外壁塗装の5分艶を選ぶメリット・デメリット
2025年6月16日 公開
外壁塗装の塗料を選ぶ際に、ツヤ加減を選べる塗料があります。
いわゆる半艶やツヤ消しといった塗料ですが、ツヤ加減の調整によるデメリットも存在します。
今回は5分艶(半艶)を選ぶ際に知っておきたいメリット・デメリットを中心に解説します。
5分艶とは
外壁塗装の塗料で5分艶とはツヤ加減を半分にした塗料のことで、半艶などともいわれます。
塗料はそもそもツヤがあり、塗るとテカテカとして光を反射します。ここに添加物であるツヤ消し剤を足してツヤ加減を調整し、半艶や3分艶といった塗料を作ります。
半艶や三分艶などのツヤ加減ですが、塗料やメーカーによっては選べないケースもあります。また3分艶があるからといって4分艶や8分艶など10段階区切りでツヤ加減を指定できることもありません。
艶あり・5分艶・3分艶・ツヤ消し(艶なし)当たりの区切りで選ぶことができます。
▶艶ありの塗装事例

5分艶のメリット
5分艶を選ぶメリットとして、
- 仕上がりが落ち着いた印象になる
- 光りすぎないのでまぶしくない
等、主に見た目の特徴があげられます。
艶ありですとペンキ塗り縦のような仕上がりになりますので、落ち着いた雰囲気にしたい場合はツヤ加減を調整するのがおすすめです。

特に和風住宅などはもともと壁が漆喰や左官仕上げで、自然な陰影があるマットな仕上げをしていたので、塗料で仕上げる場合ツヤありですと外壁だけやけに現代的で浮いてしまいます。そのため塗り替えで艶なしなどを使われるケースが多いでしょう。
最近のデザイン性の高い住宅でもダークカラーのマットな外壁が流行しているので、塗り替え時にダークカラーを選ぶ方は光りすぎない5分艶などを選ばれる方もおられます。

▶5分艶の施工事例
5分艶のデメリット
5分艶のデメリットとしては、艶を調整する際に入れる添加物によって多少耐久性が落ちることが考えられる点です。
艶ありの塗料は塗膜の表面がつるつるで光を反射するため白く明るく見えます。
艶調整をした塗料はツヤ消し剤によって塗膜の表面に凹凸ができ、光の反射が少なくなります。
そのため艶が押さえられていると感じるわけですが、表面の凸凹があるぶんツヤあり塗料よりは汚れが付きやすくなってしまいます。
性能の良いグレードの高い塗料を選ぶ場合、せっかくの耐久性がツヤ消し剤を入れることによって落ちてしまうため、そのあたりのバランスを考慮して選ぶ必要があります。

5分艶の施工事例も多数あり!外壁塗装なら塗り達へ!
5分艶での外壁塗装について解説しました。
外壁塗装は塗る面が大きいので、ツヤありとツヤなしでは印象も随分異なります。
耐久性に多少差が出ますが、気に入った外観にしたい!という方も、ほかのツヤ加減の事も知りたいという方もぜひ塗り達にご相談ください!









