雨漏りでのリフォームは火災保険が適用できる?適用できないケースや注意点を解説
2025年9月2日 公開
雨漏りは木造住宅にとっては大変な脅威です。躯体を弱らせ、お家の耐久性に影響を与えます。
もし雨漏りが起こってリフォームを行うとなった場合、火災保険は適用されるのでしょうか?
今回は雨漏りによるリフォーム工事で火災保険が適用されるケースや注意点について解説します。
雨漏りによるリフォームで火災保険が適用されるケースとは
火災保険とは、建物や家財の損害について保証する保険です。
「損害を被った原因が火災である」ケースのほかに、
- 風災
- 雹(ひょう)災
- 雪災
等が原因の損害についても保証されます。
雨漏りという損害の原因が、火災保険の補償範囲内であれば火災保険を適用してリフォームすることが可能です。
例えば、火災保険が適用できる雨漏りとしては
- 台風で屋根が飛ばされ、雨漏りが発生した
- 雹で屋根に穴が開き、雨漏りした
等のケースがあるでしょう。
逆に、施工不良やメンテナンス不足といった自然災害以外の原因で雨漏りが発生した場合の補修については火災保険は適用できません。
※火災保険については個別の契約で補償範囲が異なります。必ずご契約内容をご確認ください。
雨漏り補修のリフォームで火災保険を適用する場合の注意点
火災保険は火災のほかに風災や雹災など自然災害による損害が補償の対象となっています。
しかし、火災保険が適用できるかどうかを決めるのは保険会社なので、いくら
「この前の台風の強風で屋根が飛ばされたから雨漏りした」と主張しても、
「この前の台風の前からかなり劣化していた。そのため台風が来ていなくても雨漏りしていた」と判断されてしまうと火災保険は適用できなくなってしまいます。
経年劣化による雨漏りでリフォームを行ったばあいは火災保険の適用外となるので、日ごろからメンテナンスは欠かさないようにしましょう。
またたとえ補償対象のリフォームであっても、事後報告では火災保険を適用できないケースが多いでしょう。工事前に保険会社に連絡する必要があるため、雨漏り補修でリフォームする場合は必ず施工店に「火災保険を使うことを考えている」旨を伝えるようにしましょう。
雨漏り補修なら塗り達にお任せください!
雨漏り補修のリフォームで火災保険を適用する場合は、保険会社と施工店、お客様の3者で連携して工事を進める必要があります。補修を前提とした火災保険適用のための資料作成なども、塗り達にご相談ください。