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「油性塗料」「水性塗料」どっちがいいの?  |京都市、宇治市、八幡市の外壁塗装&屋根塗装&雨漏り専門店【塗り達】

外壁塗装塗装の豆知識 2021.12.19 (Sun) 更新

塗料・樹脂ってなぁに?

 

塗料・樹脂ってなぁに?

 

塗料・樹脂とは、艶出し・着色・防腐・錆(さび)止めなどの為

対象物を保護・美装、独特な機能を付与するために物体の表面に塗る流動体のことです。

ペンキ・エナメル・漆・ワニスなどのことです。

そして、塗料の主成分に良く使われる、樹脂とは何なのでしょうか。

 

 

天然樹脂と合成樹脂に分けられ、

天然樹脂とは

植物体から分泌される粘度の高い液体が揮発性成分を失って固化したものです。

 

合成樹脂とは

人的に製造された高分子化合物からなる物質のことです。

 

プラスティックと呼ばれるものの大部分は合成樹脂で熱に対する性質から

ポリ塩化ビニル・ポリエチレンなど熱による加工が容易な熱可塑性樹脂とメラミン樹脂等

のように再加熱しても軟化しない熱硬化性樹脂があります。

 

 


 

油性塗料のメリットのイラスト文字」 | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

・乾燥時間が気温に左右されず一定

・密着性が高い

・よりたくさんの機能を持たせることができる

・塗膜の美しさ

沢山のメリットがありますが、そのほとんどが固形分の機能によるものです。

水の溶剤ではなかった特徴が、有機溶剤を使用することでその機能が発揮できる様になります。

 

 

水性塗料のメリットのイラスト文字」 | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

 

・乾燥するまでは水で薄めたり、洗い流すことができる

・基本的に無害であるため安心・安全

・ニオイが少ない

 

水性塗料

 

 

 

 

#外壁塗装 #お役立ちコラム #塗料のはなし 
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2025年10月29日 更新!

