素材の種類・使用する塗料のグレードによって異なります。 部位ごとに施工方法が異なるため、単価にも幅があります。以下は一般的な目安です。 部位 費用の目安 備考 雨樋(あまどい) 約1,000〜2,000円/m プラスチック(塩ビ)製が多く、比較的塗りやすい部位。 紫外線による色あせ・ひび割れが起きやすいため、耐候性の高い塗料を選ぶのがおすすめです。 破風板・鼻隠し 約1,000〜1,500円/m 木製や金属製など素材によって価格差があり、木部は下地補修や防腐処理が必要な場合があります。 家の印象を左右する部分なので、外壁と色を合わせると統一感が出ます。 軒天(のきてん) 約800〜1,200円/㎡ 湿気がこもりやすいため、防カビ性・透湿性のある塗料を使用。 雨漏れの原因になりやすい箇所なので、状態によっては張り替えが必要になることもあります。 シャッターボックス・雨戸・戸袋 約3,000〜6,000円/箇所 金属製が多く、サビ止め処理を行ってから塗装します。 凹凸が多い部分はスプレーガンや刷毛を使い分け、丁寧に仕上げる必要があります。 水切り 約500〜1,000円/m 外壁と基礎の境目にある金属部材。 見落とされがちですが、ここを塗装することで雨水の侵入を防ぎ、防錆効果を長持ちさせられます。 幕板(まくいた) 約1,000〜1,800円/m 外壁の中間部分にある装飾的な板。 雨水が溜まりやすく、劣化や浮きが起きやすい部分なので、塗装前にシーリング補修を行う場合があります。 庇(ひさし) 約3,000〜8,000円/箇所 雨風を直接受けるため、劣化しやすい箇所。 素材が金属の場合は錆止め処理が必須です。 換気フード・スリムダクト 約2,000〜4,000円/箇所 樹脂や金属素材が多く、紫外線や汚れによる退色が起きやすい。 外壁と同系色で塗ると全体の仕上がりが美しくまとまります。 💡 費用を左右するポイント 素材の種類  金属や木材は、樹脂製よりも下地処理・錆止めなどの工程が増えるため、やや高くなる傾向があります。 劣化の進行度  サビ・腐食・ひび割れなどの補修が必要な場合は、その分の手間や材料費が加算されます。 塗料のグレード  一般的なシリコン塗料に比べ、フッ素や無機塗料を使うと耐久性は上がりますが、単価は高くなります。 施工範囲と足場の有無  付帯部のみを単独で塗装する場合は、足場設置費が別途必要になるため、外壁塗装と同時に行う方が総額を抑えられます。   メンテナンス時期とチェックポイント 付帯部は外壁よりも細かい部材が多く、紫外線や雨風の影響を直接受けやすい部分です。 そのため、外壁よりも早く劣化が進むケースも少なくありません。 見た目は小さな劣化でも、放置すると雨漏れや腐食の原因になることがあるため、定期的な点検が大切です。 🔍 こんな症状が見えたら塗り替えサイン 付帯部の劣化は、普段の生活の中でも確認できます。 以下のような症状が出てきたら、早めに塗り替えを検討しましょう。 ・色あせ・艶の低下  太陽光(紫外線)の影響で、表面の塗膜が少しずつ劣化してツヤがなくなったり、白っぽく色あせてきます。  見た目の問題だけでなく、防水性も低下しているサインです。 ・塗膜の剥がれ・ひび割れ  塗膜が浮いてきたり、部分的に剥がれている場合は、塗料の密着が弱まっている状態。  このまま放置すると、下地がむき出しになり、雨水の侵入や腐食につながります。 ・錆び・腐食の発生  シャッターボックスや水切りなどの金属部は、錆びが出始めたら要注意。  錆が進行すると塗装だけでは補修できず、部材交換が必要になる場合もあります。 ・ひび・反り・浮きなどの変形  木部の破風板や庇などに多く見られる症状です。  塗膜の劣化により雨水を吸収して膨張・収縮を繰り返すことで、反りや割れが発生します。 ⏰ メンテナンスの目安時期 付帯部の塗装は、一般的に5〜10年に一度の点検・塗り替えが目安です。 ただし、次のような条件によって劣化スピードは変わります。 ・日当たりの強い南面や西面:紫外線が強く、塗膜の劣化が早い傾向。 ・雨が当たりやすい場所:水切り・庇・軒天などは湿気がこもりやすく、腐食が進みやすい。 ・素材の違い:金属や木材は樹脂製よりもメンテナンス周期が短くなることがあります。 特に、破風板や鼻隠し、雨樋などは家の高所にあるため、自分では状態を確認しにくい場所です。 外壁塗装や屋根点検の際に、同時に付帯部も点検してもらうのがおすすめです。 💡 早めの点検・補修がコスト削減につながる 劣化が軽いうちに塗り替えを行えば、下地補修や交換が不要で済み、結果的に費用を抑えることができます。 逆に、劣化を放置してしまうと、 ・木部の腐食による交換費用 ・金属部の錆び進行による板金工事 ・コーキングの劣化からの雨漏れ修繕 といった追加工事費用がかかることも。 定期的な点検と早めのメンテナンスが、家全体を長持ちさせる一番のポイントです。  まとめ 付帯部は、家の中でも劣化が見落とされやすい場所ですが、外壁・屋根と同じくらい重要な保護機能を担っています。 「色あせ」「剥がれ」「錆び」などの症状を見つけたら、放置せずに専門業者へ点検を依頼しましょう。 外壁と同時に塗装を行うことで、見た目も美しく整い、メンテナンスの手間や費用もまとめて抑えることができます。  まとめ|外壁塗装と一緒に、家全体を美しく守る「付帯部塗装」 外壁塗装を検討する際、「外壁だけ塗れば十分」と思われがちですが、実は付帯部の塗装こそが住まいを長持ちさせる鍵です。 雨樋・破風板・軒天・幕板などは、日々の紫外線や雨風の影響を最も受けやすく、劣化を放置すると外壁や屋根のトラブルにまで発展することがあります。 外壁と付帯部を同時に塗装することで、 ・建物全体のデザインと色調を統一できる ・足場代を一度で済ませられるため、コストを削減できる ・防水性・耐久性を高め、雨漏れや腐食を未然に防げる といった多くのメリットが得られます。 特に、外壁塗装のような大規模工事は頻繁に行うものではありません。 せっかく足場を組むなら、付帯部も含めて建物全体をメンテナンスすることで、見た目も機能も「新築のように」生まれ変わります。 付帯部は細かい部分ですが、仕上がりの美しさと耐久性を左右する重要な存在です。 次回の外壁塗装では、ぜひ付帯部の状態にも目を向けてみてください。 丁寧にメンテナンスを行うことで、住まいをより長く、より美しく守ることができます。

