塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 職人ブログ

外壁塗装と一緒に!付帯部塗装の基礎知識

外壁塗装を検討している方の中には、「付帯部(ふたいぶ)って何?」「どこを塗るの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。

付帯部は建物の見た目を整えるだけでなく、家を長持ちさせるためにも重要な部分です。

今回のブログでは、外壁塗装と一緒に行う「付帯部塗装」について、ご紹介いたします。

付帯部とは?どんな場所を指すの?

付帯部(ふたいぶ)」とは、外壁そのもの以外の細かな部分を指します。

一見すると外壁塗装とは関係がないように思えますが、これらの付帯部も外壁と同じように紫外線や雨風の影響を強く受ける場所です。

劣化を放置すると、美観が損なわれるだけでなく、家の耐久性にも影響を及ぼすことがあります。

建物の外まわりには、実は多くの“塗るべき場所”があり、主に以下のような箇所が付帯部にあたります。

雨樋(あまどい)

外壁 施工完了 雨樋

屋根から流れる雨水を集め、地面へ排水するためのパイプです。

塩化ビニール製のものが多く、紫外線による色あせや変形、ひび割れが起こりやすい箇所です。

塗装で保護することで、耐候性が高まり見た目も美しく保てます。

破風板(はふいた)・鼻隠し

破風 施工後

屋根の端に取り付けられている板で、風雨から屋根の内部を守る役割があります。

木製の場合は特に劣化が早く、塗膜が剥がれると雨水の浸入による腐食が進むことも。

塗装でしっかりと防水保護することが大切です。

軒天(のきてん)

塗り達 施工事例

屋根の裏側にあたる部分で、湿気や熱気がこもりやすい場所です。

カビや汚れの発生、防火性の低下などが起こることがあり、専用の通気性塗料で塗装を行います。

軒天は外観の印象にも影響するため、外壁との色バランスも重要です。

シャッターボックス・雨戸・戸袋

 雨戸の画像

これらは金属製のものが多く、錆びやすい部位です。

塗装前には「ケレン」と呼ばれる下地処理で古い塗膜や錆を除去し、錆止め塗料を塗布した上で仕上げます。

光沢感を残したい場合はシリコン塗料、より耐久性を求めるならフッ素塗料を使用することが多いです。

水切り

水切り 施工後

外壁と基礎の間にある金属の部材で、雨水の侵入を防ぐ大切な部分です。

地面に近く、泥はねや湿気の影響で劣化が早いため、細部まで丁寧に塗装を行う必要があります。

庇(ひさし)

玄関や窓の上に取り付けられている小さな屋根です。

常に雨や日光を受けるため、塗膜の剥がれやサビ、雨染みが発生しやすい箇所です。

塗装によって防水性を維持し、外観の印象も引き締まります。

幕板(まくいた)

幕板 施工後

1階と2階の間などに取り付けられている板状の部材で、外観のアクセントにもなっています。

素材は木製や窯業系などがあり、塗膜の割れや浮きを放置すると、内部への水の侵入リスクがあります。

外壁と一緒に塗装することでデザイン性と防水性を両立できます。

スリムダクト(配管カバー)

スリムダクト 施工後

エアコンの配管を覆っているカバーです。

プラスチック製のため、日焼けによる色あせや割れが目立ちやすい部分。

外壁と同じタイミングで塗装することで、見た目をすっきり整えられます。

換気フード(通気口カバー)

キッチンや浴室、トイレなどの換気口部分に取り付けられている部材です。

金属製が多く、サビや汚れが付きやすい場所。

塗装によって防錆性を高めるとともに、外壁全体の統一感もアップします。

まとめ

これらの付帯部を丁寧に塗装しておくことで、

外観の美しさを長く保つだけでなく、家全体の防水性・耐久性を高める効果があります。

特に、破風板や雨樋、幕板などは外壁と密接に関わる部材のため、外壁塗装と同時にメンテナンスするのが理想的です。

なぜ外壁塗装と一緒に付帯部塗装を行うの?