外壁塗装と一緒に!付帯部塗装の基礎知識

外壁塗装を検討している方の中には、「付帯部(ふたいぶ)って何?」「どこを塗るの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。 付帯部は建物の見た目を整えるだけでなく、家を長持ちさせるためにも重要な部分です。 今回のブログでは、外壁塗装と一緒に行う「付帯部塗装」について、ご紹介いたします。 目次付帯部とは?どんな場所を指すの?雨樋(あまどい)破風板(はふいた)・鼻隠し軒天(のきてん)シャッターボックス・雨戸・戸袋水切り庇(ひさし)幕板(まくいた)スリムダクト(配管カバー)換気フード(通気口カバー)まとめなぜ外壁塗装と一緒に付帯部塗装を行うの? ① 見た目がきれいに仕上がる ② 足場代の節約になる ③ 建物をまるごと保護できる ④ メンテナンスサイクルを合わせられる ⑤ トータルでの満足度が高いポイント  付帯部塗装の施工内容と工程 1. 高圧洗浄で汚れを落とす 2. ケレン・下地処理 3. 下塗り(プライマー塗布) 4. 中塗り・上塗り(仕上げ塗装)5. 乾燥・仕上げ確認施工期間の目安 ポイント:部位ごとの塗装の注意点まとめ付帯部塗装の費用相場💡 費用を左右するポイントメンテナンス時期とチェックポイント🔍 こんな症状が見えたら塗り替えサイン⏰ メンテナンスの目安時期💡 早めの点検・補修がコスト削減につながる まとめ まとめ|外壁塗装と一緒に、家全体を美しく守る「付帯部塗装」 付帯部とは?どんな場所を指すの? 「付帯部(ふたいぶ)」とは、外壁そのもの以外の細かな部分を指します。 一見すると外壁塗装とは関係がないように思えますが、これらの付帯部も外壁と同じように紫外線や雨風の影響を強く受ける場所です。 劣化を放置すると、美観が損なわれるだけでなく、家の耐久性にも影響を及ぼすことがあります。 建物の外まわりには、実は多くの“塗るべき場所”があり、主に以下のような箇所が付帯部にあたります。 雨樋(あまどい) 屋根から流れる雨水を集め、地面へ排水するためのパイプです。 塩化ビニール製のものが多く、紫外線による色あせや変形、ひび割れが起こりやすい箇所です。 塗装で保護することで、耐候性が高まり見た目も美しく保てます。 破風板(はふいた)・鼻隠し 屋根の端に取り付けられている板で、風雨から屋根の内部を守る役割があります。 木製の場合は特に劣化が早く、塗膜が剥がれると雨水の浸入による腐食が進むことも。 塗装でしっかりと防水保護することが大切です。 軒天(のきてん) 屋根の裏側にあたる部分で、湿気や熱気がこもりやすい場所です。 カビや汚れの発生、防火性の低下などが起こることがあり、専用の通気性塗料で塗装を行います。 軒天は外観の印象にも影響するため、外壁との色バランスも重要です。 シャッターボックス・雨戸・戸袋   これらは金属製のものが多く、錆びやすい部位です。 塗装前には「ケレン」と呼ばれる下地処理で古い塗膜や錆を除去し、錆止め塗料を塗布した上で仕上げます。 光沢感を残したい場合はシリコン塗料、より耐久性を求めるならフッ素塗料を使用することが多いです。 水切り 外壁と基礎の間にある金属の部材で、雨水の侵入を防ぐ大切な部分です。 地面に近く、泥はねや湿気の影響で劣化が早いため、細部まで丁寧に塗装を行う必要があります。 庇(ひさし) 玄関や窓の上に取り付けられている小さな屋根です。 常に雨や日光を受けるため、塗膜の剥がれやサビ、雨染みが発生しやすい箇所です。 塗装によって防水性を維持し、外観の印象も引き締まります。 幕板(まくいた) 1階と2階の間などに取り付けられている板状の部材で、外観のアクセントにもなっています。 素材は木製や窯業系などがあり、塗膜の割れや浮きを放置すると、内部への水の侵入リスクがあります。 外壁と一緒に塗装することでデザイン性と防水性を両立できます。 スリムダクト(配管カバー) エアコンの配管を覆っているカバーです。 プラスチック製のため、日焼けによる色あせや割れが目立ちやすい部分。 外壁と同じタイミングで塗装することで、見た目をすっきり整えられます。 換気フード(通気口カバー) キッチンや浴室、トイレなどの換気口部分に取り付けられている部材です。 金属製が多く、サビや汚れが付きやすい場所。 塗装によって防錆性を高めるとともに、外壁全体の統一感もアップします。 まとめ これらの付帯部を丁寧に塗装しておくことで、 外観の美しさを長く保つだけでなく、家全体の防水性・耐久性を高める効果があります。 特に、破風板や雨樋、幕板などは外壁と密接に関わる部材のため、外壁塗装と同時にメンテナンスするのが理想的です。 なぜ外壁塗装と一緒に付帯部塗装を行うの? 外壁塗装の際に、付帯部を一緒に塗装することには多くのメリットがあります。 見た目の美しさを整えるだけでなく、建物全体の寿命を延ばすためにも非常に重要です。 ここでは、その主な理由を詳しく見ていきましょう。  ① 見た目がきれいに仕上がる 外壁だけを新しく塗装しても、付帯部(雨樋・破風板・軒天など)が古いままだと、全体の印象がアンバランスになります。 特に、外壁と付帯部は色のコントラストがはっきりする部分が多く、艶や色あせの違いが目立ちやすいです。 外壁と付帯部を同時に塗装することで、 ・建物全体の色調や質感を統一できる ・細部まで整った美しい仕上がりになる ・新築のような見た目を取り戻せる といった効果が得られます。 また、外壁の色に合わせて付帯部の色をコーディネートすることで、デザイン性の高い外観にすることも可能です。 最近では「外壁:マットなグレー × 雨樋・破風板:ブラック」など、付帯部の配色でおしゃれに仕上げるケースも増えています。  ② 足場代の節約になる 外壁塗装を行う際は、安全に作業を行うために必ず足場の設置が必要です。 実はこの足場代が、塗装工事全体の費用の中でも15〜25%ほどを占める大きなコストになります。 外壁だけを塗装し、後から付帯部を別のタイミングで行うと、再び足場を組む必要があり、 そのたびに 10〜20万円前後の足場費用がかかってしまうケースもあります。 つまり、外壁と付帯部を同時に塗装すれば、 ・足場を一度で済ませられる ・職人の移動や準備の手間も削減できる ・全体的な工事期間を短縮できる といったメリットがあり、費用と時間の両方を節約できます。  ③ 建物をまるごと保護できる 付帯部は「目立たない部分」と思われがちですが、実は家の防水性や耐久性に大きく関わる部材が多く含まれています。 