外壁塗装で使う有機溶剤とは?特徴や人体への影響を解説
2025年10月13日 公開
外壁塗装工事で使う塗料には、人体への影響が懸念される有機溶剤が含まれています。
有機溶剤はシンナーのような強烈なにおいがし、人体へ取り込まれることで健康被害のリスクがあります。
今回は、外壁塗装の有機溶剤について解説します。正しい知識を得ることで健康リスクを下げることができますので、ぜひ最後までお読みください。
有機溶剤とは?
有機溶剤とは、ほかの物質を溶かすことができる有機化合物の総称です。常温に置いていると液体状ですが、揮発性があり体内に吸収されやすい、また皮膚からも体内に吸収される特徴があります。
有機溶剤にはアセトンやスチレンなどがあり、中毒性の高さや揮発の速さなどで1種・2種・3種と分類されています。
塗料に含まれる有機溶剤は、シリコンやフッ素などの樹脂の成分や、色を付ける顔料などを溶かして液体にするために使用されています。
塗装後は乾燥して揮発し、この時に溶剤特有の強いにおいが感じられます。
外壁塗装工事の有機溶剤による影響
外壁塗装工事では有機溶剤を使った塗料の塗装時と乾燥時に強いにおいを感じます。
一度の大量に吸い込んだり、長期間吸い込み続けると中毒になることがあるため、工事中は現場に近づかない、部屋の中ににおいをいれないなどの対策を取りましょう。
特に、妊娠中の方やお子様、ペットなどはいつもと違うにおいで気分が悪くなったり、頭痛を引き起こしたりする危険性があります。
工事中に敷地内のおかれている塗料にも手を触れないように気をつけましょう。
外壁塗装の事なら塗り達にご相談ください
外壁塗装の有機溶剤は、正しく取り扱うことで健康リスクを下げられます。
また塗料を扱ってる期間だけ一時的に自宅を離れるなどの方法が可能であれば、さらにリスク回避できるでしょう。
塗装後はおよそ1週間以内でにおいがなくなります。またにおいの少ない水性塗料もあるので、ご不安なことなどなんでもご相談ください。