外壁塗装の際に、付帯部を一緒に塗装することには多くのメリットがあります。

見た目の美しさを整えるだけでなく、建物全体の寿命を延ばすためにも非常に重要です。

ここでは、その主な理由を詳しく見ていきましょう。

 ① 見た目がきれいに仕上がる

外壁だけを新しく塗装しても、付帯部(雨樋・破風板・軒天など)が古いままだと、全体の印象がアンバランスになります。

特に、外壁と付帯部は色のコントラストがはっきりする部分が多く、艶や色あせの違いが目立ちやすいです。

外壁と付帯部を同時に塗装することで、

・建物全体の色調や質感を統一できる

・細部まで整った美しい仕上がりになる

・新築のような見た目を取り戻せる

といった効果が得られます。

また、外壁の色に合わせて付帯部の色をコーディネートすることで、デザイン性の高い外観にすることも可能です。

最近では「外壁:マットなグレー × 雨樋・破風板:ブラック」など、付帯部の配色でおしゃれに仕上げるケースも増えています。

 ② 足場代の節約になる

外壁塗装を行う際は、安全に作業を行うために必ず足場の設置が必要です。

実はこの足場代が、塗装工事全体の費用の中でも15〜25%ほどを占める大きなコストになります。

外壁だけを塗装し、後から付帯部を別のタイミングで行うと、再び足場を組む必要があり、

そのたびに 10〜20万円前後の足場費用がかかってしまうケースもあります。

つまり、外壁と付帯部を同時に塗装すれば、

・足場を一度で済ませられる

・職人の移動や準備の手間も削減できる

・全体的な工事期間を短縮できる

といったメリットがあり、費用と時間の両方を節約できます。

 ③ 建物をまるごと保護できる

付帯部は「目立たない部分」と思われがちですが、実は家の防水性や耐久性に大きく関わる部材が多く含まれています。

たとえば、破風板や鼻隠しが劣化すると、そこから雨水が侵入し、屋根裏や外壁内部の腐食や雨漏れの原因になることも。

また、雨樋の塗膜が劣化すると紫外線で硬化して割れやすくなり、正常に雨水を排水できなくなる恐れもあります。

軒天や幕板も、放置すればカビの発生や木材の腐食が進行してしまいます。

外壁塗装と同時に付帯部も塗装することで、

・防水・防錆性能を全体的に向上できる

・劣化の早い部分をまとめてメンテナンスできる

・雨漏れなどのトラブルを未然に防げる

といった効果があり、建物を「部分的」ではなく「まるごと」守ることができます。

 ④ メンテナンスサイクルを合わせられる

外壁と付帯部を別々の時期に塗装してしまうと、メンテナンス時期がずれてしまい、

「外壁はまだ大丈夫だけど付帯部だけ剥がれてきた」というような不便が生じます。

一緒に塗装しておけば、次のメンテナンス時期もそろうため、

定期的な点検や塗り替えを計画的に行いやすいという利点もあります。

結果的に、建物の劣化を最小限に抑えながら、長期的にコストを削減することができます。

 ⑤ トータルでの満足度が高い

外壁と付帯部を同時に塗装すると、見た目・耐久性・コストのバランスがとれた“総合的なメンテナンス”が可能です。

職人も同じ現場でまとめて作業できるため、仕上がりの一体感や品質の安定にもつながります。

外壁塗装は家をリフレッシュさせる大きな工事です。

せっかく足場を組むなら、家全体を整えることで「やってよかった!」と思える満足度の高い仕上がりになります。

ポイント  

外壁塗装と付帯部塗装は“セットで行う”のが一番効率的。

美観・耐久性・コストの3つをバランスよく整えることができます。

付帯部塗装の施工内容と工程

付帯部塗装は、外壁塗装と同じように「下地処理 → 下塗り → 中塗り → 上塗り」の工程で進められます。

ただし、付帯部は素材の種類(金属・木・樹脂など)が多様なため、それぞれに合った下地処理や塗料選びがとても重要です。

ここでは、一般的な付帯部の施工工程を具体的にご紹介します。

 1. 高圧洗浄で汚れを落とす

まずは外壁と一緒に、高圧洗浄機を使って建物全体の汚れ・カビ・古い塗膜・ホコリをしっかりと洗い流します。

この下準備を丁寧に行うことで、新しい塗料の密着性が高まり、仕上がりの持ちが良くなります。

特に、軒天や雨樋などは見えにくい場所に汚れが溜まりやすいため、隅々まで洗浄することがポイントです。

 2. ケレン・下地処理

塗装前に行う重要な工程です。

サビや古い塗膜を除去したり、表面を研磨して塗料が密着しやすい状態を作ります。

・金属部(シャッターボックス・水切りなど)

 サビ落とし専用のケレン作業を行い、錆止め塗料を下塗りします。

 サビを残したまま塗装すると、再発や塗膜の剥がれにつながるため丁寧な処理が欠かせません。

・木部(破風板・庇など)

 傷みやすいため、ヤスリで古い塗膜を落とした後、木部用下地材で吸い込みを防ぎます。

 腐食部分があれば補修を行い、塗料がしっかり定着するよう調整します。

・樹脂部(雨樋・スリムダクトなど)

 ツルツルした表面のままだと塗料が剥がれやすいため、細かい紙やすりで軽く研磨して密着を高めます。

 この下地処理をきちんと行うことで、仕上がりの耐久性が大きく変わります。

 3. 下塗り(プライマー塗布)

下地と上塗り塗料の密着を高めるために、「プライマー(下塗り材)」を塗布します。

素材に合わせて適切なプライマーを選ぶことが大切です。

・金属部:エポキシ系の錆止め塗料

・木部:木材保護用プライマー

・樹脂部:密着性の高い樹脂用プライマー

下塗りを省略してしまうと、数年で塗膜が剥がれる原因になるため、職人が特に丁寧に行う工程です。

※下塗りを行わないケースも…

一部の付帯部では、素材や塗料の密着性が良好な場合、または既存塗膜は健全に保たれている場合などに、下塗りを省略することもあります。

たとえば次のようなケースです。

・雨どい(樹脂製):劣化が少なく、塗料の食いつきが良い場合

・既存塗装がしっかり残っている鉄部:密着性を確認したうえで、上塗り2回で仕上げることもあります

ただし、劣化が進んでいる場合や素材によっては下塗りが必須です。

現地の状態を確認し、プロが適切に判断して施工を行います。

 4. 中塗り・上塗り(仕上げ塗装)