たとえば、破風板や鼻隠しが劣化すると、そこから雨水が侵入し、屋根裏や外壁内部の腐食や雨漏れの原因になることも。 また、雨樋の塗膜が劣化すると紫外線で硬化して割れやすくなり、正常に雨水を排水できなくなる恐れもあります。 軒天や幕板も、放置すればカビの発生や木材の腐食が進行してしまいます。 外壁塗装と同時に付帯部も塗装することで、 ・防水・防錆性能を全体的に向上できる ・劣化の早い部分をまとめてメンテナンスできる ・雨漏れなどのトラブルを未然に防げる といった効果があり、建物を「部分的」ではなく「まるごと」守ることができます。  ④ メンテナンスサイクルを合わせられる 外壁と付帯部を別々の時期に塗装してしまうと、メンテナンス時期がずれてしまい、 「外壁はまだ大丈夫だけど付帯部だけ剥がれてきた」というような不便が生じます。 一緒に塗装しておけば、次のメンテナンス時期もそろうため、 定期的な点検や塗り替えを計画的に行いやすいという利点もあります。 結果的に、建物の劣化を最小限に抑えながら、長期的にコストを削減することができます。  ⑤ トータルでの満足度が高い 外壁と付帯部を同時に塗装すると、見た目・耐久性・コストのバランスがとれた“総合的なメンテナンス”が可能です。 職人も同じ現場でまとめて作業できるため、仕上がりの一体感や品質の安定にもつながります。 外壁塗装は家をリフレッシュさせる大きな工事です。 せっかく足場を組むなら、家全体を整えることで「やってよかった!」と思える満足度の高い仕上がりになります。 ポイント   外壁塗装と付帯部塗装は“セットで行う”のが一番効率的。 美観・耐久性・コストの3つをバランスよく整えることができます。 付帯部塗装の施工内容と工程 付帯部塗装は、外壁塗装と同じように「下地処理 → 下塗り → 中塗り → 上塗り」の工程で進められます。 ただし、付帯部は素材の種類(金属・木・樹脂など)が多様なため、それぞれに合った下地処理や塗料選びがとても重要です。 ここでは、一般的な付帯部の施工工程を具体的にご紹介します。  1. 高圧洗浄で汚れを落とす まずは外壁と一緒に、高圧洗浄機を使って建物全体の汚れ・カビ・古い塗膜・ホコリをしっかりと洗い流します。 この下準備を丁寧に行うことで、新しい塗料の密着性が高まり、仕上がりの持ちが良くなります。 特に、軒天や雨樋などは見えにくい場所に汚れが溜まりやすいため、隅々まで洗浄することがポイントです。  2. ケレン・下地処理 塗装前に行う重要な工程です。 サビや古い塗膜を除去したり、表面を研磨して塗料が密着しやすい状態を作ります。 ・金属部(シャッターボックス・水切りなど)  サビ落とし専用のケレン作業を行い、錆止め塗料を下塗りします。  サビを残したまま塗装すると、再発や塗膜の剥がれにつながるため丁寧な処理が欠かせません。 ・木部(破風板・庇など)  傷みやすいため、ヤスリで古い塗膜を落とした後、木部用下地材で吸い込みを防ぎます。  腐食部分があれば補修を行い、塗料がしっかり定着するよう調整します。 ・樹脂部(雨樋・スリムダクトなど)  ツルツルした表面のままだと塗料が剥がれやすいため、細かい紙やすりで軽く研磨して密着を高めます。  この下地処理をきちんと行うことで、仕上がりの耐久性が大きく変わります。  3. 下塗り(プライマー塗布) 下地と上塗り塗料の密着を高めるために、「プライマー(下塗り材)」を塗布します。 素材に合わせて適切なプライマーを選ぶことが大切です。 ・金属部:エポキシ系の錆止め塗料 ・木部:木材保護用プライマー ・樹脂部:密着性の高い樹脂用プライマー 下塗りを省略してしまうと、数年で塗膜が剥がれる原因になるため、職人が特に丁寧に行う工程です。 ※下塗りを行わないケースも… 一部の付帯部では、素材や塗料の密着性が良好な場合、または既存塗膜は健全に保たれている場合などに、下塗りを省略することもあります。 たとえば次のようなケースです。 ・雨どい(樹脂製):劣化が少なく、塗料の食いつきが良い場合 ・既存塗装がしっかり残っている鉄部:密着性を確認したうえで、上塗り2回で仕上げることもあります ただし、劣化が進んでいる場合や素材によっては下塗りが必須です。 現地の状態を確認し、プロが適切に判断して施工を行います。  4. 中塗り・上塗り(仕上げ塗装) 下塗り(または既存塗膜の上)に、上塗り塗料を2回に分けて塗布します。 2回塗りにすることで塗膜に厚みが出て、ツヤ・発色・耐久性が向上します。 使用される塗料には以下のような種類があります。 ・ウレタン塗料:コストを抑えたい方向け。柔軟性があり扱いやすい。 ・シリコン塗料:最も一般的。耐候性とコストのバランスが良い。 ・フッ素塗料:高耐久・高光沢で長持ち。メンテナンス回数を減らしたい方におすすめ。 特に付帯部は細かい形状が多いため、職人が刷毛や小型ローラーを使い分け、細部まで丁寧に塗り上げます。 5. 乾燥・仕上げ確認 すべての塗装が終わったら、しっかりと乾燥させます。 膜に触れたり水がかからないよう注意します。 最後に、塗りムラや塗り残しがないかをチェックし、必要に応じて補修を行って仕上げます。 この最終確認まで丁寧に行うことで、見た目も機能性も高品質な塗装が完成します。 施工期間の目安 付帯部の塗装自体は外壁塗装と並行して進むため、全体の工期に大きな影響はありません。 一般的な住宅では、外壁塗装と合わせておよそ10〜14日程度が目安です。 ただし、天候や建物の劣化状況によっては前後する場合があります。  ポイント:部位ごとの塗装の注意点 ・雨樋:日当たりの強い南側は特に劣化が早い。紫外線対策に耐候性の高い塗料を。 ・軒天:通気性を保つため、防カビ性・透湿性のある塗料を使用。 ・シャッターボックス・水切り:金属製の場合は錆止め塗料を忘れずに。 ・幕板:隙間から雨水が入りやすいため、コーキング補修を行ってから塗装。 外壁塗装の仕上がりは、付帯部の丁寧な施工によって大きく左右されます。 一見小さな部分でも、細部までしっかりと塗装することで、家全体の防水性・美観・耐久性を長く維持することができます。 まとめ 付帯部塗装は「目立たないけれど重要な作業」 下地処理から仕上げまで手を抜かず、素材に合った施工を行うことで長持ちする塗膜に仕上がります。 外壁と一緒に行うことで見た目も統一され、住まい全体の美しさと耐久性を高めることができます。 