ウレタン防水のメリットとは?他の工法とも比較解説!
2025年11月13日 公開
防水工事の施工方法の1つであるウレタン防水はにはたくさんのメリットがあります。
「防水工事の見積もりでウレタン防水を提案されたけど、どんな施工方法なの?」
「ウレタン防水以外のほかの施工方法との違いも知っておきたい」
そんな方のために今回はウレタン防水のメリットや、ほかの工法との違いも比較解説します。
目次
ウレタン防水とは
ウレタン防水とは、液状ウレタンを使って防水層を作る防水工事方法です。ウレタン塗膜防水とも呼ばれます。

ウレタンは、皆さんがよく知っているスポンジなどに使われるウレタンで、塗る際には液状ですがすぐの硬化し、防水性のある塗膜となります。
ウレタン塗膜防水は、下地に直接防水層を作る「密着工法」と下地の上に通気の取れるシートを敷き、その上に防水層を作る「通気緩衝工法」の2つの施工方法があります。
ウレタン防水のメリット
ウレタン防水のメリットには次のようなものがあります。
つなぎ目のないシームレスな防水層が作れる
液状のウレタンを塗るので、塗装面がすべてつながり、つなぎ目のないシームレスな防水層を作ることができます。
これにより、隙間からの雨漏りや劣化などが起きにくい点がメリットといえます。
工期が短い
液状ウレタンは硬化が早く、工期が短い点も特徴です。
費用が安い
他の施工方法に比べると、費用が比較的安く済みます。
防水層が軽く、建物に負担がかかりにくい
防水層が軽量なので、木造の戸建て住宅でも躯体に負担がかかりにくい点がメリットです。
複雑な形状でも対応できる
正方形や長方形でない床面でも防水層を作ることが得意です。
限られたスペース有効に使う戸建て住宅のベランダやバルコニーでは、複雑な形状をしていることも少なくありませんが、ウレタン塗膜防水なら入り組んだ端っこの部分mきちんと防水層を作ることができます。
ウレタン防水と他の防水方法との比較
ウレタン塗膜防水のほかに、FRP防水やシート防水などがあります。それぞれの方法とウレタン塗膜防水を比較してみましょう。
| 耐久性 | 工期 | 費用 | 重量 | 特徴 | |
| ウレタン塗膜防水 | 13~15年 | 短い | 比較的安い | 軽い | シームレス |
| FRP防水 | 10~15年 | とても短い | 安い | 軽い | 硬い |
| シート防水 | 10~15年 | 比較的短い | 比較的高い | 重い | 防水性が高い |
| アスファルト防水 | 12~18年 | 長い | 高い | とても重い | 防水性がとても高い |
FRP防水
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)を使った防水で、軽量で硬い防水層が特徴です。工期が1~2日と大変短く、新築戸建て住宅のべルコニーなどでよく採用されています。


シート防水
防水性のあるシートを敷く方法で、品質が均一な防水層ができます。ウレタン防水のメリットである複雑な形状への施工が苦手で、広く四角い場所の施工に適しています。

アスファルト防水
アスファルトを用いた防水工事で、最も古い施工方法です。重量があり戸建て住宅では躯体への負荷が大きすぎるためあまり使われませんが、マンションやビルの屋上など頻繁にメンテナンスが難しい場所でも高い耐久性を発揮します。

防水工事のご相談は塗り達!
ウレタン塗膜防水は、複雑な形状でも対応できコスパもよいため、戸建て住宅のベランダやバルコニーで使われることが多い方法です。
防水工事にはいくつかの種類がありますが、下地の状態や場所によって最適な施工方法が異なるため、この方法でしか施工できないといったケースも中にはあります。
まずは施工場所の状態を確認し、選択肢がある場合はメリットデメリットを知ったうえで賢く選びましょう。
防水工事のご相談は塗り達まで!お気軽にご連絡ください。