下塗り(または既存塗膜の上)に、上塗り塗料を2回に分けて塗布します。

2回塗りにすることで塗膜に厚みが出て、ツヤ・発色・耐久性が向上します。

使用される塗料には以下のような種類があります。

・ウレタン塗料:コストを抑えたい方向け。柔軟性があり扱いやすい。

・シリコン塗料:最も一般的。耐候性とコストのバランスが良い。

・フッ素塗料:高耐久・高光沢で長持ち。メンテナンス回数を減らしたい方におすすめ。

特に付帯部は細かい形状が多いため、職人が刷毛や小型ローラーを使い分け、細部まで丁寧に塗り上げます。

5. 乾燥・仕上げ確認

すべての塗装が終わったら、しっかりと乾燥させます。

膜に触れたり水がかからないよう注意します。

最後に、塗りムラや塗り残しがないかをチェックし、必要に応じて補修を行って仕上げます。

この最終確認まで丁寧に行うことで、見た目も機能性も高品質な塗装が完成します。

施工期間の目安

付帯部の塗装自体は外壁塗装と並行して進むため、全体の工期に大きな影響はありません。

一般的な住宅では、外壁塗装と合わせておよそ10〜14日程度が目安です。

ただし、天候や建物の劣化状況によっては前後する場合があります。

 ポイント:部位ごとの塗装の注意点

・雨樋:日当たりの強い南側は特に劣化が早い。紫外線対策に耐候性の高い塗料を。

・軒天:通気性を保つため、防カビ性・透湿性のある塗料を使用。

・シャッターボックス・水切り:金属製の場合は錆止め塗料を忘れずに。

・幕板:隙間から雨水が入りやすいため、コーキング補修を行ってから塗装。

外壁塗装の仕上がりは、付帯部の丁寧な施工によって大きく左右されます。

一見小さな部分でも、細部までしっかりと塗装することで、家全体の防水性・美観・耐久性を長く維持することができます。

まとめ

付帯部塗装は「目立たないけれど重要な作業」

下地処理から仕上げまで手を抜かず、素材に合った施工を行うことで長持ちする塗膜に仕上がります。

外壁と一緒に行うことで見た目も統一され、住まい全体の美しさと耐久性を高めることができます。

付帯部塗装の費用相場

付帯部塗装の費用は、部位の面積・劣化の状態・素材の種類・使用する塗料のグレードによって異なります。

部位ごとに施工方法が異なるため、単価にも幅があります。以下は一般的な目安です。

部位費用の目安備考
雨樋(あまどい)約1,000〜2,000円/m

プラスチック(塩ビ)製が多く、比較的塗りやすい部位。

紫外線による色あせ・ひび割れが起きやすいため、耐候性の高い塗料を選ぶのがおすすめです。

破風板・鼻隠し約1,000〜1,500円/m

木製や金属製など素材によって価格差があり、木部は下地補修や防腐処理が必要な場合があります。

家の印象を左右する部分なので、外壁と色を合わせると統一感が出ます。

軒天(のきてん)約800〜1,200円/㎡

湿気がこもりやすいため、防カビ性・透湿性のある塗料を使用。

雨漏れの原因になりやすい箇所なので、状態によっては張り替えが必要になることもあります。

シャッターボックス・雨戸・戸袋約3,000〜6,000円/箇所

金属製が多く、サビ止め処理を行ってから塗装します。

凹凸が多い部分はスプレーガンや刷毛を使い分け、丁寧に仕上げる必要があります。

水切り約500〜1,000円/m

外壁と基礎の境目にある金属部材。

見落とされがちですが、ここを塗装することで雨水の侵入を防ぎ、防錆効果を長持ちさせられます。

幕板(まくいた)約1,000〜1,800円/m

外壁の中間部分にある装飾的な板。

雨水が溜まりやすく、劣化や浮きが起きやすい部分なので、塗装前にシーリング補修を行う場合があります。

庇(ひさし)約3,000〜8,000円/箇所

雨風を直接受けるため、劣化しやすい箇所。

素材が金属の場合は錆止め処理が必須です。

換気フード・スリムダクト約2,000〜4,000円/箇所

樹脂や金属素材が多く、紫外線や汚れによる退色が起きやすい。

外壁と同系色で塗ると全体の仕上がりが美しくまとまります。


💡 費用を左右するポイント

  1. 素材の種類

     金属や木材は、樹脂製よりも下地処理・錆止めなどの工程が増えるため、やや高くなる傾向があります。

  2. 劣化の進行度

     サビ・腐食・ひび割れなどの補修が必要な場合は、その分の手間や材料費が加算されます。

  3. 塗料のグレード

     一般的なシリコン塗料に比べ、フッ素や無機塗料を使うと耐久性は上がりますが、単価は高くなります。

  4. 施工範囲と足場の有無

     付帯部のみを単独で塗装する場合は、足場設置費が別途必要になるため、外壁塗装と同時に行う方が総額を抑えられます。

 

