屋根塗装の吹付塗装はできる? メリット・デメリットを解説
2025年7月3日 公開
吹付塗装は、スプレーガンを使って塗料を細かい霧状にして噴射し塗装する方法です。
施工時間が早い、意匠性があるなどメリットがありますが、あまり屋根塗装では使われません。
今回は屋根塗装でも吹付塗装は可能なのか?吹付塗装のメリット・デメリットについて解説します。
屋根塗装で吹付塗装は可能
結論から言うと、屋根塗装でも吹付塗装は可能です。
吹付塗装は、施工スピードが速く、意匠性も高い方法です。
凸凹があっても細かい部分まで吹付ることによってきれいに仕上がります。
平面が多いスレートなどはローラー塗装のほうが素早くきれいにできますが、モニエル瓦など凸凹面が多い屋根では吹付塗装も選択することが可能です。
もちろんモニエルでもローラーを使って塗装を行うこともできます。
屋根塗装を吹付塗装で行う際の注意点とデメリット
吹付塗装は、塗料を噴射して塗装するため、屋根に付着しなかった塗料が飛散するリスクがあります。
また飛散量が多いと想定よりもたくさん塗料が必要になり、場合によっては塗料代が高くなることもあります。
外壁や付帯部など地上に近い場所での作業より、空中の高い部分での吹付塗料は近隣への飛散も考えられるため、隣のお家が近いなどのケースではローラー塗装を行った方がよい場合もあるでしょう。
養生をいつも以上に慎重に、丁寧に行うことが求められます。
屋根塗装を吹付塗装で行った施工事例
モニエル瓦を吹付塗装で行った施工事例をご紹介します。
モニエル瓦は、モニエル専用の塗料を使って塗装します。
スラリー層と呼ばれる塗料の層をしっかりと高圧洗浄で流してから塗装することが重要です。通常の高圧洗浄機ではなくトルネードと呼ばれる台風の渦のように水が出る洗浄機を使います。
凸凹面が多いので、ローラーで行うよりもより細かい部分にまで塗料をいきわたらせることができ、美しい仕上がりになります。
塗料が均一につけられると、塗膜の厚さも均一になり耐久性はアップします。見た目だけではなく、質の面においてもモニエル瓦へ吹付塗装を行うことはメリットがあります。
立地や周辺環境など施工条件によってはローラー塗装のほうが望ましい場合もありますので、ご希望がある方はお気軽にご相談ください。