MORE

2025年10月29日 更新!

エアコンからのおちる水は雨漏り?原因や対策を解説

2025年10月29日 公開 エアコンやその周辺から水が落ちてくることがありませんか? エアコンからの水は、水漏れの場合と雨漏りしているケースとがあります。 今回は、エアコン付近からの雨漏りについて原因や対策を解説します。 目次エアコンからの水は水漏れor雨漏り?水漏れの場合雨漏りの場合雨漏りの場合の原因と対策スリーブのパテの劣化外壁側に劣化があるサッシ廻りのシーリングの劣化雨漏り補修は塗り達まで! エアコンからの水は水漏れor雨漏り? エアコンやその周辺からの水については、水漏れのケースと雨漏りであるケースが考えられます。 水漏れの場合 エアコン本体から水が落ちている 天気に関係なく起きる エアコンを設置している壁が濡れる 上記のようなケースで水が確認できるなら、水漏れの可能性が高いでしょう。 水漏れの原因は、本体の不具合、排水ダクトの設置不良、ドレンホースの詰まりなどが考えられます。 またエアコン内部の結露が原因のケースもあります。 設置してくれた業者などに相談してみましょう。 雨漏りの場合 雨の日に起こる エアコンを切っているときも起こる スリーブ付近に水が確認できる 上記のようなケースでは雨漏りである可能性が高くなります。 スリーブとは、壁に開けられた室外機とつなぐホースを通している穴です。 雨漏りの場合の原因や対策については次項で確認していきましょう。 雨漏りの場合の原因と対策 エアコン周りの水が雨漏りの場合、考えられる原因には次のようなものがあります。 スリーブのパテの劣化 スリーブは中に通るホースなどの束きっちりの大きさではありません。 そのため、あいている部分はエアコンパテと呼ばれる粘土のようなものを詰めて隙間を埋めます。 パテも経年劣化で硬くなり、ひび割れたり外れたりすることがあるため隙間が生じて雨漏りすることがあります。 外壁側に劣化がある スリーブ付近の外壁にクラックがあるなど、外壁側の劣化が雨漏りの原因となることがあります。 サッシ廻りのシーリングの劣化 エアコンを設置する壁が窓に近い場合、サッシ廻りのシーリングの劣化も見逃せません。 同じく隙間が所持ると雨漏りの原因となります。 エアコンからの水が水漏れではなく雨漏りの可能性がある場合は、早期に原因を突き止めて補修する必要があります。 エアコンのパテなどはホームセンターでも売っていますので、付け替えるだけでもその場はしのげるでしょう。 雨漏り補修は塗り達まで! エアコン付近からの雨漏りは、エアコン自体が原因と見逃してしまいがちです。 しかし外壁やシーリングの劣化で雨漏りしている場合は、外側の補修をしっかり行う必要があります。 雨漏りかな?と思ったら、お早目にご連絡ください!  