メンテナンス時期とチェックポイント

付帯部は外壁よりも細かい部材が多く、紫外線や雨風の影響を直接受けやすい部分です。

そのため、外壁よりも早く劣化が進むケースも少なくありません。

見た目は小さな劣化でも、放置すると雨漏れや腐食の原因になることがあるため、定期的な点検が大切です。

🔍 こんな症状が見えたら塗り替えサイン

付帯部の劣化は、普段の生活の中でも確認できます。

以下のような症状が出てきたら、早めに塗り替えを検討しましょう。

・色あせ・艶の低下

 太陽光(紫外線)の影響で、表面の塗膜が少しずつ劣化してツヤがなくなったり、白っぽく色あせてきます。

 見た目の問題だけでなく、防水性も低下しているサインです。

・塗膜の剥がれ・ひび割れ

 塗膜が浮いてきたり、部分的に剥がれている場合は、塗料の密着が弱まっている状態。

 このまま放置すると、下地がむき出しになり、雨水の侵入や腐食につながります。

・錆び・腐食の発生

 シャッターボックスや水切りなどの金属部は、錆びが出始めたら要注意。

 錆が進行すると塗装だけでは補修できず、部材交換が必要になる場合もあります。

・ひび・反り・浮きなどの変形

 木部の破風板や庇などに多く見られる症状です。

 塗膜の劣化により雨水を吸収して膨張・収縮を繰り返すことで、反りや割れが発生します。

⏰ メンテナンスの目安時期

付帯部の塗装は、一般的に5〜10年に一度の点検・塗り替えが目安です。

ただし、次のような条件によって劣化スピードは変わります。

・日当たりの強い南面や西面:紫外線が強く、塗膜の劣化が早い傾向。

・雨が当たりやすい場所:水切り・庇・軒天などは湿気がこもりやすく、腐食が進みやすい。

・素材の違い:金属や木材は樹脂製よりもメンテナンス周期が短くなることがあります。

特に、破風板や鼻隠し、雨樋などは家の高所にあるため、自分では状態を確認しにくい場所です。

外壁塗装や屋根点検の際に、同時に付帯部も点検してもらうのがおすすめです。

💡 早めの点検・補修がコスト削減につながる

劣化が軽いうちに塗り替えを行えば、下地補修や交換が不要で済み、結果的に費用を抑えることができます。

逆に、劣化を放置してしまうと、

・木部の腐食による交換費用

・金属部の錆び進行による板金工事

・コーキングの劣化からの雨漏れ修繕

といった追加工事費用がかかることも。

定期的な点検と早めのメンテナンスが、家全体を長持ちさせる一番のポイントです。

 まとめ

付帯部は、家の中でも劣化が見落とされやすい場所ですが、外壁・屋根と同じくらい重要な保護機能を担っています。

「色あせ」「剥がれ」「錆び」などの症状を見つけたら、放置せずに専門業者へ点検を依頼しましょう。

外壁と同時に塗装を行うことで、見た目も美しく整い、メンテナンスの手間や費用もまとめて抑えることができます。

 まとめ|外壁塗装と一緒に、家全体を美しく守る「付帯部塗装」

外壁塗装を検討する際、「外壁だけ塗れば十分」と思われがちですが、実は付帯部の塗装こそが住まいを長持ちさせる鍵です。

雨樋・破風板・軒天・幕板などは、日々の紫外線や雨風の影響を最も受けやすく、劣化を放置すると外壁や屋根のトラブルにまで発展することがあります。

外壁と付帯部を同時に塗装することで、

・建物全体のデザインと色調を統一できる

・足場代を一度で済ませられるため、コストを削減できる

・防水性・耐久性を高め、雨漏れや腐食を未然に防げる

といった多くのメリットが得られます。

特に、外壁塗装のような大規模工事は頻繁に行うものではありません。

せっかく足場を組むなら、付帯部も含めて建物全体をメンテナンスすることで、見た目も機能も「新築のように」生まれ変わります。

付帯部は細かい部分ですが、仕上がりの美しさと耐久性を左右する重要な存在です。

次回の外壁塗装では、ぜひ付帯部の状態にも目を向けてみてください。

丁寧にメンテナンスを行うことで、住まいをより長く、より美しく守ることができます。

#外壁塗装 #付帯部塗装 #樋 #軒天 #破風 #シャッターボックス #庇 #水切り #幕板 #換気フード #スリムダクト 
塗り達 施工事例 
2025年11月30日 更新!

屋根のカバー工法5つのメリット 工事の特徴も解説!

2025年11月30日 公開 屋根のカバー工法は、屋根のリフォーム工事の中でも比較的簡単な方法で、メリットも多くあります。 今回は屋根のカバー工法の特徴とメリット5つをご紹介します。これから屋根工事をお考えの方は是非参考になさってください。 目次屋根のカバー工法とは屋根のカバー工法:5つのメリット①外観が一新される②比較的安価で工期が短い③断熱性・防音性が上がる④耐用年数が上がる⑤アスベスト飛散のリスクがない屋根のカバー工法は塗り達 屋根のカバー工法とは 屋根のカバー工法とは、既存の屋根の上から新しい屋根材を葺く屋根工事です。 塗装工事では、屋根の表面の塗膜をつけなおす作業を行いますが、屋根カバー工法では、劣化した屋根材の上から新しい屋根を葺き、屋根2枚分となります。 屋根のカバー工法:5つのメリット 屋根のカバー工法には次のようなメリットがあります。 ①外観が一新される #gallery-1 { margin: auto; } #gallery-1 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 50%; } #gallery-1 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-1 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 施工前 施工後 ②比較的安価で工期が短い 同じ屋根のリフォーム工事である葺き替えに比べると、工期も費用も抑えることができます。 ③断熱性・防音性が上がる 屋根が2枚分になるので、断熱性・防音性が上がることが期待できます。 ④耐用年数が上がる 屋根材が新しくなるので、屋根の耐用年数が上がります。 ⑤アスベスト飛散のリスクがない 古い屋根材でアスベストが含まれている場合、葺き替え工事では撤去の際にアスベストが飛散する恐れがあります。しかしカバー工法の場合は、既存屋根は動かさないので、アスベスト飛散のリスクがなく安心して工事を行うことができます。 屋根のカバー工法は塗り達 屋根のカバー工法のメリットについて解説しました。 カバー工法は、既存屋根がフラットな屋根であること、雨漏りや野地板の劣化がないことなどが条件となります。 屋根のリフォームをお考えなら、まずは屋根の状態を点検してみましょう。 屋根のカバー工法のご希望もお聞かせください!    

MORE

アイキャッチ シーリング
2025年11月28日 更新!

シーリング工事とは?必要性と劣化のサイン、工事の流れまで徹底解説!

