瓦棒葺きとは? l 京都府 宇治市 外壁塗装 屋根塗装 雨漏り 専門店 塗り達
みなさまこんにちは!
京都市 外壁塗装 屋根塗装 専門店の塗り達です
昔から使われている屋根材の1つに金属性のものがあります。
日本でよく耳にする金属製屋根といえば「トタン」ですね。
軽くて加工がしやすいため、路地の狭い日本の住宅で広く普及しました。
一般的に「トタン屋根」と言われてきた屋根に、いろいろな葺き方があるのはご存じですか?
本日は、その1つ瓦棒葺きについてのお話です。
瓦棒葺き屋根とは?
瓦棒(かわらぼう)葺きとは、金属の屋根材を葺くときの工法の1つです。
トタン屋根というと、波状のものと、縦の棒が等間隔についている四角形のものを思い浮かべる方が多いでしょう。
後者が瓦棒葺きという葺き方になります。
波状のトタン屋根 と瓦棒葺きのトタン屋根
瓦という名前がついてますが、「瓦」がついているわけではないんですね。
写真のように屋根の傾斜方向に向かって瓦棒という木材を打ち付けて金属版を張り付けていきます。
トタンは、亜鉛メッキの屋根材ですが、そのほかの金属製屋根材として、ガルバリウム鋼板があります。
トタンのメッキを強化した屋根材で、耐久性の高さが実現されています。
瓦棒葺き屋根のメリットは
①排水機能が高い
屋根の棟から軒までが1枚の屋根材で覆われ、表面に凹凸が少ない形状になります。
そのため、雨水を効率よく排水することができ排水機能が高い葺き方です。
立地や建物の高さのために必要な勾配を確保しにくい場合でも、排水機能が高い葺き方にすれば、雨漏りの心配も軽減できます。
②施工が簡単
予め屋根のサイズに加工したものを現場で取り付けるだけなので、他の屋根に比べると施工がとても簡単です。
施工に関するコストを抑えることができるため、その分高機能な屋根材を使うことも検討できます。
瓦棒葺き屋根のデメリットは
瓦棒が吸水しやすい
金属で覆われている瓦棒ですが、木材です。
軒の部分はどうしても隙間ができやすく、雨水を吸水してしまう可能性があります。
内部で水分をすった木材は腐食が進みやすく、屋根全体の問題につながります。
屋根材の下で腐食が進んでいくため、外から見ただけでは判断しづらい不具合です。
そのため、大きな問題につながる前に、定期的なメンテナンスで確認してもらうことが大切です。
金属製の屋根のため、瓦棒の腐食の問題のほか、さびの発生により金属版が劣化してくることが考えられます。
塗替えすることで、耐久性もアップします。
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