すがもりとは?特徴や原因、雨漏りとの違いも解説
2025年10月20日 公開
「すがもり」という言葉を聞いたことがありますか?
関西の都心部ではあまりなじみがないかもしれませんが、雪が深い地域では冬になると起こりやすいお家の症状の1つです。
今回は雨漏りと混同されやすい「すがもり」について解説します。
すがもりとは
すがもりとは、屋根に降った雪が一度溶けて、凍ったために排水がうまくされず、接合部分から水が侵入してくる症状です。
「すが」とは東北の言葉で「氷」のこと。すが漏りとは雪解け水が原因の氷で漏水することを指します。
すがもりと雨漏りの違い
雨漏りとは、屋根や外壁・防水層などの劣化が原因で、雨が侵入する症状です。冬でなくても雨が降れば1年中起こり得ます。
すがもりも同じく水が浸入する症状ですが、劣化していなくても長期間水が溜まり続けることによって隙間から水が侵入してしまう点が雨漏りとは異なります。また冬に特有という点でも雨漏りとは違うといえるでしょう。
雨漏りしているのに屋根に異常がない、冬のみ起こるという場合はすがもりを疑いましょう。
屋根や外壁の定期的な点検を!
すがもりについて解説しました。
雪が降らない地域や、雪どけ水がまた凍ってしまうような寒い地域でない限り、屋根からの水の侵入は雨漏りと考えられるでしょう。定期的な点検やメンテナンスで雨漏りは防ぐことができます!雨漏りの症状を見つけたらまずは早期点検をご依頼ください。