外壁塗装や屋根リフォームを検討していると、「シーリング工事」や「コーキング工事」という言葉を耳にすることがあると思います。 見た目には地味な工程に見えますが、実は建物の防水性・耐久性を守る非常に重要な工事です。 今回のブログでは、シーリング工事の役割や必要性、劣化のサインについて詳しく解説します。 目次シーリング(コーキング)工事とは?シーリングが使われている主な場所なぜシーリング工事が必要なのか?シーリング劣化を放置すると起こるトラブル劣化のサインを見逃さない!点検・補修のタイミングシーリング工事の種類 打ち替え工法(うちかえこうほう) 打ち増し工法(うちましこうほう)打ち替えと打ち増し、どちらを選ぶべき?ポイントシーリング工事の流れ① 現地調査・見積もり② 既存シーリングの撤去(打ち替え工法の場合)③ 養生・プライマー塗布④ 新しいシーリング材の充填⑤ ヘラで仕上げ整形⑥ 乾燥・養生期間高耐久型シーリング材「オートンイクシード」と「コニシビューシール」の特徴比較 高耐久型シーリング材「オートンイクシード」とは?特徴① 驚異の長寿命特徴② 優れた柔軟性と追従性特徴③ 汚れにくく、美観を維持特徴④ 塗装との相性も抜群高品質シーリング材「コニシ ビューシール」とは?特徴① 幅広い用途に対応特徴② 優れた密着性と防水性特徴③ 豊富なカラーバリエーション特徴④ コストパフォーマンスに優れる比較表:オートンイクシード vs コニシビューシールまとめシーリング工事の費用目安高耐久シーリング材は「将来的に経済的」適切な材料選びで、建物を長持ちさせる外壁塗装と同時施工のメリット1. 足場を共用できるためコスト削減2. 外壁・シーリングの耐用年数を合わせられる3. 塗装の密着性が向上し、仕上がりが美しい4. 長期的なメンテナンスコストを抑えられるまとめ|シーリング工事で建物を長持ちさせるためにシーリング工事のポイントまとめ シーリング(コーキング)工事とは? 外壁やサッシまわりなど、家の外観をよく見ると「ゴムのような素材で埋められたすき間」があります。 このゴム状の部分こそがシーリング(またはコーキング)と呼ばれるもので、建物を雨や風から守る非常に重要な役割を果たしています。 建物は、外壁材(サイディングボードなど)を何枚も貼り合わせて作られています。 その継ぎ目にはどうしても「目地(すき間)」ができてしまうため、そこをシーリング材で埋めることで、 雨水の侵入を防ぎ、防水性と気密性を保っているのです。 さらに、建物は季節ごとの気温差や地震などによって、目に見えないほどの伸び縮みや揺れを起こしています。 もしシーリングがなければ、外壁材がぶつかり合ってひび割れが発生してしまいます。 シーリング材はゴムのように弾力があるため、その動きを吸収して外壁材への負担を軽減してくれます。 いわば、建物全体をやさしく包み込む「クッション」のような存在です。   シーリングが使われている主な場所 シーリングは建物のさまざまな箇所に使用されています。 外壁のデザインや構造によって多少異なりますが、一般的に以下のような部分に施工されています。 外壁材の目地部分(サイディングボードの継ぎ目) → 最も多く見られる箇所で、ボード同士のすき間を埋めることで雨水や汚れの侵入を防ぎます。 サッシまわり(窓枠のまわり) → 雨水が侵入しやすいポイント。シーリングの劣化で雨漏れが起こるケースも多く、定期的なチェックが必要です。 玄関ドアや勝手口まわり → 開口部の防水性を保つためにシーリングが施工されています。 ベランダやバルコニーの取り合い部 → 壁と床の接合部分など、水が溜まりやすい箇所にも使用され、防水層を守る役割を果たしています。 外壁と屋根の取り合い部分・破風板まわり → 建物の構造上、わずかなすき間が生じやすく、そこからの浸水を防ぐためにシーリングが使われています。 なぜシーリング工事が必要なのか? シーリング材は、常に紫外線・雨・熱・寒さなどの厳しい環境にさらされています。 そのため年月とともに硬化・ひび割れ・剥離が進み、やがて防水機能を失ってしまいます。 劣化を放置すると、以下のような被害が起こる可能性があります。 目地やサッシまわりからの雨水侵入 外壁内部の木材や鉄骨の腐食・サビ 断熱材が湿気を含みカビ・シロアリ被害 外壁材の浮き・剥がれ 室内への雨漏れ発生 見た目以上に深刻な影響を与えるため、定期的な点検と打ち替え工事が必要です。 シーリング劣化を放置すると起こるトラブル シーリングのひび割れや剥がれをそのままにしておくと、見た目の問題だけでなく、建物全体の寿命を縮める深刻な被害につながります。 ・目地やサッシまわりから雨水が侵入 → 外壁の内部に水が入り込み、下地材を傷めます。 ・木材や鉄骨の腐食・サビ → 構造部分が弱り、耐久性が低下します。 ・断熱材が湿気を含み、カビ・シロアリ被害を誘発 → 室内環境にも悪影響を及ぼす可能性があります。 ・外壁材の浮き・剥がれ・塗装の膨れ → 外観が悪くなり、再塗装や補修が必要になることも。 ・最終的には室内への雨漏れ発生 → 壁紙や天井のシミ、漏電などの二次被害につながります。 このように、シーリングの劣化は放っておくと建物内部にまでダメージを与え、修繕費用が大きく膨らむ原因となります。 劣化のサインを見逃さない!点検・補修のタイミング シーリング材は、一般的に10年前後が点検・交換の目安といわれています。 外壁塗装と同じように、シーリングも「時間が経てば必ず劣化する消耗品」です。 ちょうど外壁塗装と同じタイミングで劣化するため、塗装工事と一緒にシーリングを打ち替えるのが効率的です。 同時に施工することで、足場を一度で済ませられるため、足場代を節約しながら外壁の防水性能をトータルで回復できます。 以下のような状態が見られたら、シーリングの寿命が近いサインです。 中央部にひび割れがある シーリングが外壁から剥がれている(剥離) 材料が硬くなって弾力がない 黒ずみ・カビ・汚れが目立つ シーリング工事の種類 シーリング工事には主に「打ち替え工法」と「打ち増し工法」の2種類があります。 それぞれの方法には適した場所や特徴があり、劣化の状態や施工箇所によって使い分けられます。  打ち替え工法(うちかえこうほう) 打ち替え工法とは、既存の古いシーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を打ち直す方法です。 もっとも一般的で、耐久性・防水性ともに最も信頼できる施工方法とされています。 外壁サイディングの目地部分など、シーリングの劣化が進みやすい箇所に使用されます。 施工手順の流れ 劣化した古いシーリング材をカッターなどで丁寧に撤去 接着をよくするために「プライマー(下塗り材)」を塗布 新しいシーリング材を充填 ヘラで表面を整えて完了 古いシーリングを残さず取り除くため、内部までしっかり新しい材が密着し、防水性能が長持ちするのが特徴です。 