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コンクリートの中性化とは? l  京都市 外壁塗装 屋根塗装 雨漏り 専門店 塗り達

現場ブログ 2020.01.07 (Tue) 更新

みなさまこんにちは!
京都市 外壁塗装 屋根塗装 専門店の塗り達です
 
一般戸建て住宅でも、コンクリートうちっぱなしのような外壁のお宅があります。
サイディングやモルタルのお家も、基礎の部分はコンクリートが一般的です。
 
私たちの身近にあるコンクリートですが、中性化という言葉をご存知でしょうか?
 

コンクリートの中

鉄(鉄筋)をそのまま放置していると、さびが発生します。
空気中の二酸化炭素などによって、鉄が酸化 するためです。
では、鉄筋がコンクリートの中にある場合はどうでしょうか?
 
コンクリートは、石灰石などを粉砕し焼成したもの(=セメント)に、水や砂利・砂を混ぜてドロドロにして固めたものです。
材料であるセメントからは、水酸化カルシウムというものが溶出しており、コンクリートの中を強いアルカリ状態に保っています。そのことが、コンクリートの中の鉄の酸化を防いでおり、中の鉄筋がさびずにいられる理由です。
 
 

中性化

しかし、コンクリートが高アルカリ状態ではなくなることがあります。
 
空気中の二酸化炭素がコンクリートの表面に触れ、さきほどの水酸化カルシウムと化学反応を起こすと、水酸化カルシウムは中性の炭酸カルシウムと水へと変化、アルカリ→中性へと変化します。
これが、コンクリートの中性化です。
コンクリートが中性化することは、劣化の大きな原因の1つです。
 
当然、高アルカリ状態で、さびの発生が抑制されていた中の鉄筋は、中性化でさびが進行します。
さびの発生で、鉄筋が膨張し、コンクリートにひび割れが起きます。
ひび割れから水分が侵入、またさびが加速、コンクリートを内側から破壊…という悪循環になってしまうのです。
 
建物のコンクリートの中性化は、崩壊や崩落など、命の危険につながってしまいます。
 

中性化を防ぐためには

中性化は、二酸化炭素によっておこるので、コンクリートと二酸化炭素の接触を防ぐことが、中性化を予防するポイントです。
そのため、コンクリート表面に塗装を行う、塗膜防水材などで被覆することは、大きな効果が期待できます。
 
基礎の場合は基礎専用塗料を使って塗装することで、中性化を予防する事が出来ます。
 
外壁塗装と一緒に、基礎の塗装も行えます。
 


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