付帯部塗装の費用相場 付帯部塗装の費用は、部位の面積・劣化の状態・素材の種類・使用する塗料のグレードによって異なります。 部位ごとに施工方法が異なるため、単価にも幅があります。以下は一般的な目安です。 部位 費用の目安 備考 雨樋(あまどい) 約1,000〜2,000円/m プラスチック(塩ビ)製が多く、比較的塗りやすい部位。 紫外線による色あせ・ひび割れが起きやすいため、耐候性の高い塗料を選ぶのがおすすめです。 破風板・鼻隠し 約1,000〜1,500円/m 木製や金属製など素材によって価格差があり、木部は下地補修や防腐処理が必要な場合があります。 家の印象を左右する部分なので、外壁と色を合わせると統一感が出ます。 軒天(のきてん) 約800〜1,200円/㎡ 湿気がこもりやすいため、防カビ性・透湿性のある塗料を使用。 雨漏れの原因になりやすい箇所なので、状態によっては張り替えが必要になることもあります。 シャッターボックス・雨戸・戸袋 約3,000〜6,000円/箇所 金属製が多く、サビ止め処理を行ってから塗装します。 凹凸が多い部分はスプレーガンや刷毛を使い分け、丁寧に仕上げる必要があります。 水切り 約500〜1,000円/m 外壁と基礎の境目にある金属部材。 見落とされがちですが、ここを塗装することで雨水の侵入を防ぎ、防錆効果を長持ちさせられます。 幕板(まくいた) 約1,000〜1,800円/m 外壁の中間部分にある装飾的な板。 雨水が溜まりやすく、劣化や浮きが起きやすい部分なので、塗装前にシーリング補修を行う場合があります。 庇(ひさし) 約3,000〜8,000円/箇所 雨風を直接受けるため、劣化しやすい箇所。 素材が金属の場合は錆止め処理が必須です。 換気フード・スリムダクト 約2,000〜4,000円/箇所 樹脂や金属素材が多く、紫外線や汚れによる退色が起きやすい。 外壁と同系色で塗ると全体の仕上がりが美しくまとまります。 💡 費用を左右するポイント 素材の種類  金属や木材は、樹脂製よりも下地処理・錆止めなどの工程が増えるため、やや高くなる傾向があります。 劣化の進行度  サビ・腐食・ひび割れなどの補修が必要な場合は、その分の手間や材料費が加算されます。 塗料のグレード  一般的なシリコン塗料に比べ、フッ素や無機塗料を使うと耐久性は上がりますが、単価は高くなります。 施工範囲と足場の有無  付帯部のみを単独で塗装する場合は、足場設置費が別途必要になるため、外壁塗装と同時に行う方が総額を抑えられます。   メンテナンス時期とチェックポイント 付帯部は外壁よりも細かい部材が多く、紫外線や雨風の影響を直接受けやすい部分です。 そのため、外壁よりも早く劣化が進むケースも少なくありません。 見た目は小さな劣化でも、放置すると雨漏れや腐食の原因になることがあるため、定期的な点検が大切です。 🔍 こんな症状が見えたら塗り替えサイン 付帯部の劣化は、普段の生活の中でも確認できます。 以下のような症状が出てきたら、早めに塗り替えを検討しましょう。 ・色あせ・艶の低下  太陽光(紫外線)の影響で、表面の塗膜が少しずつ劣化してツヤがなくなったり、白っぽく色あせてきます。  見た目の問題だけでなく、防水性も低下しているサインです。 ・塗膜の剥がれ・ひび割れ  塗膜が浮いてきたり、部分的に剥がれている場合は、塗料の密着が弱まっている状態。  このまま放置すると、下地がむき出しになり、雨水の侵入や腐食につながります。 ・錆び・腐食の発生  シャッターボックスや水切りなどの金属部は、錆びが出始めたら要注意。  錆が進行すると塗装だけでは補修できず、部材交換が必要になる場合もあります。 ・ひび・反り・浮きなどの変形  木部の破風板や庇などに多く見られる症状です。  塗膜の劣化により雨水を吸収して膨張・収縮を繰り返すことで、反りや割れが発生します。 ⏰ メンテナンスの目安時期 付帯部の塗装は、一般的に5〜10年に一度の点検・塗り替えが目安です。 ただし、次のような条件によって劣化スピードは変わります。 ・日当たりの強い南面や西面:紫外線が強く、塗膜の劣化が早い傾向。 ・雨が当たりやすい場所:水切り・庇・軒天などは湿気がこもりやすく、腐食が進みやすい。 ・素材の違い:金属や木材は樹脂製よりもメンテナンス周期が短くなることがあります。 特に、破風板や鼻隠し、雨樋などは家の高所にあるため、自分では状態を確認しにくい場所です。 外壁塗装や屋根点検の際に、同時に付帯部も点検してもらうのがおすすめです。 💡 早めの点検・補修がコスト削減につながる 劣化が軽いうちに塗り替えを行えば、下地補修や交換が不要で済み、結果的に費用を抑えることができます。 逆に、劣化を放置してしまうと、 ・木部の腐食による交換費用 ・金属部の錆び進行による板金工事 ・コーキングの劣化からの雨漏れ修繕 といった追加工事費用がかかることも。 定期的な点検と早めのメンテナンスが、家全体を長持ちさせる一番のポイントです。  まとめ 付帯部は、家の中でも劣化が見落とされやすい場所ですが、外壁・屋根と同じくらい重要な保護機能を担っています。 「色あせ」「剥がれ」「錆び」などの症状を見つけたら、放置せずに専門業者へ点検を依頼しましょう。 外壁と同時に塗装を行うことで、見た目も美しく整い、メンテナンスの手間や費用もまとめて抑えることができます。  まとめ|外壁塗装と一緒に、家全体を美しく守る「付帯部塗装」 外壁塗装を検討する際、「外壁だけ塗れば十分」と思われがちですが、実は付帯部の塗装こそが住まいを長持ちさせる鍵です。 雨樋・破風板・軒天・幕板などは、日々の紫外線や雨風の影響を最も受けやすく、劣化を放置すると外壁や屋根のトラブルにまで発展することがあります。 外壁と付帯部を同時に塗装することで、 ・建物全体のデザインと色調を統一できる ・足場代を一度で済ませられるため、コストを削減できる ・防水性・耐久性を高め、雨漏れや腐食を未然に防げる といった多くのメリットが得られます。 特に、外壁塗装のような大規模工事は頻繁に行うものではありません。 せっかく足場を組むなら、付帯部も含めて建物全体をメンテナンスすることで、見た目も機能も「新築のように」生まれ変わります。 付帯部は細かい部分ですが、仕上がりの美しさと耐久性を左右する重要な存在です。 次回の外壁塗装では、ぜひ付帯部の状態にも目を向けてみてください。 丁寧にメンテナンスを行うことで、住まいをより長く、より美しく守ることができます。

