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瓦屋根のメンテナンス | 京都市 外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店 塗り達 

現場ブログ 2019.12.03 (Tue) 更新

みなさまこんにちは!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
 
お見積り・ご相談のご依頼を頂きましたら、専門スタッフが現地調査に行かせていただきます。
お客様の気になるところと、そのほか改修が必要なところがないか、実際に見て確認するためです。
 
屋根についても、確認させていただきますが、「うちは瓦だから大丈夫」というお話を伺うことがあります。
瓦は、本当に大丈夫でしょうか?
 
日本瓦は、陶器(やきもの)であるため、基本的にはメンテナンスフリーに近いです。塗装も必要ありません。特に、焼き上げる際に釉薬を塗ると、ツルツルとガラスのような状態になる瓦は、無釉瓦よりも雨水が浸透しないので、耐久性が高いと言われています。
 
また、昔は土を敷いた上から瓦を載せていくだけの土葺きという方法で葺かれていましたが、現在は、瓦同士がジョイントでつながったり、屋根に固定させる方法を葺かれているなど、自然災害、特に地震の多い日本では瓦の葺き方ひとつとっても安全性を求める方向で進化を続けています。
現在の瓦の施工方法では、何もなければ60年は大丈夫といわれているそうです。お客様のお話にも一理あるのです。
 
しかし、1枚1枚の瓦自体は大丈夫でも、ずれたり割れたりといった不具合が発生することがあります。

 
こちらは真ん中の瓦が割れています。
地上からはなかなか確認することが難しいので、屋根の上に上がって初めてわかることが多いです。
また、雨漏りの症状が出ていることもあります。
 

 
このような場合は、1枚だけ交換します。
不具合が出ているところだけ葺き替えができるというのは、瓦の大きなメリットではないでしょうか。