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雨漏り修理で行う屋根工事とは?施工内容やメリットを解説

2025年7月31日 公開

屋根からの雨漏りでは早急な補修が必要です。原因を見極めて確実に補修することで雨漏りを止めることができます。

雨漏り修理で行う屋根工事にはどのようなものがあるのでしょうか?今回は施工内容や屋根工事を行うメリットについて解説します。

雨漏り修理で行う屋根工事

雨漏りは様々な場所や理由で発生しますが、雨漏りといえば屋根からというイメージの方も多いかもしれません。

実際、屋根からの雨漏りは多く、雨漏り箇所によって補修方法にもいくつかの種類が確立されています。

雨漏り補修で行う屋根工事には次のようなものがあります。

ルーフィングシートの新設

屋根から雨が入り込まないようにしているのが防水性のあるルーフィングシートと呼ばれるシートです。

普段はこの上にスレートや金属屋根が乗っているので目にすることはほとんどありませんよね。

外から見て特に異常がないのに雨漏りしている場合は屋根材の下のルーフィングシートが痛んでいる可能性が高いといえます。

スレートのメンテナンスをいくら頑張ってもルーフィングシートが破れていたら雨漏りしてしまうため、ルーフィングシートを貼り換える工事が必要になります。

 

屋根の葺き替え

ルーフィングシートの耐久年数は、材質によって15年~30年くらいといわれています。

30年経つとシートの上の屋根材もかなり使い込んでおり、ルーフィングシートを敷きなおすために屋根材を下ろすことをきっかけに屋根全体を葺き替えることもあります。

天窓(トップライト)の撤去と屋根の新設

屋根の雨漏りはつなぎ目や隙間から発生します。つなぎ目が多く雨漏りが起きやすいのが天窓です。

デザイン性や採光などの目的で設けられることがありますが、雨漏りしやすい場所の1つなのです。

もし天窓から雨漏りしていたら残して補修する方法のほかに、取り潰して屋根を平らにする工事もできます。

 

欠損した板金の新設

屋根材同士が集まる場所では隙間をカバーするために板金が取り付けられています。

棟板金や袖板金などは、強風で飛ばされやすく、台風の後になくなっていたというケースも多々あります。

板金でカバーしていた部分がなくなるため、隙間が現れそこから雨漏りしてしまいます。

欠損している板金は、板金工事で新設することで補修します。

雨漏り修理で屋根工事を行う理由とメリット

雨漏りしていると、シーリングや板を打ち付けるといった方法を思い浮かべるかもしれません。

しかし一時的に症状を抑えることができても雨漏り補修までは至らないことが多く、根本的に解決するなら傷んでいる部材や部位の工事を行う必要があります。

雨漏りは起こってすぐに気づきにくいこともあります。見えにくい症状で徐々に進行し、雨漏りしている!と気づいたときにはかなり傷んでしまっている問うこともあります。

上の写真は瓦屋根で雨漏りが発生しめくってみると、下地がボロボロになっていた事例です。

腐食した木材を修理しても長く持ちませんし、お家全体の耐久性にも関わってきます。

このようなケースでも梁や下地の新設を行い、新たに屋根を葺きなおすことで確実に雨漏りを止めます。

塗装では雨漏り補修はできない

屋根のメンテナンス方法の1つ塗装工事は、雨漏りを防止することができますが、雨漏りしてしまった屋根を補修する力はありません。

雨漏りは起こる前に防止していくことが重要ですが、もし起こってしまったら屋根工事などで確実に補修することがカギとなります。