費用や手間はかかりますが、長期的な耐久性を重視したい場合に最適な方法です。  打ち増し工法(うちましこうほう) 打ち増し工法とは、既存のシーリングを撤去せず、その上から新しいシーリング材を重ねて施工する方法です。 主にサッシまわりや取り外しが難しい箇所に用いられます。 古いシーリングが下地として残るため、撤去作業が不要で短時間・低コストで施工できるのがメリットです。 施工手順の流れ 古いシーリングの表面を清掃し、ホコリや汚れを除去 プライマーを塗布し、上から新しいシーリング材を充填 ヘラで表面を整えて仕上げ ただし、既存のシーリングの内部に劣化やひび割れがある場合、そこから再び不具合が起こるリスクもあります。 そのため、「部分的な補修」や「撤去が難しい箇所限定」で行うのが基本です。 打ち替えと打ち増し、どちらを選ぶべき? 比較項目 打ち替え工法 打ち増し工法 施工内容 古いシーリングを撤去して新しく打ち直す 既存の上から重ねて施工 耐久性 高い(10〜20年程度) やや低い(5〜10年程度) 費用 やや高い 比較的安い 主な施工箇所 外壁目地、ボードの継ぎ目 サッシまわり、ドア枠まわりなど メリット 防水性・密着性に優れる 工期が短く、コストを抑えられる デメリット 撤去作業に時間と手間がかかる 劣化部分を完全には除去できない ポイント 外壁サイディングの目地など、雨風や紫外線の影響を受けやすい箇所は「打ち替え工法」を選ぶのが基本です。 一方で、サッシまわりなど構造上シーリングの撤去が難しい場所は「打ち増し工法」で対応するケースが多いです。 建物全体の防水性能を維持するためには、部位ごとに適切な工法を選ぶことが重要です。 信頼できる業者に現地調査を依頼し、劣化の状態を見極めたうえで最適な施工方法を提案してもらいましょう。 シーリング工事の流れ シーリング工事は、見た目以上に繊細な工程が多く、仕上がりの美しさや耐久性に大きく関わります。 ここでは、一般的な施工の流れをわかりやすくご紹介します。 ① 現地調査・見積もり まずは現地で外壁の状態を丁寧に調査します。 目地の幅・深さ・劣化の進行度合いを確認し、建物に最適なシーリング材(例:高耐久タイプのオートンイクシードなど)と工法を選定します。 サッシまわりやベランダの接合部など、箇所によって「打ち替え」か「打ち増し」かを判断します。 ② 既存シーリングの撤去(打ち替え工法の場合) 劣化した古いシーリングをカッターなどで丁寧に取り除きます。 この作業をしっかり行うことで、新しいシーリング材の密着性と防水性能が長持ちします。 撤去が難しいサッシまわりなどは「打ち増し工法」で対応します。 ③ 養生・プライマー塗布 目地のまわりをマスキングテープでしっかり養生し、外壁を汚さないようにします。 その後、シーリング材をしっかり密着させるためにプライマー(接着剤のような下塗り材)を塗布します。 この工程を省略すると、剥がれや浮きの原因になるため非常に重要なステップです。 ④ 新しいシーリング材の充填 専用のガン(コーキングガン)を使って、目地やすき間に空気が入らないよう均一に充填します。 隙間なくしっかり打ち込むことで、雨水の侵入を防ぐ高い防水性能を発揮します。 ⑤ ヘラで仕上げ整形 充填したシーリング材をヘラでならし、表面を滑らかに整えます。 このとき、ヘラ圧を均等にかけることで見た目も美しく仕上がり、密着力も高まります。 ⑥ 乾燥・養生期間 シーリング材が固まるまで一定期間の乾燥時間を置きます。 この間にしっかりと硬化させることで、ひび割れにくく耐久性のある仕上がりになります。 外壁塗装と同時に施工する場合は、乾燥後に塗装工程へ進みます。 高耐久型シーリング材「オートンイクシード」と「コニシビューシール」の特徴比較 外壁や屋根まわりの防水に欠かせないのが「シーリング材(コーキング材)」です。 近年では、より長寿命でメンテナンス性に優れた製品が続々と登場しています。 今回はその中でも特に人気の高い、「オートンイクシード」と「コニシビューシール」を詳しくご紹介します。  高耐久型シーリング材「オートンイクシード」とは? 従来のシーリング材はおおよそ10年前後で劣化し、ひび割れや剥がれが発生してしまうのが一般的でした。 しかし、「オートンイクシード」はその常識を覆す、超長寿命型シーリング材です。 特徴① 驚異の長寿命 独自の「LSポリマー」という成分を配合し、 なんと約20〜30年の耐候性・柔軟性を実現。 長期間にわたり硬化やひび割れを抑え、外壁の防水性能を保ち続けます。 メンテナンスサイクルを大幅に延ばすことができ、ランニングコスト削減にも貢献します。 特徴② 優れた柔軟性と追従性 夏の猛暑や冬の寒冷、地震や台風による建物の揺れにも柔軟に対応。 外壁材の伸縮や動きにしっかり追従し、ひび割れ・隙間の発生を防止します。 特徴③ 汚れにくく、美観を維持 耐汚染性に優れており、ホコリ・カビ・雨だれなどの付着を抑制。 長期間、美しい外壁のまま保てるため、特にサイディング外壁との相性が抜群です。 特徴④ 塗装との相性も抜群 外壁塗装の密着性を高めるための配合がなされており、 塗装との同時施工に最適。塗膜下での膨れや剥がれのトラブルも起きにくく、 仕上がりの美しさを長く保ちます。 高品質シーリング材「コニシ ビューシール」とは? もう一つ、プロの施工業者から高い信頼を得ているのが、 「コニシ ビューシール」シリーズです。 「ボンド」でおなじみのコニシ株式会社が開発した建築用シーリング材で、 高い防水性・密着性・施工性を兼ね備えています。 特徴① 幅広い用途に対応 サイディングの目地や窓まわり、金属パネルの接合部など、 さまざまな部位に使用できる汎用性の高さが魅力です。 外壁だけでなく、屋根やベランダ、サッシまわりの防水にも対応しています。 特徴② 優れた密着性と防水性 下地との密着力が強く、雨風や紫外線による劣化を防止。 建物の動きにもしっかり追従し、長期間の防水性能を維持します。 特徴③ 豊富なカラーバリエーション 外壁の色に合わせて選べるカラーバリエーションが多く、 意匠性にも優れているのが特徴。 外壁リフォームや塗装時に自然で美しい仕上がりを実現します。 特徴④ コストパフォーマンスに優れる オートンイクシードに比べるとやや耐用年数は短いものの、 その分コストを抑えて施工できるため、 「予算を重視したい」「定期的に塗装と一緒にメンテナンスしたい」という方におすすめです。 比較表:オートンイクシード vs コニシビューシール 項目 オートンイクシード コニシ ビューシール 主成分 変成シリコーン(LSポリマー配合) 変成シリコーン 耐用年数 約20〜30年 約10〜15年 柔軟性・追従性 ◎ 非常に高い ○ 高い 耐汚染性 ◎ 非常に高い ○ 良好 塗装との相性 ◎ 非常に良い ○ 良い カラーバリエーション 標準色中心 豊富 コスト 高め(高耐久仕様) 比較的安価 向いている方 長寿命を重視する方 コスパと仕上がりを重視する方 まとめ 外壁や屋根まわりの防水性を保つには、シーリング材の選定が非常に重要です。 