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2025年9月19日 更新!

一軒家の外壁塗装ってどんなことをするの? 工事の流れとポイントを解説

マイホームを長持ちさせるために欠かせない「外壁塗装」 でも、「一軒家の塗装って具体的にどんな作業をするの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 今回は、外壁塗装工事の基本的な流れと知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介させていただきます。 目次1. 点検・現地調査調査で行う主なチェック内容調査の流れ事前に準備しておくといいこと知っておきたいポイント2. 足場設置と養生足場設置の目的と流れ養生(保護シート)とは…事前にしておくと安心なこと3. 高圧洗浄高圧洗浄の目的施工の流れ事前にしておくと安心なこと知っておきたいポイント4. 下地処理(補修)主な補修・下地調整の内容施工の流れ事前にしておくと良いこと知っておきたいポイント5. 下塗り・中塗り・上塗り下塗り(プライマー・シーラー)中塗り(ベースコート)上塗り(トップコート)乾燥時間と品質管理色選びのコツ事前にしておくと安心なこと6. 最終確認・足場解体最終確認(完了検査)足場の解体清掃・後片付け事前にしておくと安心なこと一軒家塗装の工期目安工期の流れと目安※天候による延長塗装を長持ちさせるためのポイント1. 10年ごとの定期点検を目安に2. 色あせ・ひび割れは早期対処3. 実績のある業者を選び、複数社で見積もりを比較【 まとめ 】一軒家塗装で住まいを長く美しく守るために次の一歩は「相談」から 1. 点検・現地調査 外壁塗装の第一歩は「点検・現地調査」です。 専門スタッフがご自宅に伺い、以下のようなポイントを丁寧に確認します。 調査で行う主なチェック内容 ・外壁の劣化:ひび割れ、チョーキング(手に白い粉が付く現象)、塗膜のはがれ ・屋根の状態:瓦やスレートの割れ・欠け、板金の浮き、雨漏れの痕跡 ・付帯部の確認:雨どい、破風板、窓枠など細かい部分の劣化 ・周辺環境:日当たり・風通し・湿気の多さなど、劣化を早める要因の有無 調査の流れ 1.まず外観を目視で確認 2.必要に応じて脚立やドローンを使って屋根もチェック 3.劣化箇所を写真撮影し、後日報告書を作成 4.お住まいの状況に合わせた塗料や工法を提案し、見積もりを提示 事前に準備しておくといいこと ・建築図面や過去の塗装履歴があれば用意:塗料の種類や前回施工時期が分かると診断がスムーズ ・立ち会いの時間を確保:1〜2時間程度が目安。質問や要望を直接伝えられます ・家の周りを整理:通路や庭木まわりの荷物を簡単に片づけておくと、外壁を細かく点検しやすくなります 知っておきたいポイント ・点検・見積もりは無料で行う業者が一般的。しつこい営業をする業者は避けましょう。 ・調査後は、撮影写真や診断内容をまとめた報告書の提出があるかを確認。書面があれば他社との比較もしやすくなります。 ・不安な箇所や「雨漏れが心配」「色を変えたい」などの希望は、この時点でしっかり伝えることが大切です。 2. 足場設置と養生 外壁・屋根塗装を安全かつ高品質に仕上げるためには、まず足場の設置と養生(ようじょう)が欠かせません。 この工程は工事全体の土台となり、仕上がりを左右する非常に重要なステップです。 足場設置の目的と流れ 1.作業の安全確保 高所作業を行う塗装工事では、安定した足場が職人の命綱。 転落や道具の落下を防ぐため、強度や高さを確認しながら組み立てます。 2.仕上がりの精度向上 均一に塗装するには、職人が壁から一定距離を保ちながら作業できる環境が必要です。 足場があることで塗りムラや塗り残しを防げます。 3.組み立て手順 専門の足場業者が半日~1日かけて組立。 設置後は防護ネットを張り、塗料の飛散や工具の落下を防ぎます。 ※設置時には金属パイプを打ち込む音が出ます。  ご近所への挨拶や工事のお知らせは、着工前に業者が行うのが一般的です。 養生(保護シート)とは… 塗料が付いてはいけない場所をビニールやテープで覆う作業を養生と呼びます。 ・対象箇所:窓・玄関ドア・雨どい・エアコン室外機・植木・車など ・目的:塗料の飛び散りや汚れを防ぎ、塗り分けのラインを美しく仕上げる ・施工のコツ:テープの貼り方ひとつで仕上がりが変わるため、丁寧さが求められます。 事前にしておくと安心なこと ・駐車スペースを確保:足場資材を運ぶため、トラックが停められる場所を空けておくとスムーズです。 ・貴重品・割れ物の移動:庭やベランダの鉢植え、物干し竿などは事前に片付けておくと安心。 ・近隣への声かけ:足場組立は金属音が出るため、事前に近隣への説明があるか確認しておきましょう。 足場設置と養生は、単なる準備ではなく安全・品質・美観を守るための基礎作業。 ここがしっかりしているかどうかで、塗装の仕上がりや耐久性に大きな差が出ます。 3. 高圧洗浄 塗装前には高圧洗浄で外壁や屋根を徹底的に洗い上げます。 この工程は、塗料の密着力と耐久性を左右する“下地づくり”として非常に重要です。 高圧洗浄の目的 ・汚れやホコリの除去:砂ぼこり・排気ガスの汚れ・花粉などを落とします。 ・カビ・コケ・藻の除去:湿気の多い面に繁殖したカビやコケは、塗膜を弱らせる原因になります。 ・古い塗膜やチョーキングの除去:手で触ると白い粉がつくチョーキング現象も、塗料の密着を妨げます。 これらを残したまま塗装すると、新しい塗料がしっかり接着せず、早期の剥がれやひび割れにつながります。 施工の流れ 1.下準備 電気設備や窓周りはビニールで養生。雨どいや庭木も必要に応じて保護します。 2.高圧洗浄機で洗浄 専用の高圧洗浄機を使い、外壁・屋根・付帯部を上から下へとムラなく洗い流します。 圧力は素材に応じて調整(約10〜15MPaが一般的)し、劣化した壁を傷めないよう配慮します。 3.乾燥 洗浄後は1日以上乾燥させ、完全に水分を飛ばします。 乾燥不足は塗料の密着不良や膨れの原因になるため、とても重要です。 事前にしておくと安心なこと ・窓をしっかり施錠:水圧で水が入り込む可能性があるため、窓や換気口はすべて閉めておきましょう。 ・ベランダ・庭の片付け:洗浄水が飛び散ることがあるため、洗濯物や小物は屋内へ。 ・給湯器や外コンセントの使用を控える:作業中は水がかかる場合があるため、使用は避けた方が安心です。 知っておきたいポイント ・洗浄時はモーター音や水しぶきの音が出るため、近隣には事前に案内をしてもらうのが一般的です。 ・業者によっては「バイオ洗浄」と呼ばれる洗剤を併用する場合があり、カビ・コケの根まで除去できます。 ・洗浄だけで1日かかることもあり、十分な乾燥時間を確保しているか確認すると安心です。 高圧洗浄は一見地味ですが、塗装の持ちを大きく左右する仕上がりの決め手。 きれいな下地づくりができて初めて、美しく耐久性のある塗装が可能になります。 4. 下地処理(補修) 塗装前の下地処理は、家を長持ちさせるための“土台づくり”です。 いくら高級な塗料を使っても、下地が不十分だと早期の剥がれやひび割れの原因になります。 ここでしっかり補修することで、塗装の耐久性と仕上がりの美しさが大きく変わります。 主な補修・下地調整の内容 ・ひび割れ(クラック)の補修 幅に応じて、コーキング材や専用パテで埋め、再び同じ箇所が割れないよう補強します。 大きな亀裂の場合は、V字にカットしてからシーリング材を充填する「Vカット工法」などを行うことも。 ・目地(シーリング)の打ち替え・打ち増し サイディング外壁の継ぎ目や窓枠のゴム状の部分が劣化している場合、古いシーリングを撤去し、新しいコーキング材を充填。 ここを怠ると雨漏りや断熱性低下につながります。 ・金属部分のケレン作業とサビ止め 雨どいや鉄部の手すりなどは、ワイヤーブラシやサンドペーパーでサビや古い塗膜を削る「ケレン作業」を実施。 その後、防錆プライマーを塗布してから塗装します。 ・浮きや剥がれの補修 モルタルの浮きや塗膜の剥がれは削り落として平滑に整え、パテで平らに仕上げます。 施工の流れ 1.劣化箇所を細かく確認し、写真撮影 2.ひび割れ補修、シーリング打ち替え、金属部のケレン 3.必要に応じて下塗りの前に再点検し、平滑かつ乾いた状態を確認 事前にしておくと良いこと ・気になる症状のメモ 例えば「雨が降ったあと窓周りにシミが出る」など、気づいている不具合をメモしておくと見落とし防止になります。 ・周囲の片付け 補修場所周辺の植木鉢や小物を動かしておくと作業がスムーズです。 ・雨天時のスケジュール確認 下地処理は乾燥が重要。雨が多い時期は予定がずれることがあるため、事前に余裕をもった工期を相談しておくと安心です。 知っておきたいポイント ・下地処理は見えにくい工程ですが、塗装の耐久性に直結するため手抜きが許されない部分です。 ・見積書に「シーリング打ち替え」「ケレン作業」などの記載があるか必ずチェック。 ・工事中は実際の補修箇所を写真で残してもらうと、後から確認できて安心です。 下地処理は、いわば塗装の“基礎工事” この工程を丁寧に行うことで、仕上がりの美しさはもちろん、塗膜の寿命も大きく延びます。 5. 