MORE

塗り達 施工事例 
2025年10月28日 更新!

マンションの屋上防水 耐用年数はどれくらい?

2025年10月28日 公開 マンションやアパートの屋上に施工される防水工事は、建物全体の耐久性を維持するために欠かせません。 大規模改修が頻繁には難しいマンションやアパートでは、オーナー様や管理組合様は防水工事の耐久性も考慮した上で施工計画を立てる必要があります。 今回はマンションの屋上防水について、施工方法別に耐用年数をまとめてご紹介します。参考になさってください。 目次屋上防水の種類と耐用年数塗膜防水FRP防水シート防水アスファルト防水屋上防水を行うべき理由とメリット屋上防水なら塗り達! 屋上防水の種類と耐用年数 防水工事にはいくつかの種類があります。一般的に防水層の作り方で分類され、特徴や耐用年数も異なります。 塗膜防水 液状ウレタンを硬化させて防水層を作ります。シームレスでつなぎ目のない施工ができ、複雑な形状でも対応できます。防水層自体が軽量なので、建物の耐久性にも大きな影響はありません。 下地に直接防水層を施工する密着工法と、雨漏りしている下地にも対応できる通気緩衝工法があります。 耐久年数は、およそ10年。 トップコートが紫外線に弱いので、短いスパンでの塗り替えが必要です。 FRP防水 FRP(繊維強化プラスチック)を使って防水層を作ります。プラスチックなので軽量かつ腐食しにくい点が特徴です。反面伸縮性に乏しく、地震など物理的な衝撃で割れやすいことがデメリットといえます。 建物への負荷が少ないので、高層マンションなどでも使用されます。 耐久年数は10~12年程度。 シート防水 ゴム製や塩化ビニル製の防水シートを敷設し防水層を作る方法です。 下地に直接貼る接着工法と、脱気筒を取り付けて下地の湿気を逃がすことができる機械的固定工法があります。 シートは長尺なので、床面に凹凸がある場合は施工に向いていませんが、広く四角い形をしていて、障害物が少ない屋上では施工しやすい方法です。 耐久年数は、10~15年です。 アスファルト防水 最も古くからある工法で、アスファルトを用いて防水層を作ります。熱工法・トーチ工法・常温工法があり、耐久性が高いため大規模修繕が頻繁に行えない高層マンションやビルなどでも採用されます。 施工の際に煙やにおいが出ること、重量があり建物への負荷が大きいことも知っておきましょう。 耐久年数は15~25年。   屋上防水を行うべき理由とメリット 屋上防水は、屋根のように勾配がない天井に水がしみ込んで雨漏りが起きないように施工します。 もし屋上から雨漏りしてしまうと、建物全体の強度や耐久性にかかわる重要な損傷となり、資産価値の低下・入居者への影響などさまざまなダメージが想定されます。 屋上防水をしっかり施工しておくこと、また定期的なメンテナンスを行うことは、建物自体を守ることにもつながりますので、外壁や外構など外観上のメンテナンスだけではなく、屋上があるなら防水工事もメンテナンスに組み入れておく必要があるでしょう。 屋上防水なら塗り達! 屋上防水は建物の規模が大きくなると、施工時間も長くなり大規模な修繕工事となります。 定期的なメンテナンスはもちろん、すでに雨漏りしている場合や劣化が顕著に表れている箇所がある場合は、早期に補修を行った方がよいケースがあります。 屋上防水のことなら塗り達にご相談ください!    

MORE