長く安心して住みたい方には「オートンイクシード」、 コストを抑えつつ定期的なメンテナンスを行いたい方には「コニシビューシール」がおすすめです。 いずれも信頼性の高いシーリング材ですが、建物の状態や外壁材によって最適な種類は異なります。 塗装・リフォームをご検討の際は、専門業者による現地診断と適切な材料選定を行うことが大切です。 シーリング工事の費用目安 シーリング工事の費用は、施工箇所の状態・使用する材料・工法の種類によって変わります。 一般的な住宅では、外壁の目地やサッシまわりのシーリング補修が主な施工範囲となり、以下のような相場が目安です。 工事内容 費用目安(m単価) 備考 シーリング打ち替え 約800〜1,200円/m 既存シーリングを撤去して新しく打ち直す工法。劣化が進んだ場合に推奨。 シーリング打ち増し 約500〜800円/m 既存シーリングの上から新たに充填。軽微な劣化時に対応可能。 オートンイクシード使用 約1,200〜1,800円/m 高耐久タイプ。耐候性・防水性が約20〜30年と非常に長寿命。 高耐久シーリング材は「将来的に経済的」 一見すると、オートンイクシードのような高耐久シーリング材は費用が高く感じられるかもしれません。 しかし、耐用年数が20〜30年と長いため、一般的なシーリング材のように10年ごとに打ち替える必要がほとんどありません。 つまり、初期費用は上がっても、 ✅ 再施工の回数を減らせる ✅ 足場を組む費用を節約できる ✅ 外壁塗装のメンテナンスサイクルを延ばせる といったメリットがあり、長期的には非常にコストパフォーマンスが高い選択肢になります。 適切な材料選びで、建物を長持ちさせる シーリング材は見た目には小さな部分ですが、建物全体の防水性を守る“縁の下の力持ち”です。 外壁の素材や環境条件によって最適な材料は異なるため、 「長持ちさせたいのか」「コストを抑えたいのか」といった目的に合わせて選ぶことが大切です。 信頼できる施工業者に相談し、建物の状態に合った最適なシーリング材を選定することで、 住まいの寿命を延ばし、美観と防水性能を長期間維持することができます。 外壁塗装と同時施工のメリット シーリング工事は、外壁塗装と非常に相性の良い工事です。 どちらも外壁の防水性と美観を保つために欠かせないメンテナンスであり、同時に行うことで多くのメリットが得られます。 1. 足場を共用できるためコスト削減 シーリング工事も外壁塗装も、高所作業を安全に行うために足場の設置が必要です。 それぞれ別のタイミングで施工すると、その都度足場費用(一般的に20〜30万円前後)が発生してしまいます。 しかし、同時施工なら1回の足場設置で両方の工事を行えるため、大幅なコスト削減が可能です。 特に2階建て以上の住宅では、足場の共用による節約効果が大きくなります。 2. 外壁・シーリングの耐用年数を合わせられる 外壁塗装とシーリング工事を同時に行うことで、建物全体のメンテナンスサイクルをそろえることができます。 例えば、外壁塗装の耐用年数が10〜15年、シーリングの耐用年数も同程度の場合、同じ時期にメンテナンスを行うことで、 「塗装はまだ大丈夫だけど、シーリングだけ劣化している」という状態を防ぐことができます。 また、高耐久型の「オートンイクシード」を使用すれば、20〜30年クラスの長寿命塗料にも対応可能。 一度の施工で長期間安心できる、メンテナンスフリーに近い住まいづくりが実現します。 3. 塗装の密着性が向上し、仕上がりが美しい 古いシーリングの上から塗装をしても、経年劣化でひび割れや剥離が起きてしまう場合があります。 しかし、塗装前にシーリングを新しく打ち替えることで、塗料との密着性が大幅にアップ。 塗膜の浮きやひび割れを防ぎ、外壁全体が美しく仕上がります。 特にサイディング外壁では、シーリング目地の仕上がりが見た目の印象を大きく左右するため、 塗装と同時に行うことで見た目も機能性も高水準な外観に整えることができます。 4. 長期的なメンテナンスコストを抑えられる 同時施工は単に「今の工事費が安くなる」だけでなく、長期的に見て建物の維持費を削減できるという大きなメリットがあります。 適切なタイミングで防水性能を回復させることで、外壁の膨れ・雨漏れ・木材の腐食などのトラブルを防ぎ、 結果的に修繕コストを大幅に減らすことが可能です。 外壁塗装とシーリング工事は、どちらも「家を守るための防水リフォーム」です。 それぞれを別々に行うよりも、一度の工事でまとめて行う方が、仕上がり・コスト・耐久性のすべてにおいてメリットが大きいといえます。 特に「オートンイクシード」を採用すれば、塗装との相性も良く、長期間にわたって美しく強い外壁を維持できます。 まとめ|シーリング工事で建物を長持ちさせるために シーリング工事は、外壁やサッシまわりなどの「すき間を守るための防水工事」です。 目立たない部分ですが、実は建物の耐久性を左右する重要な役割を担っています。 ひび割れや剥離を放置すると、雨水の侵入によって外壁内部が腐食し、雨漏れやカビ、構造材の劣化を引き起こすこともあります。 シーリング工事のポイントまとめ ✅ 10年前後を目安に点検・打ち替えを実施 紫外線や気温差の影響でシーリングは少しずつ硬化・収縮していきます。定期的なメンテナンスが長持ちの秘訣です。 ✅ 外壁塗装と同時施工がおすすめ 足場代の節約だけでなく、塗装との密着性や美観の向上など、多くのメリットがあります。 ✅ 高耐久型シーリング材を選ぶ 「オートンイクシード」や「コニシビューシール」などの高性能シーリング材を使用すれば、 耐候性・防水性が格段にアップし、再施工の回数を減らせます。 ✅ 信頼できる専門業者に依頼する 施工技術や材料選びで耐久性は大きく変わります。建物の状態を正確に診断し、最適な工法を提案してくれる業者を選びましょう。 シーリングは、「家の健康を守るための第一防衛線」といえる存在です。 適切な材料選びと確実な施工によって、外壁の寿命を延ばし、建物をより長く快適に保つことができます。 特に高耐久の「オートンイクシード」などを使用すれば、 外壁塗装と合わせて20年〜30年先まで安心できる住まいづくりが実現します。 塗り達では、建物の状態に合わせた最適なシーリング工事をご提案しています。 劣化が気になる方、外壁塗装を検討中の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。 経験豊富な専門スタッフが、住まいを長持ちさせるための最善のプランをご案内いたします。