下塗り・中塗り・上塗り 塗装の仕上がりと耐久性を決める最も大切な工程が、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りです。 「同じ塗料を何度も塗るだけ」と思われがちですが、各工程には明確な役割と目的があります。 下塗り(プライマー・シーラー) ・目的:下地と塗料をしっかり密着させる“接着剤”の役割。 ・工程:素材に応じて、プライマー(サイディングやモルタル)やシーラー(吸い込み防止タイプ)を使い分けます。 ・ポイント:下塗りが不十分だと、塗膜が剥がれたり、色ムラが出やすくなります。 中塗り(ベースコート) ・目的:色と厚みをつけ、防水性と耐久性を高める。 ・工程:下塗りが完全に乾いてから、仕上げ塗料を1回目として塗布。 ・ポイント:実際に仕上がりに近い色がここで確認できるため、色味やムラを見ながら調整します。 上塗り(トップコート) ・目的:美観を整え、紫外線・雨風から外壁を守る最終仕上げ。 ・工程:中塗り後にしっかり乾燥させ、同じ仕上げ塗料をもう1回塗布。 ・ポイント:塗膜の厚みが均一になり、光沢や色が鮮やかに出ます。 乾燥時間と品質管理 各塗り工程の間には**十分な乾燥時間(通常4〜24時間程度)**が必要です。 乾燥が不十分だと塗膜の膨れやひび割れが起きやすくなるため、天候や気温に合わせて工期を調整します。 色選びのコツ ・カラーシミュレーション:実際の家の写真を使ったシミュレーションで、昼・夕方など時間帯別の見え方も確認。 ・景観との調和:近隣の建物や屋根の色も考慮して選ぶと失敗しにくいです。 ・塗料の種類:シリコン・フッ素・無機など、耐久年数や光沢の有無によって印象が変わります。 事前にしておくと安心なこと ・希望の色サンプルを共有:雑誌や写真を見せるとイメージが伝わりやすいです。 ・塗料の仕様確認:見積書に「下塗り1回・中塗り1回・上塗り1回」と明記されているかをチェック。 ・天候の確認:雨が多い季節は乾燥時間が長くなり、工期が延びる場合があります。 3回塗りは見た目を美しくするだけでなく、塗膜の強さと長持ちを保証するために不可欠。 「下塗り→中塗り→上塗り」の丁寧な積み重ねが、10年以上家を守る塗装の秘訣です。 6. 最終確認・足場解体 塗装工事の仕上げとして行うのが、最終確認と足場解体です。 工事の品質を確かめ、周囲をきれいに片付けて初めて「完了」となります。 最終確認(完了検査) 【 施工業者による自主検査 】 ・外壁や屋根の塗りムラ・塗り残しがないか ・色の均一性、光沢、塗膜の厚み ・雨どいや付帯部、サッシ周りなど細部の仕上がり ・コーキングの打ち忘れやひび割れの有無 などを細かくチェックします。 【 施主(お客様)との立ち会い確認 】 ・職人や現場監督と一緒に家の周囲を歩き、気になる点があればその場で指摘します。 ・塗料の品番や色番号が契約通りか、報告書や写真で確認すると安心です。 ・雨戸やエアコン室外機など、一時的に取り外していたものが元に戻っているかも確認します。 足場の解体 ・手順:最終確認で問題がなければ、職人が安全に配慮しながら足場を解体。 ・所要時間:一般的な住宅で半日~1日ほど。金属パイプを外す際に多少の音が出ます。 ・注意点:足場解体後に「塗り忘れが見つかった」とならないよう、足場撤去前の立ち会い確認が必須です。 清掃・後片付け ・周辺の庭やベランダに落ちた塗料片やホコリを掃き清めます。 ・養生シートや防護ネット、工具類もすべて撤去。 ・最後に雨どいの詰まりや、窓ガラスの汚れがないかを点検する業者もあります。 事前にしておくと安心なこと ・立ち会いの時間を確保:30分〜1時間ほど、チェックリストを用意するとスムーズ。 ・最終支払い前の確認:保証書や施工写真、完了報告書が揃っているか必ず受け取りましょう。 ・近隣への挨拶:足場解体時も金属音が出るため、事前に近隣への連絡があるか確認しておくと安心です。 最終確認と足場解体は、塗装工事を締めくくる品質保証の最終ステップ 立ち会い時に気になる点は遠慮なく伝え、納得の仕上がりを確認してから完了にすると、後々も安心です。 一軒家塗装の工期目安 一軒家の外壁塗装にかかる期間は、一般的な30坪前後の住宅でおよそ2〜3週間が目安です。 ただし、家の大きさや劣化状況、季節や天候によって前後することがあります。 以下は、各工程ごとの標準的な日数の目安です。 工期の流れと目安 工程 目安日数 主な内容 足場の設置 半日〜1日 作業用の足場を組み、メッシュシートを張ります。 高圧洗浄 1日 外壁・屋根の汚れや古い塗膜をしっかり洗い流します。 下地処理(補修) 1〜3日 ひび割れや目地のコーキング補修、金属部分のサビ止めなど。 養生作業 半日〜1日 窓・玄関・植栽などをビニールで保護します。 下塗り・中塗り・上塗り 4〜7日 乾燥時間をしっかり確保しながら、3回塗りで仕上げます。 最終確認・足場解体 1〜2日 仕上がりの検査・補修後、足場を撤去して清掃。 ※天候による延長 ・雨天・強風が続くと、塗料が乾燥しにくく作業が中断されるため、1〜3日程度の延長はよくあります。 ・特に梅雨時期や真冬は、工期が3〜4週間に伸びる場合も想定しておきましょう。 補足:屋根塗装・バルコニー防水工事の目安 外壁塗装と同時に行うことが多い屋根塗装やバルコニー防水工事も、工期の計画に影響します。 工事内容 目安日数 ポイント 屋根塗装 約4〜7日 高圧洗浄→下地処理→下塗り・中塗り・上塗り。外壁と同時施工なら足場を共有でき効率的。 バルコニー防水工事 約2〜4日 既存防水層の補修や下地調整後、防水材を複数回塗布し乾燥。ウレタン防水・FRP防水など工法により変動。 外壁塗装と並行して進めれば、全体工期は外壁単体より+数日程度で収まることが多いです。 【まとめ】 ・標準的な一軒家(外壁のみ):約2〜3週間 ・外壁+屋根塗装:2.5〜3.5週間 ・外壁+屋根塗装+バルコニー防水:3〜4週間程度 スケジュールには余裕を持ち、多少延びても品質を優先することが長持ちする塗装への近道です。 塗装を長持ちさせるためのポイント 外壁塗装は一度仕上げれば終わりではなく、その後のメンテナンスが耐久性を大きく左右します。 長持ちさせるための具体的なポイントを詳しく見ていきましょう。 1. 10年ごとの定期点検を目安に 一般的に外壁塗装の耐用年数は10〜15年といわれますが、環境や塗料の種類によって差があります。 5年目、10年目など節目ごとに点検を受けると、小さな劣化を早めに発見できます。 定期点検では以下をチェック ・外壁や屋根の色あせ ・塗膜の剥がれ・浮き ・コーキング(目地)のひび割れや痩せ ・雨漏りの兆候 2. 色あせ・ひび割れは早期対処 ・色あせは紫外線による塗膜劣化のサイン。放置すると防水機能が低下します。 ・ヘアクラック(細かいひび割れ)でも、雨水が入り込むと下地の腐食や雨漏りにつながる危険があります。 ・小さな補修を早めに行うことで、大規模な再塗装や下地修理を防ぎ、結果的にコストを抑えられます。 3. 実績のある業者を選び、複数社で見積もりを比較 長持ちする塗装には確かな施工技術とアフターサポートが不可欠です。 業者選びのポイント ・施工実績:同じ地域での豊富な施工例があるか ・資格・保証:塗装技能士などの資格、施工後の保証内容 ・口コミ・評判:利用者のレビューや紹介実績を確認 ・必ず2〜3社以上に見積もりを依頼して、使用塗料・工期・保証の内容を比較しましょう。 価格だけでなく、塗料のグレードや工事内容の詳細をチェックすることが大切です。 【 まとめ 】一軒家塗装で住まいを長く美しく守るために 一軒家の外壁・屋根塗装は、住まいを紫外線や雨風から守り、建物の寿命を延ばすための大切なメンテナンス工事です。 工事は次のような流れで進みます。 1.点検・現地調査 劣化状況を詳細に確認し、塗装の必要性や最適な塗料・工法を見極めます。 2.足場設置と養生 安全確保と美しい仕上がりのため、足場を組み立て、窓や植栽などを丁寧に保護します。 3.高圧洗浄 汚れや古い塗膜、カビ・コケを強力な水圧で除去し、塗料が密着しやすい下地を作ります。 4.下地処理(補修) ひび割れ補修やサビ止めなどを行い、塗装面をしっかり整えます。 5.下塗り・中塗り・上塗り(3回塗り) 接着力・耐久性・美観を高めるため、塗料を重ねて塗り、均一で強い塗膜を形成します。 6.最終確認・足場解体 仕上がりを細かく検査し、問題がなければ足場を解体。周辺清掃まできっちり仕上げて完工です。            塗装は「家を守る投資」 塗装は単に外観を整えるだけではありません。 ・雨水の侵入を防ぎ、構造材の腐食を防止 ・断熱・遮熱性能を保ち、快適な室内環境を維持 ・資産価値の維持・向上にも貢献 適切な時期に塗装を行うことで、将来的な大規模修繕を避け、トータルコストを抑えることにもつながります。 次の一歩は「相談」から 「外壁の色がくすんできた」「ひび割れが気になる」と感じたら、まずは信頼できる専門業者への相談や点検がおすすめです。 複数社で見積もりや提案を比較することで、最適な塗装プランと費用感が明確になります。 住まいを長く美しく保つために、定期的な塗装は欠かせません。 早めの点検と計画的な塗装で、大切なご自宅をこれから先も安心して守り続けましょう。  

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2025年9月12日 更新!

塗料について解説!!

初めての方へ|外壁・屋根塗装の塗料についてやさしく解説 目次はじめに塗料の役割って何?1. 建物を守る(保護機能)2. 見た目を整える(美観機能)3. 機能を付ける(快適性・付加価値)まとめ代表的な塗料の種類と特徴1. シリコン塗料2. フッ素塗料3. 無機塗料4. 遮熱・断熱塗料🎨 外壁・屋根塗装に使われる塗料【外壁用塗料】1. 水性セラミシリコン(エスケー化研)2. エスケープレミアムシリコン(エスケー化研)3. 水性クールテクトF(エスケー化研)4. 水性クールテクトSi(エスケー化研)5. プレミアム無機(エスケー化研)6. WBアートF(スズカファイン)7. バイオマス無機GR(エスケー化研)【屋根用塗料】1. エスケープレミアムルーフSi(エスケー化研)2. エスケープレミアム無機ルーフ(エスケー化研)3. クールタイトSi(エスケー化研)4. クールタイトF(エスケー化研)5. プレミアム無機ルーフ遮熱(エスケー化研)塗料選びのポイント1. 予算と耐久性のバランス2. 家の環境(立地・気候条件)3. 機能の必要性(快適性・美観維持)パターン別おすすめの塗料選び✅ コスパ重視タイプ✅ 長持ち重視タイプ✅ 快適さ重視タイプ✅ デザイン重視タイプ塗料メーカー比較 5選1. エスケー化研(SK化研)2. スズカファイン3. アステックペイント4. 日本ペイント5. オスモアンドエーデル(OSMO & EDEL)まとめ はじめに 「外壁や屋根の塗装をしたほうがいいと聞いたけれど、塗料っていろいろ種類があってよくわからない…」と感じていませんか? 実は、塗装工事の仕上がりや持ち具合は「どんな塗料を使うか」で大きく変わります このブログでは、初めての方でもわかりやすいように、外壁・屋根塗装に使われる塗料の種類や選び方を解説します。 塗料の役割って何? 外壁や屋根に塗る「塗料」は、単に色を付けて家をきれいに見せるだけのものではありません。 実は、家を長持ちさせるためのとても大事な役割を持っています。大きく分けると次の3つです。 1. 建物を守る(保護機能) 住宅は一年中、雨・風・紫外線にさらされています。 そのままでは外壁や屋根の素材が劣化し、ひび割れや雨漏れの原因になります。 塗料を塗ることで「塗膜(とまく)」と呼ばれる保護の層ができ、建材が直接ダメージを受けるのを防ぎます。 例えば… ・ 雨をはじき、外壁や屋根に水が染み込むのを防ぐ ・ 紫外線による色あせや素材の劣化を遅らせる ・ 錆びや腐食を防止する 👉 イメージすると、塗料は「家に着せる雨合羽」のような存在です。 2. 見た目を整える(美観機能) 外壁や屋根は家の印象を決める大きな要素です。 長年の汚れや色あせをそのままにしておくと、古く見えたり、暗い印象になってしまいます。 塗料を塗り直すことで、まるで新築のような美しさを取り戻せます。 さらに、色を変えることで家の雰囲気を大きく変えることもできます。 例えば: ・ 明るい色にして「清潔感」を出す ・ 落ち着いた色にして「高級感」を演出する ・ 周囲の景観に合わせて「調和」をとる 👉 塗料は「家の化粧品」のような役割を果たし、美しさを長持ちさせてくれるのです。 3. 機能を付ける(快適性・付加価値) 最近の塗料は、ただ守る・色を付けるだけではなく、暮らしを快適にする機能がプラスされています。 例えば: ・ 遮熱塗料:太陽の熱を反射し、夏場の室温上昇を防ぐ ・ 断熱塗料:冬は室内の熱を逃がしにくくし、冷暖房効率をアップ ・ 防カビ・防藻塗料:ジメジメした環境でもカビやコケがつきにくい ・ 低汚染塗料:雨が汚れを洗い流してくれる「セルフクリーニング効果」 👉 これらの機能によって「電気代の節約」や「お掃除の手間を減らす」といった暮らしの快適さにもつながります。 まとめ このように塗料は、 家を守る鎧(よろい) 見た目を整える化粧 暮らしを快適にする機能 この3つの役割を同時に担っている、とても重要な存在です。 だからこそ、塗料選びは「見た目」だけでなく「耐久性」や「機能性」も意識することが大切なのです。 代表的な塗料の種類と特徴 外壁や屋根塗装で使われる塗料には、いくつかの種類があります。 選ぶ塗料によって、持ち具合・見た目・費用が大きく変わってきます。ここでは代表的な塗料を詳しくご紹介します。 1. シリコン塗料  耐久年数:約8〜12年  価格帯:中程度(コストパフォーマンス◎) 特徴 現在もっとも使われている定番塗料です。 価格と耐久性のバランスが良いため、初めての塗装でも安心して選ばれています。 外壁にも屋根にも幅広く対応でき、ツヤも出やすいので見た目も美しく仕上がります。 メリット ・ コストパフォーマンスが良い ・ 多くの施工実績があり安心感がある ・ 選べるカラーバリエーションが豊富 注意点 ・ フッ素や無機と比べると耐久性はやや劣る ・ 10年程度で再塗装が必要になる 👉 初めての塗装で迷ったら「シリコン」を選ぶのが無難、と言われるほど人気のある塗料です。 2. フッ素塗料  耐久年数:約15〜20年  価格帯:高め 特徴 フッ素塗料は紫外線に非常に強く、ツヤが長期間持続するのが特徴です。 耐久性が高いため、橋梁や大型ビルなど公共工事にも使われており、その性能は折り紙つきです。 メリット ・ 高い耐候性で紫外線や雨風に強い ・ 汚れがつきにくく、長期間きれいな状態を維持できる ・ 再塗装のサイクルが長く、長期的に見ればコストを抑えられる 注意点 ・ シリコン塗料より初期費用が高い ・ 職人の施工技術によって仕上がりの差が出やすい 👉 「長い目で見て塗装回数を減らしたい」という方におすすめです。 3. 無機塗料  耐久年数:20年以上(製品によっては25年近いものも)  価格帯:かなり高め 特徴 ガラスや石などの「無機物」を配合しているため、非常に強く劣化しにくいのが特徴です。 紫外線にさらされても分解されにくく、汚れも雨で自然に流れ落ちやすいため、美観を長く保てます。 メリット ・ 業界トップクラスの耐久性 ・ カビやコケが発生しにくい ・ 不燃性があり、火に強い特性もある ・ 再塗装までの期間が長いため、将来的なメンテナンス費用を抑えられる 注意点 ・ 初期費用が非常に高い ・ 柔軟性が低いため、下地のひび割れに追従しにくい場合がある 👉 「一度塗ったら長持ちさせたい」「何度も工事をしたくない」という方に最適です。 4. 遮熱・断熱塗料  耐久年数:10〜15年(製品による)  価格帯:やや高め 特徴 特殊な成分によって太陽光の熱を反射・遮断する効果がある塗料です。 屋根に使用すると室内温度の上昇を抑え、夏場の冷房費を節約できます。 また冬の暖房効率を高めるタイプの「断熱塗料」もあります。 メリット ・ 夏の室温上昇を抑え、冷房代を節約できる ・ 環境に優しい省エネ塗料として注目されている ・ 快適な住環境をつくれる 注意点 ・ 効果を十分に発揮するには、施工時の下地処理が重要 ・ 通常の塗料よりやや高額 ・ 効果の体感には地域や建物環境による差がある 👉 「夏の暑さに困っている」「電気代を抑えたい」というご家庭に人気の塗料です。 🎨 外壁・屋根塗装に使われる塗料 塗り達でよく使用させていただいている塗料をご紹介いたします 【外壁用塗料】 1. 水性セラミシリコン(エスケー化研) 種類: シリコン樹脂塗料 耐久年数: 8〜12年程度 特徴 ・ 水性で環境にやさしく、臭いも少ない ・ 防カビ・防藻性が高く外壁を清潔に維持しやすい ・ コストパフォーマンスが良く、初めての塗装にも人気 👉 バランスのとれた定番の外壁用塗料 2. エスケープレミアムシリコン(エスケー化研) 種類: 高耐候型シリコン樹脂塗料 耐久年数: 約12〜15年 特徴 ・ 紫外線に強い「ラジカル制御技術」を採用 ・ 長期間ツヤを維持し、美観をキープ ・ 耐久性とコストのバランスに優れる 👉 「長持ち」と「コスト」を両立したい方におすすめ 3. 水性クールテクトF(エスケー化研) 種類: 遮熱フッ素塗料 耐久年数: 約15〜20年 特徴 ・ 高い遮熱性能で外壁の温度上昇を防ぐ ・ フッ素樹脂により超高耐久性を実現 ・ 汚れが付きにくく、長期間美観を維持 👉 「長持ち」と「快適さ」を両立したい方におすすめ 4. 