MORE

塗り達 施工事例
2025年11月25日 更新!

屋根塗装の塗料 種類別の特徴やメリットを紹介

2025年11月25日 公開 屋根塗装に使える塗料、種類の豊富さに戸惑ってしまうかもしれません。 屋根塗装は、屋根の塗膜を新しくし、屋根全体やお家の耐久性を高めてくれますので、上手に選んでメンテナンスをしたいですよね。 今回は屋根塗装の塗料について、その種類や各塗料の特徴・メリットをご紹介します。 目次屋根塗装の塗料ウレタン塗料シリコン塗料フッ素塗料無機塗料屋根塗装 そのほかの分類水性塗料と油性塗料遮熱塗料屋根の塗料選びは塗り達にお任せください! 屋根塗装の塗料 塗料には種類の分け方にいくつかの方法があります。ここでは成分での分類別に塗料の特徴やメリットをご紹介します。 ウレタン塗料 最も手軽で安価な屋根塗装塗料。DIYでは扱いやすく種類も豊富。屋根塗装を専門とする施工店ではあまり使用されない。 シリコン塗料 屋根塗装ではポピュラーな塗料。各メーカーから販売されている種類も豊富。価格と耐久性のバランスがよい。 フッ素塗料 色褪せに強く、太陽光の影響を受けやすい屋根での使用に向いている。シリコンより費用は高くなるが耐久性が高くメンテナンス頻度を減らしたい方におススメ。 無機塗料 鉱物などの無機物が配合された塗料。無機塗料と名前がついていても、無機物のみで構成されているわけではなく耐久年数は塗料によって幅がある。価格が高く初期費用は掛かるがおよそ20年以上もつため、メンテナンス頻度を極限まで抑えたい方にはおすすめ。 屋根塗装 耐用年数 特徴 メリット ウレタン塗料 7~10年 光沢のある仕上がり 安価 シリコン塗料 10~12年 耐熱性・防汚性がある 種類が豊富 コスパがよい フッ素塗料 13~15年 色褪せに強い 耐熱性・防汚性・防カビ性・防藻性が高い シリコンより耐久性がある メンテナンス頻度を減らせる 無機塗料 20年以上 耐久性・耐熱性が非常に高い 塗膜の耐久性が非常に長く、メンテナンス頻度を減らせる 屋根塗装 そのほかの分類 成分別の分類のほか、希釈剤やプラスアルファの機能によって名前を付けて分類する方法もあります。 水性塗料と油性塗料 塗料は屋根に塗る際に塗りやすいように希釈(薄める)して使います。 塗料を希釈(薄める)際に、水を使うものが水性塗料、シンナー(溶剤)を使うものが油性塗料です。 塗料は屋根に塗布され、乾燥によって水分または溶剤が抜けることで密着し塗膜となります。 水性塗料よりも油性塗料のほうが性能がよい時代もありましたが、最近は耐久性の高い水性塗料もたくさん出てきています。水性塗料は油性塗料に独特のシンナー臭がないことから、環境面や人への健康面で人気が高まっている塗料です。 油性塗料の上から水性塗料を塗ってもはじいてしまい上手く密着しません。そのため、下地や前回の塗料との相性で選ぶ必要があります。 ▶関連記事 京都・滋賀の外壁塗装・屋根塗装・雨漏りなら塗り達へ屋根塗装には水性?油性?特徴や選び方を解説 l塗り達https://nuritatsu.com/blog/457072024年2月1日 公開屋根塗装の時に、「油性塗料がいいですよ」「水性塗料がおすすめです」と塗料について説明された方もいらっしゃるかもしれません。しかし、油性塗料と水性塗料の違いや、どちらがよいのか?といったことはなかなかわかりにくいですよね。そこで今回は、油性塗料と水性塗料の特徴や、選び方について屋根塗装の場合を例に解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。塗料の選び方外壁や屋根の塗装を行う際に、気になってしまうのは仕上がりの色かもしれません。しかし、重要なことは下地に合った塗料を選ぶ... 遮熱塗料 シリコン塗料やフッ素塗料をベースに、遮熱効果を加えたものが遮熱塗料と呼ばれるものです。 遮熱塗料は太陽光を高反射し、屋根表面の温度上昇を抑えてくれる効果があります。 熱によるダメージや、室内温度の上昇を抑制する効果が期待でき、外壁よりも屋根で使う方が多いです。 ▶関連記事 京都・滋賀の外壁塗装・屋根塗装・雨漏りなら塗り達へ屋根塗装には遮熱塗料が効果的!その理由や劣化から守る仕組みとは l塗り達https://nuritatsu.com/blog/492872024年8月5日 公開屋根と塗膜は、紫外線や熱での劣化が外壁よりも進みやすく、塗装でのメンテナンスが欠かせません。そんな屋根塗装におススメなのが遮熱塗料です!遮熱塗料は太陽光を高反射させることにより屋根の表面温度の上昇を抑制し、熱によるダメージを軽減します。今回は、遮熱塗料が屋根におススメな理由や熱ダメージを防ぐ仕組みを解説します。遮熱塗料とは遮熱塗料とは、その名の通り「熱を遮る」効果のある塗料です。(出典:エスケー化研 クールタイトシリーズ)塗料に含まれる特殊成分により、太陽光を高反射さ... 屋根の塗料選びは塗り達にお任せください! 屋根塗装の見積を依頼すると、塗料別にたくさんの見積を見ることになるかもしれません。 塗料の大まかな特徴や耐久年数を知っていると、見積が見やすくなり選びやすくなります。 とはいっても、やはり種類や特徴が多く、どうえらべばいいのかわからない・・・という方は塗り達にお任せ下さい! 屋根の状態やライフプラン、ご予算に合わせてご提案させていただきますので、ぜひお客様のご希望をお聞かせください。 屋根塗装のご相談は下記よりお気軽にご連絡ください。  

MORE