水性クールテクトSi(エスケー化研) 種類: 遮熱シリコン塗料 耐久年数: 約10〜14年 特徴 太陽光を反射し、外壁の温度上昇を低減 室内の冷房効率を高め、省エネ効果も期待できる 低汚染性で美観を長持ち シリコン塗料のため、価格と性能のバランスが良い 👉 遮熱性+コストパフォーマンスを重視する方に最適 5. プレミアム無機(エスケー化研) 種類: 無機塗料 耐久年数: 20年以上 特徴 ・ ガラスや鉱物成分を含み、非常に高い耐候性 ・ 紫外線や雨風に強く、色あせしにくい ・ 汚れが付きにくく、外観を長期間キープ 👉 「とにかく長持ちさせたい」方におすすめ 6. WBアートF(スズカファイン) 種類: 多彩模様仕上げ塗料(水性) 耐久年数: 約12〜15年 特徴 ・ 高意匠仕上げ(石材調・タイル調など)の表現が可能 ・ 2色〜4色の塗り重ねで、立体感と奥行きのあるデザインを実現 ・ 水性塗料で環境に優しく、低臭で施工しやすい ・ 高耐候性・低汚染性で美観を長期間保持 ・ デザイン性と機能性を両立 👉 高級感のある外観を演出したい方や、デザイン性を重視する方に最適 7. バイオマス無機GR(エスケー化研) 種類: 環境配慮型 無機塗料 耐久年数: 18〜22年程度 特徴 ・ バイオマス原料を使用し環境にやさしい ・ 高耐候性・低汚染性で外壁を長期に保護 ・ SDGsの観点からも注目されている塗料 👉 環境に配慮しつつ、耐久性も重視する方に最適 【屋根用塗料】 1. エスケープレミアムルーフSi(エスケー化研) 種類: 高耐候型シリコン樹脂塗料 耐久年数: 約12〜15年 特徴 ・ 屋根専用の高耐候シリコン塗料 ・ ラジカル制御技術により、紫外線による塗膜劣化を抑制 ・ 耐候性・耐久性に優れ、ツヤを長期間保持 ・ コストパフォーマンスが高く、バランスの良い選択肢 👉 「コストと耐久性の両立」を重視する方におすすめ 2. エスケープレミアム無機ルーフ(エスケー化研) 種類: 無機塗料 耐久年数: 約18〜22年 特徴 ・ 屋根に特化した超高耐久塗料 ・ 紫外線・熱に非常に強い ・ 長期にわたって色・ツヤを保持 👉 「長期的な安心」と「塗り替え回数を減らしたい方」におすすめ 3. クールタイトSi(エスケー化研) 種類: 遮熱シリコン塗料 耐久年数: 約10〜15年 特徴 ・ 高い遮熱性で屋根の温度上昇を抑える ・ 耐候性・防汚性にも優れる ・ コストパフォーマンスが高い 👉 「コストを抑えつつ遮熱効果を得たい方」におすすめ 4. クールタイトF(エスケー化研) 種類: 遮熱フッ素塗料 耐久年数: 約15〜20年 特徴 ・ 遮熱+フッ素の組み合わせで超高耐久 ・ 屋根の高温化を防ぎ、冷房効率を改善 ・ 汚れが付きにくく、美観を維持 👉 「遮熱効果と美観維持、そして高耐久性をバランス良く求める方」におすすめ 5. プレミアム無機ルーフ遮熱(エスケー化研) 種類: 遮熱無機塗料 耐久年数: 20年以上 特徴 ・ 遮熱効果で屋根の温度上昇を抑制 ・ 無機成分による超耐久性 ・ 美観を長期に保ちつつ、省エネ効果も期待できる 👉 「最高レベルの耐久性と省エネ効果を重視する方」におすすめ 塗料選びのポイント 「どの塗料を選べばいいの?」と迷う方は多いと思います。 塗料は種類ごとに性能や価格、耐久性が異なるため、ご家庭のライフスタイルや住まいの環境に合わせて選ぶことが大切です。 以下の3つの視点をチェックしてみましょう。 1. 予算と耐久性のバランス 短期的コスト重視  できるだけ出費を抑えたい場合は、シリコン塗料が人気。8〜12年程度の耐久性があり、コスパが良い選択肢です。 長期的コスト重視  「一度の工事で長く持たせたい」と考えるなら、フッ素塗料や無機塗料がおすすめ。     初期費用は高くても、20年以上持つ場合もあり、トータルコストを抑えられます。 👉 「10年ごとに塗り替えるのか、それとも20年以上持たせたいのか」を考えると、自ずと選択肢が絞れます。 2. 家の環境(立地・気候条件) 海沿いの住宅  塩害による劣化が早いため、耐久性の高いフッ素・無機塗料が適しています。 日当たりが強い地域  紫外線による色あせや塗膜劣化が進みやすいため、遮熱塗料や高耐候性の塗料を選ぶと安心です。 雪や雨が多い地域  屋根や外壁が常に湿気にさらされるため、防水性・防カビ性・低汚染性に優れた塗料を選びましょう。 👉 立地条件を無視すると、想定より早く塗料が劣化してしまう可能性があります。 3. 機能の必要性(快適性・美観維持) 遮熱・断熱効果  夏の暑さ対策や冷暖房費削減につながるため、室内環境を快適に保ちたい方におすすめ。 低汚染性・セルフクリーニング機能  雨で汚れを洗い流す機能や、ホコリが付きにくい機能があると、美観を長く維持できます。 デザイン性  単色ではなく、天然石調や多彩模様を表現できる塗料(例:WBアートF)を選ぶと、外観の印象を大きく変えることができます。 塗料選びは「予算」「立地環境」「求める機能」の3つを基準にすると失敗が少なくなります。 ご家庭のライフスタイルや住宅の条件に合わせて、最適な塗料を選びましょう。 パターン別おすすめの塗料選び 塗料を選ぶときは、ご家庭の考え方やライフスタイルによって最適な選択肢が変わります。 ここでは代表的なケースごとにおすすめの塗料を紹介します。 ✅ コスパ重視タイプ 「とにかく初期費用を抑えたい」「10年ごとに定期的に塗り替えるのでもOK」という方には… シリコン塗料がおすすめ  → 価格と耐久性のバランスが良く、最も一般的。将来リフォーム計画がある場合にも柔軟に対応できます。 ✅ 長持ち重視タイプ 「できるだけ塗り替え回数を減らしたい」「将来的に建て替え予定はない」という方には… フッ素塗料や無機塗料がおすすめ  → 初期費用は高めですが、耐久性15〜20年以上で、結果的にメンテナンスコストを抑えられます。 ✅ 快適さ重視タイプ 「夏の暑さや冬の寒さを緩和したい」「光熱費を下げたい」という方には… 遮熱塗料・断熱塗料がおすすめ  → 外壁や屋根の温度上昇を抑え、室内環境を改善。特に西日や直射日光が強い家に効果的です。 ✅ デザイン重視タイプ 「外観の印象を変えたい」「ワンランク上の仕上がりにしたい」という方には… 多彩模様塗料(例:WBアートF)がおすすめ  → 高級感のある石調仕上げやデザイン性の高い外観に仕上げられます。 塗料メーカー比較 5選 塗料はメーカーによって性能や特徴が大きく異なり、耐久性やデザイン性、省エネ効果まで幅広いバリエーションがあります。 日本国内で信頼されているおすすめの塗料メーカーを5社ご紹介します。 ぜひ塗料選びの参考にしてください。 1. エスケー化研(SK化研) 特徴  ・ 建築仕上げ塗材の国内シェアNo.1クラス ・ 「エスケープレミアムシリーズ」「クールタイトシリーズ」など人気商品多数 ・ 耐久性・遮熱性に優れ、コストパフォーマンスも高い 👉 「コストと性能のバランスで選びたい方」におすすめの塗料メーカー 2. スズカファイン 特徴 ・ 意匠性の高い塗料が豊富でデザイン重視に最適 ・ 「WB多彩仕上工法」で石材調や高級感ある仕上げが可能 ・ 防水性や耐候性も兼ね備え、美観と機能性を両立 👉 「外壁のデザイン性を重視したい方」におすすめの塗料メーカー 3. アステックペイント 特徴 ・ 遮熱・防水機能に特化した高性能塗料 ・ 「超低汚染リファインシリーズ」は汚れに強く人気 ・ 省エネ効果が期待でき、耐久性も抜群 👉 「長持ちする塗料」や「遮熱・省エネ効果を重視する方」におすすめの塗料メーカー 4. 日本ペイント 特徴 ・ 日本を代表する老舗メーカーで信頼性が高い ・ 100年以上の歴史と世界トップクラスのシェア ・ 「パーフェクトシリーズ」「ファインシリーズ」など高品質な商品が豊富 👉 「信頼性重視」「失敗しない塗料選びをしたい方」におすすめの塗料メーカー 5. オスモアンドエーデル(OSMO & EDEL) 特徴 ・ ドイツ発祥の自然素材塗料メーカー ・ 植物油やワックスをベースにした木部専用塗料 ・ ウッドデッキや木製外壁、自然素材住宅に最適 👉 「自然素材志向」や「木部の仕上げにこだわる方」におすすめの塗料メーカー まとめ 🎨塗料の選び方で家の寿命が変わる! 外壁や屋根の塗装は「家をきれいにするための工事」と思われがちですが、 実際には 住まいを守り、寿命を延ばすための大切なメンテナンス です。 塗料には「シリコン」「フッ素」「無機」「遮熱・断熱」などの種類があり、 それぞれに価格・耐久性・機能の違いがあります。 コスト重視なら → シリコン塗料 長持ちさせたいなら → フッ素塗料・無機塗料 快適性をプラスしたいなら → 遮熱・断熱塗料 外観にこだわるなら → 多彩模様仕上げ塗料 外壁塗装や屋根塗装で使用する塗料は、メーカーごとに強みや特徴が異なります。 バランス重視 → エスケー化研 デザイン性重視 → スズカファイン 耐久性・省エネ重視 → アステックペイント 信頼性重視 → 日本ペイント 自然素材志向 → オスモアンドエーデル 👉ご家庭の暮らし方・住まいの環境・ご予算 に合わせて選ぶことが大切です。 「どれが我が家に合うのか分からない…」という方もご安心ください。 ご相談いただければ、現在のお住まいの状態を確認し、最適な塗料をご提案いたします。 大切なのは、見た目だけでなく 家を長く快適に守るために“暮らしに合った塗料”を選ぶこと。 これが、外壁・屋根塗装を成功させる最大のポイントです。

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